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恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの避難所〜 22
1 :
管理人 ★
:2011/01/13(木) 00:29:36 ID:???0
ヘ:::::::::;;: -‐''''""( )1
゙、::::::::-‐''""" ̄"'i
:V;;||:::: '~ニ=ッ, r='|
i!f !::::: ゙、i
i!ゝ!:::: ‐/リ
i::/:、 :::、 /''ii'V
 ̄ハ:::::\ "''il|バ''
諸葛亮 曰く
「は、はわわ、ご主人様、ここは恋姫†無双総合スレと外史スレの避難所です。
規制時、依頼、議論、外史スレでは避けられている話題をしたい時などにご利用下さい。」
■スレの仕様
1レス分の最大行数32行、最大バイト数2048バイト、投稿間隔5秒、連投規制無し
■住人の方へ
作品投下直後、議論中はキャラチェックのみのレスをお控え頂くようお願い致します。
■作者の方へ
外史スレへの転載を希望される場合は、投稿の際にその旨の明記をオススメします。
■転載依頼を受ける有志の方へ
トラブルを避けるためにも事前の宣言をお願いします。
■専用UP板への投稿方法
[P]作品投稿→「名前」「削除キー」「コメント」を記入→「DL-File」の参照→ファイルを選択し「開く」→投稿
※コメント欄に限り半角英小文字の使用を一時的に禁止しています
■専用ブラウザでの閲覧方法
板一覧内で右クリック→新規カテゴリ追加→適当なカテゴリ名(例:外部板)→外部板を右クリック
→ここに板を追加→「恋姫†無双@0ch掲示板」→板URLを入力→「
http://koihime.x0.com/koihime/
」
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ttp://koihime.x0.com/bbs2/main.cgi
■前スレ
恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの避難所〜 21
http://koihime.x0.com/test/read.cgi/koihime/1289909397/
424 :
翠曰く、
:2011/02/16(水) 07:45:04 ID:uCDRlHDU0
よーめー!
425 :
全自動絡繰り性交人形曰く、
:2011/02/16(水) 16:28:25 ID:DRb6KuAU0
嫁
426 :
秋蘭曰く、
:2011/02/17(木) 00:08:18 ID:Ak9DpWAM0
嫁
427 :
雪蓮曰く、
:2011/02/17(木) 00:15:10 ID:5UfDqJQY0
嫁
428 :
美以曰く、
:2011/02/17(木) 00:17:25 ID:ti+PDrXY0
嫁
429 :
星曰く、
:2011/02/17(木) 00:38:32 ID:U0UNavCI0
節分SSもバレンタインSSも来なかったな・・・
430 :
ち●こ太守曰く、
:2011/02/17(木) 00:51:29 ID:JnI3w37I0
良い流れに乗りたい嫁
431 :
見境無しのド変態曰く、
:2011/02/17(木) 02:28:55 ID:whpBila+0
バレンタインSSを一緒に考えてくれる嫁
432 :
好色漢曰く、
:2011/02/17(木) 07:18:03 ID:6s9kfMUg0
流れを断ち切る嫁
433 :
発情下半身曰く、
:2011/02/17(木) 15:53:05 ID:fZTsdfDU0
嫁
434 :
稟曰く、
:2011/02/17(木) 22:38:02 ID:vGNXlPqQ0
誰も流れを断ち切れてないのか
435 :
雛里曰く、
:2011/02/17(木) 22:55:22 ID:bEmVyffA0
嫁
436 :
秋蘭曰く、
:2011/02/17(木) 23:04:58 ID:Ak9DpWAM0
嫁
437 :
美以曰く、
:2011/02/17(木) 23:52:49 ID:+w9xzbLI0
嫁
438 :
魏兵士曰く、
:2011/02/18(金) 00:25:00 ID:7d3N7Q160
ヒロウノキワミ、アッー!な金曜を労わってくれる嫁
439 :
魏兵士曰く、
:2011/02/18(金) 00:26:46 ID:7d3N7Q160
予定調和アッー!
仕事終わったらメシでも一緒に行こうぜ…ょぅι゙ょの魅力を語り尽くしてやんよ!
440 :
ゲイ野郎曰く、
:2011/02/18(金) 00:26:48 ID:u4dYrwOY0
嫁
441 :
ち●この遣い曰く、
:2011/02/18(金) 01:23:30 ID:NQZ5OvIA0
ここで俺が巨乳の嫁を拾う!
442 :
ち●この遣い曰く、
:2011/02/18(金) 01:23:52 ID:NQZ5OvIA0
巨根だったorz
443 :
紫苑曰く、
:2011/02/18(金) 01:58:18 ID:IobqwoFo0
嫁
444 :
冥琳曰く、
:2011/02/18(金) 05:00:38 ID:J5rARJVk0
嫁
445 :
色欲魔曰く、
:2011/02/18(金) 07:57:41 ID:bFpInSs60
嫁
446 :
斗詩曰く、
:2011/02/18(金) 20:59:01 ID:pXyXIZ8I0
胸を揉ませてくれる嫁
447 :
トラ曰く、
:2011/02/18(金) 22:22:50 ID:6zsIluMk0
とりあえず嫁
448 :
呂j曰く、
:2011/02/18(金) 22:28:08 ID:vXtS518k0
嫁
449 :
焔耶曰く、
:2011/02/19(土) 02:04:05 ID:lqy+Yw5c0
よめ
450 :
地和曰く、
:2011/02/19(土) 02:16:24 ID:0ulFMm420
嫁
451 :
星曰く、
:2011/02/19(土) 17:44:30 ID:R1HEW3V+0
嫁
452 :
一壷酒
◆1KOsYU0skY
:2011/02/19(土) 17:45:46 ID:Xjdb5jzM0
本日これから出かける用事ができてしまったので、今週の玄朝秘史(第三十七回)は、
投下が本日夜遅く、あるいは明日の朝になるかもしれません。
申し訳ありませんが、少々お待ちくださいませ。
最大に遅れても、明日の午前中には専用UP板に投下します。
453 :
地和曰く、
:2011/02/19(土) 17:48:11 ID:0ulFMm420
お気をつけて
454 :
鈴々曰く、
:2011/02/19(土) 20:22:54 ID:TVptcHpc0
待ってるぜよ
455 :
歩くち●こ曰く、
:2011/02/20(日) 00:43:11 ID:DcEw1z7E0
嫁
456 :
雪蓮曰く、
:2011/02/20(日) 00:54:36 ID:1L1E9Ero0
嫁
457 :
一壷酒
◆1KOsYU0skY
:2011/02/20(日) 02:01:46 ID:3Uc5BD/c0
今回は遅くなって申し訳ありません。玄朝秘史第三部第三十七回をお送りします。
さてさて、一刀と焔耶二人旅も終わりです。しばらくは登場人物が少ない回が続きましたが、
次からは入り乱れる予定です。
★投下予定:
特別なことがない限り、毎週土曜に投下します。なにかありましたら告知します。
◇注意事項◇
・『真・恋姫†無双』魏ルートの後の話となります。
しかし、魏ルートの続きかと言われると違います。あくまで新しい物語とお考え下さい。
・ハーレムものです。
・魏軍以外の人物への呼び方・呼ばれ方は、原作になるべく近くしようとしていますが、知り合う
シチュエーション等が異なるため、原作中とは相違があります。
・史実とゲーム内情勢に関する独自解釈があります。
・アブノーマルな形でのセックスやそれに類する行為が出てくることもあります。
・題材の関係上、戦争や戦闘が関わってきます。それに伴い死の描写や、異なる時代背景の倫理に基づく
表現が出てきます。もちろん、これらは差別などを意図したものではなく、世界を表現するためのものです。
また、あわせて、
http://ikkonosake.kuon.cc/faq.html
などもご参照ください。
以上の点に不快感、違和感、ひっかかりを覚えられる方はお読みにならないことを強くお勧めします。
・サイトに関連地図のページをつくりました。参考になるかもしれません。
UP板にて、メールフォーム及びメールアドレスを公開しています。ご意見ご感想等ありましたら、
どちらからでも、お気軽にどうぞ。フォームのほうはお名前、メールアドレスの記入が必要ありません。
いつも通り、本編はtxtで専用UP板にアップしましたのでご覧ください。
URL →
http://koihime.x0.com/bbs/imgf/0614-gh3_37.txt
※なお転載は不要です。(まとめサイトにまとめていただく時を除く)
458 :
稟曰く、
:2011/02/20(日) 02:10:09 ID:UTL1ZULY0
待ってましたー!一壷酒氏おつです
459 :
生きる非常識曰く、
:2011/02/20(日) 02:53:50 ID:PjUeu0ig0
うおう一壷酒氏こんな深夜にお疲れ様です
460 :
紫苑曰く、
:2011/02/20(日) 03:15:42 ID:cDgak3T20
一壷酒氏おつです
とうとう焔耶も落ちましたか
残すは桃香・愛紗・鈴々・星・朱里・雛里かな?
