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313 名前:袁術ルート[sage] 投稿日:2009/01/20(火) 23:15:55 ID:PmxyLSMG0
あんまし時間なくて続きかけてないので、即興で書いた拠点イベント5レスぐらい投下してもいいですか?
318 名前:袁術ルート(1/5)[sage] 投稿日:2009/01/20(火) 23:20:55 ID:PmxyLSMG0
袁術軍ルート 拠点イベント

「のー 七乃ぉ」

「どうしました お嬢さま?」

「一刀も読み書きが慣れてきたようじゃし、そろそろ何か役職を与えてはどうかの?」

「役職ですかぁ そうですねー そろそろいいかもしれないですね♪」

「ならば早速一刀を呼んでまいるのじゃ♪」

「はぁ〜い♪」

───しばらくして

「美羽、急ぎの用って何かあった?」

「うむうむ、そろそろ一刀にも何か役職を授けてあげようと思っての。
 喜ぶがよいぞ♪」
エッヘンと胸を張って美羽が言った。

「役職?」

「ちなみに私は大将軍でーす♪」

「七乃は妾の右腕であるからの♪」

「はぁい♪」

役職か・・・急に何かと思ったけど、俺も少しは評価されたって事なのかな?
「それで、俺はどんな役職につくんだ?」
319 名前:袁術ルート(2/5)[sage] 投稿日:2009/01/20(火) 23:21:29 ID:PmxyLSMG0
「・・・・・・・・・」
美羽はさっきのポーズのまま目を閉じて何も言わない

「・・・・・・お嬢さま?」

「・・・・・・・・・」
やっぱり何も言わない。てか固まってる?

「おーい 美羽ー?」

「・・・・・・」

「・・・お嬢さま、もしかして役職考えてなかったんじゃぁ?」

「・・・むぅー 七乃、何かよい役職はないのかのぅ」
美羽が困った顔で七乃さんを頼る。

「・・・考えてなかったのか」

口元に指を当てて七乃さんが考え込む

「うーん そうですねぇ 一刀さんは武術の心得はあるようですけど
 まだ武官が務まるほどではないですし、やぱり文官ですねー」

「ふむむ、どんなのがあるのじゃ?」

「あ、でも正式に文官職に就いたら、今までのように
 お嬢さまとお勉強したり遊んだりできなくなっちゃうんですねー」

「まあ、そうなるのかな?」
すこし寂しいけど俺だってみんなの役に立ちたいし、どんな仕事であれがんばらないとな。
321 名前:袁術ルート(3/5)[sage] 投稿日:2009/01/20(火) 23:22:43 ID:PmxyLSMG0
「なんと! それじゃ妾がつまんないのじゃ!
 七乃ぉ 何とかならぬのかー?」
不満そうに言う美羽。いや、仕事させようと役職につけるんじゃ?

「そうですねー じゃあ、お嬢さま付きの近侍職なんかどうですか?
 お嬢さまのお世話をしたりお供をしたりが主なお仕事ですよ♪」

「おおっ それはよい職じゃ。さすが七乃じゃ妾の悩みもすぐ解決じゃの♪」

「いやいや、それ今と変わらなくない?」

「正式な役職だからよいのじゃ!」
満足そうに頷く美羽。

「まあ、美羽がいいなら俺も異存はないよ。」

「えっ 一刀さんいいんですか?」

「美羽のお世話すればいいんだろ? 料理はおいおい覚えないとだけどそれ以外なら
 何とかなりそうな気がするし。」

「はぁ、まあ一刀さんがいいならいいのかなぁ
 今まではなんとなくお手伝いしてもらいましたけど、
 正式に近侍になるなら一刀さんも準備してもらわないと。」

「準備って?」

「大丈夫、こんな事もあろうかと用意しておきましたよ〜♪
 じゃ〜〜〜ん!!」
ごそごそと背中から七乃さんが取り出したそれは・・・高枝バサミ?
323 名前:袁術ルート(4/5)[sage] 投稿日:2009/01/20(火) 23:25:40 ID:PmxyLSMG0
「この間行商の人から買ったんですよー 一本一万銭のところを、なんともう一本ついて一万銭♪」

「なんと! それはお得じゃのう」

「はい♪」

「しかしそれで何するの?」

「うむ・・・七乃ぉ それ何に使うのじゃ?」
当然の疑問である。

「ですからぁ 名門袁家の高貴な美羽さまのお側近くにお使えするんですから、
 ・・・やっぱり宦官になってもらわないと♪」

ちょ・・・・・・!? にっこりとんでもないこと言い出したよこの人!

「おおっ そうだったのかやー さっすが七乃、よく気がついてくれるの♪」

「はい♪ あ、お嬢さまも一本いかがですか?」

「わははー カッチンカッチン面白そうじゃー!」

「いやいやいや! ちょっとまって!」

「も〜 一刀さんそんなのなくても大丈夫ですから心配しないでください♪」

「なんだかわからんけど心配するでないぞよ♪」
高枝バサミを掲げて楽しそうにカッチンカッチンする二人。
怖い・・・恐ろしすぎる・・・いま俺の存在そのものが文字通り根元から断たれようとしている、そんな気がする・・・!

「うわあああああああああああ! やめてくれ〜!」
涙目になって逃げる!
325 名前:袁術ルート(5/5)[sage] 投稿日:2009/01/20(火) 23:28:32 ID:PmxyLSMG0
「あ、逃げましたね」

「むむっ 不忠者め! 追うのじゃ七乃!」


涙目で逃げる俺を、高枝バサミをもって追いかける二人。
美羽が飽きるまで宮城内を追い掛け回され、必死に逃げ切った俺。

今日この日、無事でいられた事を神にでも悪魔にでも感謝したい。



結局後日俺の役職は七乃さんの副官ということで落ち着いた。
最初からそうしてくれれば良いのに・・・七乃さん、絶対わざとだよな



即興でしたのでお粗末さまでした。
また本編書いたら投下しますね

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