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三国志に比べると春秋戦国時代は知名度が低いと思われるので、少し前置きを書いてみました。伯ヒの名前など難しい字は簡体字を当てたりしています、文字化けするので。荘王と巫臣の話は物語の前提となる背景なので厚く、勾践の話は物語の後なので軽めにしてあります。「百発百中」の語源となった弓の名人養由基のお話とか、「鼎の軽重を問う」とか、これでも色々削ったのです。全部読むのが面倒な方は「伍子胥や孫武より70年ぐらい前、楚から亡命した巫臣(フシン)という大政治家が、文字も定着していなかった呉を大幅に強化した」ということを憶えていただければ、物語を読むのに難が生じにくくなると思います。