どうやって陥落させるのか楽しみです!
461 :
華琳曰く、
:2011/02/20(日) 03:37:58 ID:/ukzeLN20
乙です。
最後はなんつーオチだ。
>>460
あと音々音が明確に書かれていないからカウントする必要があるかも。
462 :
蜀兵士曰く、
:2011/02/20(日) 04:19:18 ID:gaTCkzYQ0
一壷酒氏、乙でした。
二人して頭がハツカネズミになってましたね。
懐かしの東京大学物語とか思い出してしまいました。
あれほど思考速度は速くないでしょうがw
今日の日ノ本で暴動が発生し難いのは確かに義務教育等のおかげなのかもしれませんね。
その教育の現場で小規模な暴動が起きたり起きなかったりするのは
それ以外での情報の氾濫によるところが大きいかと思いますが、その辺り難しいところです。
そして俺の嫁(異論は認める)がオチを持って行ったwこれでかつるw
463 :
及川曰く、
:2011/02/20(日) 16:23:06 ID:bqhuY8Cw0
一壷酒おつ〜
464 :
干吉曰く、
:2011/02/20(日) 16:23:35 ID:Z7bK6G1Y0
乙でした
465 :
凪曰く、
:2011/02/20(日) 23:33:47 ID:Bk+obOHQO
嫁
466 :
霞曰く、
:2011/02/21(月) 01:18:42 ID:Zzo315xA0
嫁
467 :
大喬曰く、
:2011/02/21(月) 01:35:02 ID:sxKeuHVM0
嫁
468 :
ミケ曰く、
:2011/02/21(月) 04:16:53 ID:NjeHOrIU0
嫁
469 :
三国一の陰険軍師曰く、
:2011/02/21(月) 06:32:06 ID:KNZYsLbMO
嫁
470 :
シャム曰く、
:2011/02/21(月) 09:48:53 ID:ltDlk3Kw0
嫁
471 :
美以曰く、
:2011/02/21(月) 12:22:40 ID:RTOGWsNY0
嫁
472 :
ドクダミの君曰く、
:2011/02/21(月) 19:03:55 ID:6ylfRAqI0
>>457
乙でした。初体験が時間差での公開露出プレイとか、ここは鬼畜な外史ですね。
そういえば明命も、暗殺者に天井から覗かれてたような……もしかしてわざと?
自分がそうだったから仲間を増やそうと、そ知らぬふりで? 明命、おそろしい子!
暴動や反乱なんてものは、それもある種の社会に参画しようする意欲の現れであって、
それがおかしな方向に向いてるだけ、などというのは甘い考え方ですかね。
生きることへの積極性と、粗雑な攻撃性を分けるものは何なのか? 教育や文化が、
それを示してくれると思いたいのですが……。これも、単なる小説の感想です。
それはそうと、ご自身のサイトで清書された姉者観察日記の太字が怖いです。
もう応援バナーの笑顔まで怖い。
473 :
大喬曰く、
:2011/02/21(月) 19:14:31 ID:c8NtzoCI0
嫁
474 :
一刀十三号
◆keNb29aoZQ
:2011/02/22(火) 01:03:03 ID:UidR6JmIO
まとめサイトの神様、まとめサイトの神様。
次からの32レスを自分の作品の『9
>>530
三教一致 6』に上書きお願いします。
m(_ _)m
そしてタイトルを『三教一致 改 拾弐』でお願いします。
475 :
一刀十三号
◆keNb29aoZQ
:2011/02/22(火) 01:05:35 ID:UidR6JmIO
「にゃー(シンプル イズ ベストに30桃香です)」
「おや?引っ張りますね〜…」
「・・・」
476 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:10:32 ID:UidR6JmIO
自軍に戻った曹操から号令が飛ぶ。
「秋蘭、あなたが陣頭指揮を取って各弓隊の矢の本数を数えなさい、矢はまだ配給分有るはずよ。数を弓隊じゃない隣の部隊に数えさせなさい、決して同じ部隊や弓隊同士で数えさせるな」
暫くするとある一隊から怒号が飛び交いだし治まる気配が無い。
「どうしたの報告なさい」
「はい、元許貢の残党を中心に形成した部隊の一人に矢の数が足りないと報告が、ですので問い質すなり『俺だけじゃねえ!この部隊全員が関ってるんだ』と怒鳴り出し、それに対し同じ部隊の者が
『巻き込むんじゃねえ!』と言い争う始末。仕舞いには開き直ったのか初めの者が暴れかけたので取り押さえているとか」
「その者共のところに案内しなさい」
「ですが、華琳様…」
「二度も言わせるな桂花!」
「はっ」
案内された先は、元許貢の残党を中心にした徴兵の者達との混成した一個中隊、五百の集団。
「で、あなた達が孫策の言う暗殺を行ったの?」
「滅相も有りません州牧様。第一に暗殺があったなんて今さっき知ったばかりですよ」
「テメエら嘘言うじゃねえ!さんざん乗り気で我先にと競って」
「黙りなさい!!」
怒鳴ってた男が曹操の叱咤に黙り込む。
477 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:13:51 ID:UidR6JmIO
だが曹操は今さっき自分が黙らせて抑えられ黙り込む男に話しかける。
「孫策を狙ったのは貴方なのよね?しかしやるからには何故、確実に殺らなかったの?」
その発言に将兵は驚き、元許貢の兵達の目が濁る。
「名のある将を討ち取った者には千金の褒美が出る、との触れは聞いていたでしょう?」
未だに取り押さえられてはいるものの脅えてた姿は消え、口の端を吊り上げてなにかを確信したような自信に溢れた顔で言葉を発する。
「そうこなくちゃ州牧様。千金の話は聞いてましたよ、だから戦前に決着なり相手に痛手を負わせようと頑張ったけど、ひょろいあんちゃんが邪魔しやがった」
そしてだんだんと饒舌になっていく彼。
「そうね、戦は勝たなきゃ意味がないもの。『信賞必罰』本来は結果を出さなきゃ駄目だけど、一兵卒としてはその実行力は褒めるべきかしら?」
彼は曹操の発した『一兵卒』の言葉に、
「(けっ、俺だって許貢の隊にいた時は百人隊長をしていたんだ。それなのにその経歴を無視して雑兵にしやがって)」
と、心の中で悪態を付く。
だが同時に曹操の賞賛とも取れる言葉を聞いて調子付いたのか彼は抑えられていたのを振り解く、振り解かれた兵士は場の空気から再び抑えつけるわけにもいかず気まずさから後退りしていく。
478 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:16:09 ID:UidR6JmIO
「あの〜、州牧様」
申し訳なさそうに話しかける一人の雑兵。
「なんなの?」
「本当は俺も奴と一緒に敵の将を討ち取るのに参加してたんだが…先程までの雰囲気に話出せず、嘘をついてました」
風向きが変わったと判断し、先程まで暗殺実行を否定してた者が肯定した。
