[戻る] []

151 名前:筋肉ダルマ曰く、[sage] 投稿日:2011/01/29(土) 21:49:23 ID:1EomJ4dQ0
まとめで画像見てたらこんなんできますた。
2つくらい。


「いやー、まおえもんはやっぱり凄いなぁ」
今俺の手の中にあるのは……なんとカメラ。しかもインスタントの自動現像型。
言ったら作ってくれた。……外史だから!外史だから!!
ともあれ作ってもらったら試したくなるのが男のサガ。ふらふらと庭を歩いてみる。


――カシャッ……ジー
「おお!ちゃんと撮れてる」
カメラから出てきたフィルムをパタパタ。じわじわと現れてくるのは庭の緑。
その後も何枚か試したがまったくもって問題なし。そろそろ真桜にはステ●ス迷彩を頼もうか。
とくだらないことを考えながら、いい被写体はないかと顔と体を右へ左へ。
「……ご主人様、一体なにをしているのですか?」
……はたから見たら怪しいよね。後ろを振り返ると調練帰りと思われる槍を手にした愛紗の姿。
「げぇっ」
「それ以上言うと潰しますよ」
「やあ愛紗、調練だったのかな。いつもお疲れ様」
「まったく。おや、ご主人様、それは一体?」
あきれた様子の愛紗が俺の手元にあったカメラに気が付いたようだ。
「これ?これはカメラっていって真桜に作ってもらったんだ」
「真桜がですか。ではなにかのからくりで?」
「うん、簡単に言うと一瞬で目の前の風景を紙に写せるんだよ」
「本当でしょうか?」
半目でこっちをみる愛紗。まぁ信じてもらえないよな。……ん?せっかくだから愛紗を撮ってみるか。
被写体には申し分ないほどの美人だし。
152 名前:筋肉ダルマ曰く、[sage] 投稿日:2011/01/29(土) 21:49:44 ID:1EomJ4dQ0
「よし、愛紗そこに立って。実際にやってみたほうが早い」
すこし離れた位置を指し愛紗にそちらに向かってもらう。
「じゃあ、ポーズ……じゃ分からないか、絵を描いてもらう時のような姿勢とってもらっていいかな」
「こ、このような感じでいいでしょうか?」
うーん、ポーズはいいんだけど未知なるものへの警戒か表情が硬いなぁ。
「愛紗、今の生活はどうかな?」
いったんカメラを構えるのをやめて話しかける。
「……いきなりですね。一言で言うとこれから先も守り抜きたいと思うものでしょうか」
ふっと優しさと凛々しさが合わさった綺麗な表情になる。今がチャンス!
――カシャッ
「ひゃっ」
シャッター音と愛紗の驚いた声。俺は何食わぬ顔で出てきたフィルムをパタパタ。
「ご、ご主人様!今のは!?」
慌てて近づいてくる愛紗をなだめフィルムを見せる。
少しずつ浮かんでくる写真。

写真 ttp://koihime.x0.com.nyud.net/khms/picture/1277389304411.jpg

「「こ、これは……」」
驚く二人。愛紗はカメラ自体に驚いたんだろう。そして俺は……
「は、穿いてな、ぐふっ」
写真とカメラは没収されました。

以上

 [戻る] [上へ]