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初投稿です。
駄文ですが読んでみてください。
内容は、以前祭が小さくなったのを読んで一刀を小さくしてみました。



三国それぞれの平定を成した一刀と蜀の面々。
ある日夜、一刀は部屋で雑務をしていた。
「ふ〜毎日雑務ばっかだと疲れるな」
戦ことなくなったが、雑務は増える一方だった。
「よし、今日の分は終わったかな?にしてもまた深夜までかかってしまった」
最近は徹夜続きである。
「よしさっさと寝よ」
その夜、一刀は不思議な夢を見た。
「主は今、子供に戻りたいと思うか?」
(できればもどりたい)
「ならば、叶えてやろう」
(まて・・あなたはいったい・・)
「ついでに記憶も消しといておく」
(なぜ・・そんなことを・・)
「おもしろいからだ」
そういって声は聞こえなくなった。

「ご主人様!おきてください、もう軍義が始まりますよ」
そういって愛紗が部屋に入ってきた。
「?お姉ちゃん誰?」
そこには主と慕っている青年はいなく、かわりに青年の服を着た男の子がいた。
歳は鈴々達より少し下ぐらいだった。
「お姉ちゃん、ここどこ?」
そう聞かれた愛紗は、固まっていた。
「おねえちゃん?」
そういって男の子は愛紗に近ずこうとしたが・・。
ズコッ!
こけてしまった。
それもそのはず、男の子が着ている服は青年が着ていたサイズなのだから。
「イタイ・・・」
「だ、大丈夫か!?」
「う、うん」
そう返事はしたが、涙目である。
「こんなに大きいものを着ているからこけるのだ」
「ご、ごめんなさい」
そういって男の子は泣く寸前だった。
「す、すまぬ、お、怒っているわけではないぞ、だから泣かないでくれ」
おろおろしながらそういう。
「うん」
「よし、いいこだ」
そういって男の子の頭をなでる。
(しかしどうしたものか、とりあえずこのこと一緒に皆のとこに行くか)
「よし、じゃあおねえちゃんと一緒にきたくれ」
「うん」
そういって愛紗が部屋を出ようとしたとき
ズコッ!
またこけた
「イタイ・・・」
「しょうがないな」
そういって愛紗は男の子を抱っこして部屋を出て行った。

「おくれてすみません」
そこにいたいた全員は、愛紗を見てびっくりした。
正確に言えば愛紗の腕の中にいるのを見てである。
「愛紗ちゃんそのこどうしたの?」
「ご主人様の部屋にいまして・・」
「坊主名はなんと言うのだ」
そう聞かれた男の子は愛紗にしがみついた。
「桔梗そんな風に聞いたらおびえちゃうでしょ?」
「うぬ」
そういった紫苑は男の子に近寄って
「お名前は?」
そう聞いてきた。
「一刀だよ」
それを聞いた皆は固まってしまった。
「も、もう一回いってくれる?」
再度、紫苑が聞いた。
「?一刀だよ・・北郷一刀だよ」
「え〜!!」
一同一斉に叫んだ。
「お兄ちゃんが小さくなったのだ!!」
「あわわ・・ご主人様がちいさく」
「はわわ・・どうしよう」
「みんな、と、とりあえずおちつこう」
桃香がそういった。
「愛紗はなぜ主を抱えているのだ?」
星がそういってきた
「それはだな、ご主人様の服が大きすぎて歩くことができないからだ」
「じゃあまず服を用意しないとね」
そういって立ち上がろうとした。
「桃香様は軍義をしていてください、ご主人様はわたしがどうにかしますから」
そういって愛紗は立ち去った。

数分後、一刀は着替えて愛紗の隣を歩いていた。
「お姉ちゃん達はここに住んでるの?」
「そうだ」
「そうなんだなんかすごいね」
そういって無邪気に笑う。
そうしていたら玉座に着いた。
「お、戻ってきたぜ」
もう軍義は終わっていたがまだ何人か残っていた。
一刀を見つけるとみんなが寄ってきた。
「ほんとにご主人様なの?」
「どことなく似ている気がするが・・・」
口々にそんなことをいっている。
「何歳なの?」
蒲公英がきいてきた。
「5歳だよ」
元気いっぱいに答える。
「かわいい・・・」
「本当にかわいいな」
そういって星が近寄ってくる。
だが、一刀は愛紗の後に隠れてしまう。
「どうしました?」
「なんか、このおねえちゃん怖い」
「そんなことありませんよ、ほらこちらに来てください」
そういって星が捕まえようと呼びかけても一刀は愛紗から離れなかった。
「愛紗ちゃん気に入られているわね」
「ほんとだね〜」
そんな会話をしているうちに星が一刀を捕まえようとした。
だが、一刀は逃げてしまった。
そのまま玉座から出て行ってしまった。
「あっ待ってください」
そういって愛紗が追いかける。
「あ〜あ逃げちゃった」
「ぬ、何がいけなかったのだ」
(わかってないのか)
みんながそう思ったことは秘密である。

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