今や解放の身となった彼が無言の圧力をかけ睨み付けるが無視をする。
「あらそう…他にいないの?」
この言葉が切っ掛けに、ここぞとばかりに我も我もとほぼ全員が実行側に移動した。
残った不参加側は二十人弱、数に寄る圧力の為にいつの間にか参加しなかった方が悪いみたいな状況が出来ていた。
「あなた達は違うの?」
残った不参加側に話しかける曹操。
「はい…一応は命令違反だと止めました」
「けれど止めれなかった」
「仰るとおりで」
「なにもバカ正直に話さなくとも、今だけ嘘をついてあちら側に組することも出来た筈。さすれば出世の可能性も有ったんじゃない?」
「出世なんてとんでもねえ。徴兵に駆り出されてこの場にいますが、普段私たちは畑を耕して普通に暮らせればなにも望みません…この行動に兵として能力無しと判断されても私達凡人には反論出来ません。
だから罰も受けましょう、ですが親族一同には決してお咎めがいかない様に、平に平に…」
479 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:20:22 ID:UidR6JmIO
「何を言ってる!」
「そうだ、そうだ!能なしめ!!」
「お前らみたいなひ弱な奴ら!!曹操軍に要らねえ!」
「州牧様。こんな一族、尽く捕らえて処刑だ!?」
調子付いた実行側の汚い野次が飛び交いだす、暫く続くと思われた罵りは、
『いい加減に黙らぬか!!ゲス共が!?』
怒号と同時に首が一つ跳びピタリと止んだ、頭部を失い前のめりに倒れた死体は実行側の者だ。
「如何なる理由が有ったとしても、仮に一時的なモノだったとしても貴様らのような屑が我が軍勢に属していたなどと・・・この曹孟徳、末代までの恥だわ!!」
言葉と物理的に両方で斬って捨てた曹操。
彼らに取っては突然の豹変に暗殺の実行を表示した者達が俄にざわつき出す。
「黙れ屑共!暗殺をするような卑怯者が一人で実行に移れるはずが無いと思って、鎌をかけてみれば案の定出てきおって…
お前たちには理解できないであろうが、覇道を進む者として覇王を名乗る者としてあってはならぬ所行!我が軍に貴様らの様な存在が許されると思うな!!」
「ヒッ!」
怒り収まらぬ様子で激しい声で叱りつける曹操。
そして、今ので脅えてしまった最後まで暗殺実行を否定してた者たちの恐怖を払うように優しく微笑みかけながら声をかける。
480 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:22:47 ID:UidR6JmIO
「あなた達はこの戦が終わって生き残って…いえ必ず生きて家族の元に帰します。その後は今まで通りの生活に戻りなさい、無理に駆り出したみたいで悪かったわね」
「曹操様…」
曹操の目指すモノの一つの形がここにあった。
◇ ◇ ◇
本人なりに用件を終えて雪蓮の元に向かう曹操、今度は胸騒ぎがする何人かが後を付いて来る。
「待たせたわね孫策、貴女の言うとおりだったわ…我が軍も質が堕ちたようね。あの者達の首は跳ねて詫びの一つとして、北郷一刀にも見舞いとお詫びを。その後、私の身を差し出すから好きになさい」
「「「華琳様!」」」
曹操の提案にその場に居た将が一斉に叫ぶ。
「あのような者たちの失態に、華琳様が身を差し出すなど」
「黙りなさい、桂花!」
「ヒャ!!」
「桂花、あの者達は誰の兵なの」
「それは華琳様の兵ですが、あれは急増させた他国の残党と徴兵した者達で…」
「私は報告で『出撃準備は整った』って聞いたのよ、つまりそれは“私の兵が私の兵として準備が整った”として、民の徴兵などと」
「数を整える為に質を軽視した行動は今更言い逃れできない事実です、ですが私は涼州攻略が先と読み行軍中にて軍の規律なども叩き込もうかと」
481 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:25:29 ID:UidR6JmIO
「そんなので間に合うと思ってたの?」
「それは相手は涼州と踏んで、強豪相手ならば兵の損失は必定…ならば正規の兵を失うより少々の金子で煽り残党形成した部隊を上手く動かし犠牲にした方が得策と考えました。
どうせ失う部隊ならと思っていろいろ後回しにしましたが、実際は江東攻めで…」
「確かにあのようなモノ共は捨て駒として使うのは反対しない。だが今回はそれを知って使った訳ではなくたまたまアレが屑だっただけで、中には徴兵された民も混じっていた」
「それは純粋に下士官などの失態による配置の誤りかと…」
「桂花、それが無いのが曹魏の軍勢だった筈よ」
「申し訳ありません…」
「これでこの戦いも当初の志を失い、大義も無くなった…我が覇道に消し去ることのできない汚点も残してしまって…私は…」
「悲壮感に浸っているところ悪いけど曹操、北郷への面会…させないわよ」
割って入る雪蓮、その言葉に自分を決意を揶揄された気分になった曹操が声を荒げる。
「な、どうゆうこと!謝儀すらも許さないというの!?」
「おのれ、孫策!どこまで華琳様を愚弄する気だ!!」
代わって怒り全開の夏侯惇の怒気を軽く流すと。
「あら〜?おかしいわね〜」
「なにがおかしいのだ!」
482 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:27:28 ID:UidR6JmIO
「だって会わなきゃ謝れないんじゃない?謝れなきゃ曹操の云う次の段階に移れないでしょ〜」
その言葉に夏侯惇の怒りと動きが止まった。
「なぜ助ける!、私に情けなど必…」
次に口を開いたのは曹操、その言葉も言い終わる前再び雪蓮が遮る。
「助ける?勘違いも甚だしいわよ曹操。むしろ貴女に取ってより酷い事をしてるのかもしれないわよ?(誰が!会わせてあげるもんですか)」
「それはどういう意味なの?」
「教えてあげな〜い」
『イ〜だ!?』と作った顰めっ面と態度で答える雪蓮。
「ところでさぁ〜そろそろ本題に入りたいんだけど」
「本題?」
思いも思いも寄らなかった単語を耳にし疑問符が浮かび上がる曹操。
「あそこの『曹操軍に扮した盗賊団』を討伐の為に出兵したようだけど、既に我が領内に逃げ込んでるから…滅ぼす権利は私達に有るわよね?ならば我らが討伐する故に曹操軍は一切の手出し無用!」
正直、曹操にはあまりに理解が出来ない展開に少々混乱しかけるもそこはやはり曹孟徳。
「なぜそうまでして私を・・・いいえ解ったわ、ならばそういう事にしましょう。しかし何故そうまでする孫策」
「さてね〜?だけど…そうね、天の意思とでも言っておきましょうか?」
483 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:29:29 ID:UidR6JmIO
「天の意思?…あなた程の人物が、そのほとんどすべてを自分の意思で決めると云われているあなたが天の意思ですって!?…あたなをそこまでに突き動かしているのは・・・おそらく北郷ね、益々興味が出てきたわ」
「違うわよ。言ってるでしょ天の意思だって、それにさっきも言った通り少なくとも今は会わせないわよ。で、どうするのあの盗賊団?」
「ここまであなたほどの人物にお膳立てされてるのに突っぱねる程つまらない人物のつもりは無いわ、好きなようにしなさい」
「良し!」
振り向いて自軍に戻って行きながら、
「さてと一刀。思いつく限りの最良の状態にはしたわよ…これで満足かしら?」
と、ここには居ない一刀にぼやいた雪蓮。
同時に自軍に戻りながら誰にも聞こえないように呟いた女性の名は曹操、真名は華琳という。
その呟いた名は、
「…北郷、一刀…」
一人の男の名だった。
◇ ◇ ◇
自軍に戻ると早速先ほどの部隊に対して。
「貴様らは今から!いや元より我が曹操の軍勢ではない、好きにするが良い」
「その言葉と雰囲気的になんとなく判るぞ、つまりお前は自分の体裁の為に俺達を切り捨てたのか。やってくれるぜお偉いさんわよ〜」
484 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:31:25 ID:UidR6JmIO
切り捨てられると判断した男はいきなり曹操をお前呼ばわりする。
「貴様!華琳様をお前呼ばわりだと!!」
「よしなさい春蘭、切り捨てられると判れば当然の反応よ。否定はしないし本来は出来ないでしょう。けれど孫策は敢えてお前たちを盗賊とみなして討伐を買って出た、そこに如何なる理由が有るのかは知らない。
だから私も敢えてそれを否定はしなくとも肯定はしない、ただしそれは必ずしも体裁の為ではない」
「そんなもの俺達には関係ねえ、特に今みたいな生きるか死ぬかの瀬戸際でわよ」
「確かにそれはそうね。けど私達は一切手出ししない、いや出来なくなった。つまり孫策の手勢から逃げ果せれば貴方たちの勝ち、貴方たちが犯した恥ずべき行いはすべて清算されるわ。
お前が殺し損ねた相手がどのぐらい重要人物なのかは孫策が繰り出してくる部隊と数で分かる筈。一個小隊か、はたまた全軍なのか?どちらにしろ貴方たちの処分は孫策に委ねた、
取り逃がすことがあってもそれはもう孫策の失態。私の預かり知らぬところだ」
曹操の長い話を最後まで聞いて者が果たしていたのか?この場で全員の首を跳ねたい衝動もなんとか我慢する彼女。
485 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:34:57 ID:UidR6JmIO
だが彼等からしたら生きるの死ぬの瀬戸際である、生き残る為に必死なのだから当たり前といえば当たり前であった。
こうして各々がやや絶望的な状況から逃げ出す算段をしている時。
『あいつ等が動き出した!!』
その声に固唾を飲み込み緊張する追放された部隊の者達、その数で彼等の運命が決まるのだから致し方ない。
陣が割れ出てきた手勢は・・・二人だけだった。
「・・・プッ!」
一人の吹き出しがきっかけに部隊のみんなが笑いだす。
「「「ワハハハハハハッ・・・」」」
「腹痛ー!」
「なあ、あれって?俺達が二人を倒したら終わり?」
「我慢出来ねー」
「俺達を笑い殺すのかー、ヒヒッ、それ新しいわー」
一通り笑った後。
「でもよ二人が倒されたり、俺達が一斉に逃げだしたりしたら、慌てて後ろの軍勢を繰り出して来ないか?」
元許貢の部隊の新たな不安が口に出る、その不安には曹操が答えた。
「不安なら教えてあげる。貴方たちと違って一度繰り出した手勢が倒されたり、目標に逃げられそうだからって新たな追っ手は決して出さない」
「なんでそんなことが判るんだよ、倒されたり逃げられる方が面目丸つぶれだろ」
一人が疑問を口にする。
486 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:37:40 ID:UidR6JmIO
「私がそうだからよ」
「はぁ?」
「“私がそうだ”と言ったのよ。やられたから?逃げられそうだから?新たな追っ手を差し向ける、そんなのは誇りが許さない。こういう時は“出した手勢で必ず倒す”って信念なのよ」
「要はお偉いさん風に言うと、体裁があるから一度出したら二度は出せないって事か」
「二度出しは恥ずかしいってか、俺なら何度でも出せるぜ!女限定だけどな!」
と、言った本人は『お前それ下ネタだろ!』と言ってきた者と馬鹿笑いをしている。
「なら、生き残る確率は格段に上がったな。生き残りさえすればどうとでもなる、当分は盗賊家業だろがな」
「本当に相手は二人だけか?だったら全員で一斉に仕掛ければ倒せるんじゃね?」
「向かって来るのって仮にも将官様だぜ、ましてや氾水関や虎牢関で“大活躍”された飛将軍様や小覇王様だ、活躍ぶりを聞いてると確実に逃げた方が良くないか?」
皮肉も込め二人の二つ名に様を付ける。
「そんなの話がでかくなっただけだって」
「一騎当千だって言いたいんだろ、だがそんなのは後ろに兵がいて半ば脅して出来る行為だよ」
「それに相手は二人だ、多勢に無勢で確実に討ち取って逃げる方が安全だろ。新たな追っ手が無いのわ“元領主様”のお墨付きが有るからな」
487 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:41:16 ID:UidR6JmIO
「「「ワハハハハハハッ!!」」」
一斉の笑いに混じって『そりゃそうだ』との声も聞こえてくる。
「駄目ならその時に皆が別々に逃げればいい、まあ誰かは追い付かれるだろうがそれは御愁傷様だ。そん時はお互い恨みっこなしだぞ」
「むしろ本当に俺達を倒す気が有るのか?」
その台詞にすかさず曹操が内心にて反応する。
「(此奴らは馬鹿なのか!?孫呉の王と飛将軍と呼ばれている二人が、一切の部下を付けずに自分自らが出て決着を着けようする決意のほどが判らないのか!!)」
「不意を突かれて不利たから本当は曹魏と戦うのが嫌で、都合のいい俺達を旨く利用したんじゃねえ?後は俺達を逃がして『二人だったから逃げられました』ってか?そうはいくかよ、絶対返り討ちにしてやる」
別の人物の言葉にも思考を働かす。
「(確かに不意は突いて有利に動いていた、だがあの場にいる軍勢と士気を見れば圧倒的に有利とは言えない。それこそ徹底的に籠城され万が一劉備に援軍として駆けつけられていたら…
ひょっとして危なかったのはこっちだった?間違い無く戦えない状態では無い、こちらには暗殺の負い目もある…なのに戦いを避けるどころかこちらを庇った)」
ここで先程の雪蓮の言葉を思い出す。
488 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:44:48 ID:UidR6JmIO
「…天の意思…彼は天の御遣い…やはり北郷一刀が深く関与している?…」
ざわつき具合に深い思考から我に戻る。
向いた方向には一刀を仕留め損なった男が回りに人集りを作っていた。
「弓を持っている奴は俺の矢を一本づつ持っていけ、無くなったら俺の矢筒の中の綿に矢尻を漬けとけ…かすり傷でもあの世逝きだ」
「あら、また悪巧み」
背後から声を掛けられ驚いたのは暗殺主犯の男。
「へっ、もうあんたの配下じゃないんだ。自由にやらしてもらうぜ」
「好きになさい、それよりも…」
後ろにいた護衛の為の親衛隊の一人から槍を奪うと主犯の男の前に投げ棄てた、投げ捨てられた槍は石にでも当たったのか地面に落ちる際に金属音を鳴らした。
「華琳様?」
「なんだこれは?」
秋蘭と男、二人が別々にそれぞれの形で疑問を声にする。
「さて、いらないから棄てたまでよ。どういう訳か判らないけれど、そうした方が良いと思ったからそうしたまで」
「なんだ、俺の指揮能力の高さに今さら気付いて後悔しているのか?」
「まさか?それは有り得ないわよ」
「けれどこの対応…手出し無用だから助けるのは論外、勿論援助も駄目だから屁理屈をこねて、こんな手間をかけてまで」
489 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:47:41 ID:UidR6JmIO
「お前がどう捉えようとも構わないけれど…口に出して喋るのは止しなさい(貴様を処刑するのを)我慢できなくなるから」
「・・・ヘヘッ」
なにを思ったのか彼は薄ら笑いを浮かべた。
「(ゾワッ)…ただそれは棄てたの、好きにすればいい」
怒りと嫌悪感を一切面に出さず流すことに成功する曹操。
「へへ、ならありがたく頂いておくぜ」彼が『どう思ったのか』は、曹操に言われた通り思いを喋らなかったので解らないが槍はきっちり拾った。
それを見届けてからその場を立ち去り盗賊団にされた彼らに声が聞こえない場所にたどり着くと曹操が吐き捨てる。
『クズッが!』
◇ ◇ ◇
自軍に戻った雪蓮は指示と説明を繰り出す。
「敵は曹操軍に扮した盗賊団。数は五百弱、北郷一刀を襲ったのはそいつ等の仕業だ。出る予定は私一人でいいから皆はこの場にて待機、もし曹操軍に動く気配が有れば対応せよ。指揮は蓮華に任せる」
「雪蓮姉様。単騎でなんて危険過ぎます、せめて親衛隊を付けてください。それが駄目なら・・・そうね相手は一刀を傷付けて殺しかけた敵!私も出ます」
「こらっ、少し頭を冷やしなさい蓮華。貴女は駄目よ、万が一のことがあったらどうすの?」
490 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:50:37 ID:UidR6JmIO
「その時には…シャオがいます!」
「シャオにはまだ、全体の指揮は早いわよ」
「それでも、やはり一人は危険過ぎます」
「ん〜確かに少し辛いかな?でもね女の意地も有るのよ蓮華」
そこに近づく女性が一人。
「……雪蓮」
「あら、恋」
「……恋も行く」
「…恋も?そうね、なら二人で行きましょう」
「……コクッ」
「これより私達は二人で撃って出る!何者も手出し無用!我が命に背く者は誰であろうとも厳罰に処す、例外は無いと思え!!蓮華あなたもよ」
「・・・分かりました、天下の飛将軍が一緒なら安心でしょう。呂布、お姉様をお願いね」
「……孫権」
「なに?」
「……恋で良い」
「私にも真名を預けてくれるの」
「……孫権もご主人様が大事、凄く判った」
その台詞に改めて一刀に対する自分の気持ちを思い知らされた蓮華は顔を赤くする。
「・・・ありがとう。なら私のことも真名で呼んで頂戴、真名は蓮華だ」
「……わかった・・・」
「なんだ、どうした恋?」
「……よろしく、蓮華」
「あぁ、よろしくね恋。改めてお姉様を頼む」
「……コクッ」
「良し、みんな仲良くでよろしい。但し一刀に関してはみんな恋敵なのを忘れないのよ♪」
「「コクッ」」
491 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:53:39 ID:UidR6JmIO
「蓮華、ちょっと行ってくるわね〜。じゃあ恋、行きましょうか」
「コクッ」
「後武運を…恋、雪蓮姉様」
蓮華に見送られながら突き進んで行く二人であった。
◇ ◇ ◇
突き進む二人の先には暗殺実行に関わった約五百の元許貢の残党たち。
「さてと、どうしましょうか?恋」
「……ご主人様を傷つけた。許さない、倒す」
「数はともかく…あの程度の雑魚に作戦なんか必要無いか、感じる儘に戦って殺すのみ…じゃあ行きましょ恋」
「…コクッ」
合わせたかの様に走り出した二人。
「来たぞ!弓構えろ…引き付けてからだ。…まだだ…まだだぞ」
すっかり指揮官の真似事をしている彼が命令している。
「・・・あの男!」前方に自分を襲い一刀を傷付けた男を見つけると、怒りと歓喜が混じった凄まじい殺意を放つ。
その並々ならぬ気配に彼は向かってくる二人に視線を送ると、片方が自分で襲った相手だと気付く。
そして視線が合った瞬間、男の全身の血が凍った。
それは蛙が蛇に睨まれるような…いや、“そんな生易しいモノじゃない”と男は思った。
あの時もすぐに殺されると思うもそれを全身全霊で拒否しその場を逃げ出せた。
逃げても必ず殺されると思いながらも、その時は今殺されるよりはましだと思い逃げ出した。
492 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:56:30 ID:UidR6JmIO
だが今は何故だろう『あの時に殺されていれば良かったんじゃねえか?』と考えが少し過ぎり。
そして、まさか『本当に殺しに来るとわ!』と驚き、あの時の恐怖が再現する。
その恐怖が奇妙に悲鳴を上げさせる。
「ひゃない!!」
その悲鳴が合図に矢が放たれた、なんとも微妙な悲鳴が放つ号令と間違われたからだ。
必中というには僅かに早かった、それでも相手が普通の人間だったならば、二人共にかすり傷でも負いそこで終わっていただろう。
だが彼らに取って不幸なのは、目の前にいるのが人間の姿をした二匹の獣だったことだ。
少なくとも今だけは約五百の人間に対し、復讐の獣と化していた。
「えっ!消えた?」
彼らにはそう見えたのだろう、本来ならそこに二人の死体が転がっている筈だった。
死体が転がっていないにしろ矢の一本も刺さった、最低でもかすり傷を負った二人が毒により息も絶え絶えでなければおかしかった。
だが“そこ”に彼女らは居なかった、矢を放つ前までは確実にいた二人が全面に居ないのだ。
「おい!何処に消ゲェ」
『ブシュ――――!!』
二つの紅い華が咲きそれが彼女らの位置と存在を確認させた。
突然に存在を認識させられたある者には、神罰を下す為の使者が天から降ってきたように思えた。
493 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 01:58:09 ID:UidR6JmIO
またある者には、今まで自分たちの侵してきた行いに地獄の使いが地面から這い出たのかと思った。
すぐに二筋の光がそれぞれ左右に走ると、命の華は九つになる。
雪蓮と恋は一旦離れると『ドサ、ドサッ』と死体になった肉の塊が倒れた。
その音に我に返った主犯格の男が怒鳴る。
「方形陣だ!方形陣を引け!!それならおいそれと手を出せない筈だ!!」
その声に我に返った彼らも慌てて指示に従おうとするも、形になる前に雪蓮と恋二人が新たな死体を作る。
恐怖にかられた男二人が逃げ出す。
「馬鹿やろう!単独で逃げたって」
逃げる二人に気付いた二人の将はそれぞれの得物、方天画戟と南海覇王を投擲する。
「げべぇ」
「ぶびぁ」
見事命中して頭を貫かれ息絶える男二人、すぐに武器は回収される。
「馬鹿が、単独で逃げたってただの的だってんだ。いいか!逃げる時は全員で一斉にバラバラだ!!今はまだ早い!まだ数は圧倒的になんだからな!!」
そんな言葉に彼らは『本当に大丈夫か?』と既に疑心暗鬼が芽生えていた。
だが彼らに考える暇なんて物は無かった。
恋が方形陣に向かって走る、以前見せた棒高跳びの要領で人垣を飛び越えて陣の内側に着地する。
494 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 02:00:22 ID:UidR6JmIO
簡易とは云え陣である、多少は面倒になる攻めも陣の内側に入られては脆かった。
斬りつけながら真っ直ぐ進み陣を内側から突き破る、恋は尚真っ直ぐ進み、開いた傷口が塞がる前に雪蓮がなだれ込んで更に広げた。
そのまま暴風は駆け抜け紅い華を撒き散らし無事に陣の外まで出る。
容赦ない殺戮が未だ数で優勢のはずの彼らに徐々に恐怖が感染する、恐怖に感染した男達は組織だった抵抗の効果が薄れていく。
さすれば恐怖が更に感染し、そして組織としての動きが悪くなる負の連鎖。
命を散らしながら咲く華に見とれてしまうモノも少々。
あまりに速い攻撃に防衛の為に指示を出すだけで精一杯だった主犯の彼、気付けば残った人数は似非ですら陣を貼ることが出来ないところまで減っていた。
すると勝手に動きだすモノが後を絶たなくなる。
―無駄を承知で逃走すれば拾われた剣で急所を貫かれ致命傷を負う―
―自暴自棄に駆られて吶喊すれば真っ二つにされ―
―為す術もなく棒立ちをしていれば、無論首を跳ねられ討ち取られる―
そこに存在するのは人に取ってただ虐殺であった。
その状況の中、曹操 孟徳は声を張り上げて叫ぶ。
495 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 02:02:46 ID:UidR6JmIO
「よく見ておけ!!あれが将と兵の差だ!兵では将に絶対敵わない、兵が将に挑むのは死を意味するのだ!当たり前だが敵に将がいるように我が軍にも将が存在する!!我が軍の兵でいる限り!
敵の将から皆を我が軍の将が守るであろう!!」
腕を肩の高さから地面に対して水平に振り。
「そして我が軍の将がおらぬ処に敵の将が来ない様に軍師達が采配をしよう!されど我が軍の兵である誇りを忘れたり持たぬ者、さらには人の道を外れるような外道に!!一片たりと慈悲は無いと思え!!」
曹操の兵士達が目の前の殺戮をじっと見ている、それぞれに己の思いや決意を心に秘めて……
尚、戦いと云う名の虐殺は続いている。
「助け!助けてグッピャ!!」
『ドサッ!』
「ギャアアァー!」
「誰だ!誰が言った!!二人な…ゴフッ」
『ドサッ』
「ハハ……アハハ…」
・・・
・・
・
様々な阿鼻叫喚が聞こえていたが今は静かだ、それは約五百いたモノ達がいまや数えるのに両手の指で事足りるまで減ったからだ。
この場にて生き残ったモノ双方は肩で息をしていた…片方は肉体的に、片方は精神的な理由で。
そんな中、今回の出来事の発案にして発端になった男に向かって近くにいた男が話し掛ける。
496 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 02:05:25 ID:UidR6JmIO
「どうするんだよ?」
「知るか!」
男は怒鳴る、問う男は彼とは裏腹に依然静かに問う。
「戦って駄目、ましてや逃げても駄目、だからといって今更お前を殺して首を差し出しても……無駄だろうな」
「知るかって言ってんだろ!テメエのことはテメエで考えろや!!」
「あれだけ大口を叩きながら・・・そうか、話に乗った時点で天命は尽きていたのか・・・なら好きにさせてもらおう」おもむろに刀を自分の首に向けると、
『ザシュ!』
一気に突き刺した!
『ブシュ―――!!』
勢いよく鮮血ば飛び出し、
『…ドサッ』
と、彼は倒れる。
一人目の自決を皮切りに残ったモノの半数が自決した。
彼らはこんな馬鹿げたこの世の地獄より“一刻も早く、まだいくばくか増しであろう、あの世の地獄を選んだ”のだ。
それの事実を見せつけられた残り全員が一人を除き、雪蓮に“自決する勇気が無い為の突撃”が遂行される、無論全員が斬り捨てられる。
と、同時に恋が最後の一人に飛び掛かった。
「恋!そいつだ!!一刀を傷つけたのは!!」
『ガキンッ!!』
雪蓮の声に咄嗟に反応し振り下ろす力を抑えた恋、男の方も咄嗟に身を守るのに曹操から手に入れた全てが鋼鉄製の槍で防いだのでギリギリながら一撃死だけは免れた。
497 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 02:08:03 ID:UidR6JmIO
だがそれは彼に取ってただの永い生き地獄の始まりであった。
咄嗟に身を守ったとはいえ正直、男は死んだと思っていた。
しかし男は死んでおらず、両腕を上げ若干曲がっているものの柄で相手の方天画戟を受け止めていた。
それを彼は『これは幸運!』と思い、後は押し戻してから距離を計りそれからその後の事を考えようとした。
が、男がいくら力を込めても押し戻せない、それはまるで城壁その物を押してる気分になる。
けれど彼が押してるモノは城壁などでは無かった、なぜなら“城壁なら決して押し込んでくるはずがない”からだ。
彼がいくら渾身の力を込めようと絶対の力に押し込まれた。
それはやがて、中腰に成り、片膝を着き、両膝になり、正座の姿勢に成った。
これ以上に姿勢を低く、又は崩せば瞬く間に彼は死ねたであろう。
端から見ればその方が遥かに良いのだが、生への執着か?または正常な判断が全く機能していなかったのか、ただ本能による生にしがみ付いていた。
だが依然と呂奉先の得物が…
・・・・・・下がる。
・・・・下がる。
・・下がる。
下がる。
『メリッ!』
彼は耳からではなく、頭の内側から肉が裂ける聞こえた。
498 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 02:11:57 ID:UidR6JmIO
そこに全身返り血にも拘わらず優雅に歩いて来る雪蓮が男に微笑みながら話かけた。
「あら〜物凄く必死なのね?あまりにも哀れだから、いつもなら殺してあげるんだけど」
「ハッハッハッ…」
犬の様に舌を出しながら息をして目で慈悲を、楽にしてくれと訴える。
「恐らく前回も私を襲ったのはアナタでしょうし…」
『前回も?私を襲った?何を言って…』男には何を言われているのか意味が解らなく混乱する、だがそんな事は雪蓮に取ってお構いなしで言葉を続ける。
「何よりも今回のやったことが、一刀の命を危険にさらした事が許せないから・・・もう少しだけ、ゆっくり苦しんで逝きなさいよ♪」
相も変わらず美しい笑顔を崩さずに悪魔のような言葉を告げた雪蓮。
その場から数歩離れてその様子を眺めだした、相変わらずの笑顔なのだが目が一切笑っていなかった、その目を見てしまった男は総てを諦めた。
『メリッ!』
男は未だに頭の内側から異物がめり込んでいく音を聴かされていた。
・・・
・・
・
男はいつの間にか視界が紅く染まっている事に気付く、先程まで内側から聞こえてた音が頭の天辺から耳の高さまで下がっているような気がしていた。
499 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 02:15:20 ID:UidR6JmIO
不意に恋が語りかけた。
「……お前はご主人様を危険にした」
この言葉を理解出来る状態だったら彼は反論しただろう『彼奴が勝手に飛び込んで来たんだ!』と、だが幸か不幸が今の彼はまともに言葉を理解できる機会が著しく少ない。
「……本当は同じかそれ以上に苦しめたいけど。……お前を構っているとご主人様の傍に戻れない」
この言葉を聞いて理解できる時だったらしく男は安堵した『(ああ、やっと楽になれるのか…)』と。
「・・・・・だから、もう死ね」
『ズシャ!』
少しだけ力を加えると、男は持っていた槍ごと真っ二つにされて左右に倒れた。
何事も無かったかの様に恋は立ち上がると。
「……雪蓮終わった、恋はご主人様の所に帰る」
「そうね終わったわね・・・け〜れ〜ど〜恋、ひとまずお風呂には入りなさい」「……ん?」
『なんで?』と言いたげな疑問符付きな顔の恋。
「恋。今の自分の姿を見てみなさい」
言われて血まみれな自分の姿を見ると。「……恋、赤い。でもそれは頑張ってあかし」
「それはそうね…でもね私たちはこれでも平気だけど、一刀はこういうの苦手だから驚くわよ〜」
「……それは困る」
「でしょ、だから一旦お風呂に入って身体を洗い、そして綺麗になるの。一刀も、もう少し安静にした方が良いだろうし」
500 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 02:18:36 ID:UidR6JmIO
「……コクッ」
「恋は良い子ね〜」
「……けど」
「けど?」
「……それは雪蓮も同じ、真っ赤」
「そうね、じゃあ二人で入りましょう」
「……ん?」
「仲良くなった記念に一緒にお風呂入って体を洗いっこしましょ、って言っているのよ」
「……コクッ」
「そうと決まれば善は急げ、と」
ここでやり残した仕事を思い出したかの様な感じで振り向いてざまに雪蓮が。
「ならば曹操!我々はこれにて撤収する、そちらも“用事が無くなった”のだから、準備が済み次第速やかに撤収することを切に願う」
立派ながら形式的な言葉をかける雪蓮、それに対しての返事はけっして形式的では無かった。
「分かっている・・・この事は忘れないわよ」
「見かけによらず律義なの?」
「アナタは私をどのように見ているのかしら?そんなことより、勘違いしないで!!“覚えておく”って言ってんのよ!」
「あら〜♪それは至極光栄だわ曹操」
「ふんっ、せいぜい今は減らず口を叩いてなさい…けど本当に覚えてなさい。では皆の者、帰投準備!準備出来次第、随時撤収するわよ」
「「「帰投準備開始!!」」」
曹操の撤収の号令に兵士たちが帰投準備に入る、当初とはうって違い良い緊張感に包まれた雰囲気で帰投の準備をこなしていく曹操軍。
501 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 02:21:03 ID:UidR6JmIO
「帰りましょう、恋」
「……コクッ」
その様子を確認すると恋に声をかけ城に向かいだす雪蓮。
「明命」
「ハッ、ここに」
降って湧いた一人の少女。
「念の為に撤収する曹操軍、国境まで監視をしなさい」
「御意!」
「それと一足先で劉備たちに連絡、出撃準備をしてる様なら撤収する曹操軍に出だし無用と。ヘタに蒸し返えされても困るから、この考えは一刀の意志で有る事を強く主張するのを忘れないように」
「御意…」
二つ目の返事と共に姿を消した明命。
こうして無事に自分の軍に戻るとみんなが出迎える。
「雪蓮姉様、恋。よく無事で」
真っ先に声をかけたのは蓮華、その後はそれぞれがそれぞれの形で出迎えと報告に入る。
「ところで〜冥琳♪」
突然猫なで声に変化した雪蓮。
「なんだ雪蓮、酒など無いぞ」
嫌な予感もしながら冷静に返す冥琳。
「お酒のことなら祭にでも聞くわ。でね、一刀を傷付けちゃった事とけれど平気だから安心してって事、劉備にちゃんと伝えて欲しいんだけど〜」
「ちゃんとした使者を送って、しっかりとこの事を伝えろと?」
ジト目で見つめる冥琳を軽く流しながらも、両手はしっかりとお願いをする者らしく合わせている。
502 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 02:23:33 ID:UidR6JmIO
「そうなのよ〜、やっぱ一刀は劉備の処から預かった大事な客人でしょ。するとこの事態を何も伝えない訳いかないじゃない・・・だからお願い、冥琳!」
更に頭も下げた。
「また難しい注文を…『自分たちの主が傷ついた、場合に寄っては死んでたが…おっとこれは言う必要はないな、助かったのだから無用な心配は必要無いと。だから安心して欲しい』等と、どう伝えればいいのだ?」
呆れ顔で訪ねる冥琳。
「それを考えるのが冥琳のお仕事でしょう」
先程とは裏腹にお願いしておいて、既にそんな態度である。
「さ〜てと恋、お風呂入りましょうお風呂に♪その後、一刀の様子次第で見舞いに行きましょう!」
「……コクッ」
さっきと恋を連れて浴場に向かってしまう雪蓮。
「やれやれ誰に行かせるか・・・仕方がない穏一肌脱いでくれるか?」
「は〜い、なんでしょうか冥琳様?」
これは穏に取って一対多数の受難の幕を上げた瞬間だった。
こうして後の歴史家たちに云われる、曹操の第一次・江東進行は失敗に終わった。
・・・
・・
・
◇ ◇ ◇
傷が癒えた一刀は期限ギリギリまで、今まで以上にこき使われた。
特に穏の相手をするのが飛躍的に上がった。
503 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 02:26:23 ID:UidR6JmIO
穏曰わく、『あれだけ酷い目に遭ったんですから、まだ物足りないぐらいなんですからね!』とのこと。
こうしてその日も本を抱えて一刀の部屋に消えて行く穏であった。
・・・
・・
・
◇ ◇ ◇
徐州に帰る当日。
城門は見送りと無事に徐州まで送る者達でごった返していた。
それでもチャンスを見つけた雪蓮が二人きりの様な状態で話し掛けた。
「御免ね一刀」
「なにが?雪蓮」
普段謝る雪蓮など滅多に見ない一刀が驚きながら雪蓮に訪ねる。
「腕の傷、残っちゃった…」
そう言いながらフランチェスカ学園の学生服に隠れた左腕の傷の位置に右手の掌を添える雪蓮。
「そんなの気にしないさ」
「ありがとう一刀。でも、不謹慎だけど正直嬉しくもあるのよ」
小声で『マーキングできたから?』と訪ねた一刀は雪蓮に腕を思いっ切り抓られた。
雪蓮は抓り続けながら『一刀にはそんな趣味もあったのね?』と語るも、当の本人も悲鳴を出さない為に必死でろくに聞いていなかった。
ようやく痛みが引いた一刀が先程の会話の続きを再開させる。
「なんで?」
「だって私が付けた傷が一刀にあるって事は、離れていても傍に居るって証…いえ、もっと厳密に言えば“一刀は私のモノ”って証明だから」
504 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 02:29:45 ID:UidR6JmIO
『やっぱ、マーキングじゃん?』と言いかけるも、もの凄い嫌な予感に襲われ中断する一刀も口ではしっかりと本心と正解を語っていた。
「心はいつでも雪蓮と一緒だぞ」
「違うの…目に見える形で欲しかった…って言うか・・・もう一刀のバカ!知らない!!」
「悪い悪い、御免よからかい過ぎた雪蓮。でも、その気持ちは本当に嬉しいよ」
「・・・一刀」
これまた珍しい、雪蓮の真っ赤な顔が見られた。
「雪蓮姉様、そろそろ出発しませんと…」
「あっ!そうね、それそろ出ないとね。・・・それにしても、あ〜んやっぱり私が行きた〜い」
「却下だ。国の王が四六時中国政を空けられてたまるか、ただでさえさぼり気味なんだからな」
冥琳の容赦ない雪蓮の評価にみんなが苦笑いをする。
「う〜冥琳の意地悪」
「なんとでも言うがいい、憎まれ口一つで溜まっている仕事が片付くならいくらでも甘んじて受けよう」
「ぶ〜」
拗ねてはみたものの冥琳の様子が一向に軟化する気配がないので諦めた雪蓮。
「それじゃあ蓮華、一刀をよろしくね」
「はい雪蓮お姉様♪」
徐州への使者兼一刀の護衛、それ即ち一刀と一緒。
この事実がよっぽど嬉しいのか姉と妹とは対照的に上機嫌な返事が返ってきた。
505 :
一刀十三号曰わく、
:2011/02/22(火) 02:31:32 ID:UidR6JmIO
「…良い機会だから、道中更に仲良くして…そのまま閨にでも誘ったら?…」
「?・・・なっ!、姉様!なんて…なん…て」
「おっ!蓮華もまんざらでもなさそうね」
「・・・・・」
蓮華は完全に轟沈、だがここに孫呉一の蓮華の忠臣が口を開いた。
「蓮華様、そろそろ出発のお時間かと」
「あっ!思春…そうね、そろそろね」
本当に出発間近の為慌ただしくなる中、雪蓮が思春に声をかけた。
「思春、二人共よろしくね」
「ハッ!この甘興覇、命に代えましても“蓮華様だけ”は必ずお守りします」
「俺はいいのかよ」
「フンッ、当たり前だ!」
「思春も素直じゃないわね〜」
「雪蓮様、仰っている意味が理解出来ませんが?」
と、まだ全否定する思春を華麗にスルーすると。
「恋も元気でね、またにはご飯食べにいらっしゃい」
「……コクッ」
と、次は恋に話しかけていた。
そして、
「じゃあ、桃香達のいる徐州に帰るか!」
こうして一刀は四ヶ月の期間を揚州で過ごし、こうして今徐州への帰路に就くのであった。
506 :
一刀十三号
◆keNb29aoZQ
:2011/02/22(火) 02:33:45 ID:UidR6JmIO
???「進歩が無いのね、あなた」
「にゃー(誰?)」
「か、華琳様〜」
「にゃー(す・す・すいませんです)」
「反省無き謝罪など…」
「・・・・・にゃー(すいません)」
「そ・それでは皆さんご静聴ありがとうございました〜、ではでは〜」
507 :
明命曰く、
:2011/02/22(火) 02:36:20 ID:DtoclaMw0
乙です。
>>502
ですが
曹操の第一次・江東進行は→進攻か侵攻の誤りですね
508 :
穏曰く、
:2011/02/22(火) 02:37:02 ID:P8Xgoqu20
深夜の投下乙でした
509 :
愛紗曰く、
:2011/02/22(火) 02:38:05 ID:wlAxMe6Q0
おっつー
510 :
恋曰く、
:2011/02/22(火) 02:40:06 ID:yebTtbO20
十三号さん、乙です。
めでたい事があった次の日の嫁
511 :
恋曰く、
:2011/02/22(火) 02:41:41 ID:yebTtbO20
タイムリーでいい娘がきた^^
512 :
朱里曰く、
:2011/02/22(火) 03:05:27 ID:1jcHyo020
一刀十三号おつ
>生きるか死ぬかの瀬戸際でわよ
「でわよ」は誤字かな?
513 :
一刀十三号
◆keNb29aoZQ
:2011/02/22(火) 07:58:12 ID:UidR6JmIO
まとめサイトの神様、まとめサイトの神様。
>>484
の
『生きるか死ぬかの瀬戸際でわよ』
を
『生きるか死ぬかの瀬戸際だからよ』
に変更お願いします。
>>502
ですが
『曹操の第一次・江東進行』
を
『曹操の第一次・江東進攻』
に変更お願いします。
m(_ _)m
>>507
様
>>512
様
ありがとうございました。
m(_ _)m
514 :
朱里曰く、
:2011/02/22(火) 13:30:41 ID:eqofeZpA0
嫁
515 :
蜀兵士曰く、
:2011/02/22(火) 14:14:29 ID:KFIMLBpM0
嫁
516 :
魏の種馬曰く、
:2011/02/22(火) 15:16:04 ID:NcZKgvBg0
嫁
517 :
月曰く、
:2011/02/22(火) 17:49:15 ID:YPYRqMoQ0
嫁
518 :
真桜曰く、
:2011/02/22(火) 22:05:59 ID:NnjiceOQ0
>>513
亀乙
十三号氏の物語の中ではやっぱここのシーンが一番好きだ
519 :
真桜曰く、
:2011/02/23(水) 00:15:45 ID:myeGB3+w0
嫁
520 :
卑弥呼曰く、
:2011/02/23(水) 02:06:08 ID:CGANQKag0
嫁
521 :
凪曰く、
:2011/02/23(水) 03:08:47 ID:30/NRFo+0
嫁
522 :
桂花曰く、
:2011/02/23(水) 07:04:07 ID:28BE4n4+0
嫁
523 :
三国一の卑怯者曰く、
:2011/02/24(木) 00:44:22 ID:fvoImTyU0
さて嫁は?
524 :
三国一の卑怯者曰く、
:2011/02/24(木) 00:46:52 ID:fvoImTyU0
三国一〜でまた一刀さんかと思ったら美羽だった
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