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988 名前:ち●こ外道曰く、[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 00:32:58 ID:90PRwPZo0
紫苑のえちしーんのタイトルをみて、こんな妄想をしたのは俺だけではないはず。

……と願いたい。
989 名前:1[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 00:33:21 ID:90PRwPZo0
「文醜お姉ちゃん、顔良お姉ちゃん遊ぼー!」
 三国同盟が締結された今、大きな戦はなくなったが、政務が依然多い、いやむしろ増えている。
 残念ながら璃々が大好きなお母さんも、ご主人様も桔梗さんも皆毎日忙しそうに働いている。
そのため璃々の遊び相手は恋の家族か、袁紹に下手なことをさせないように監視役として政務をしていない文醜か顔良になる。
二人が仕事をするより袁紹に仕事をさせないほうが良いと考えた蜀首脳陣もどうかと思うが……。
 そして今日も二人と遊ぶために部屋にやってきたのだが、
「あれ、いないなぁ」
 たまたまか今日に限って二人とも部屋には居ない。
 遊びたかったのに……ぶっすーと頬を膨らませた璃々の目に綺麗なビンが写る。
「なんだろう、これ?」
 中に入った液体が太陽に反射し、淡い琥珀色の光を作り出している。
「はちみつかなぁ?こんなに有るもん、ちょっと舐めちゃっても良いよね?」
 誰に尋ねるでもなく一人言ちりながら蓋を開け一口舐める璃々。
「おっいしーーー!!」
 予想外の美味しさに璃々はどんどん舐めてしまう。この後悲劇が待っているとは知らずに……。


「背骨がヤバイ……」
 最近執務室に籠もりっぱなしだなぁと思いながら大きく背伸びをする。
 大陸が平和になったのはいいが、俺の仕事量は以前にもまして増えている。
まぁ俺達の行いがこの後の平和の長さに直結するためやり甲斐はあるのだが。
 横に居る朱里達も執務室で政務を行っているか町に出て視察を行っているかだ。
「少し休憩しましょうか?実はさっき合間を見て雛里ちゃんとお菓子を作ったんです」
 ……あっれー?俺には休憩する時間すら無かったんだけどなぁ。二人みたいに有能になりたいと本気で思う。
ご相伴できるから文句は無いんだけどね。
 朱里がお茶の準備をし、雛里はお菓子が入っているであろう包みを解いている。
忙しいなかの安らぎってやっぱり良いよな。って思っていた俺だがそれは聞き覚えがあるような、ないような声により破られる。
991 名前:2[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 00:33:39 ID:90PRwPZo0
「ご主人様〜〜〜」
 半泣きの女の子の声が戸の外から聞こえてくる。戸の傍に居た雛里が慌てて立ち上がり、戸を開けた。
「ご主人様〜……体が変になっちゃった〜……」
 戸を開けた途端、シーツ一枚の少女が俺に抱きついてきた。椅子に座っていた俺は逃げるすべも無く成すがままにされる。
「ごっご、ごごご主人様!その人は一体誰でしゅか?!」
「そうでしゅ、私だってご主人様に抱きつきたいのに……。それともやっぱりばいんばいんじゃないといけないんですか?」
 俺が慌ててる以上に朱里と雛里が慌ててくれてちょっと落ち着きを取り戻す。
「二人とも落ち着いて!えーと君は一体誰かな?」
 肩を抱き、少女と視線を合わせる。あっあれ、どんどん涙が溜まってきてる。
「わーーーーーん。やっぱり璃々変になっちゃったんだーーーー」
 もう一度ぎゅっと抱きついてくる自称璃々。……璃々っ!もしかして璃々ちゃん?
「璃々ちゃんなの?」
 頭を撫でながら尋ねると、うんうんと頭が揺れる。
「璃々ちゃん!紫苑さんの娘だから可能性は高いと思っていたけど……」
「裏切ったんだ……璃々ちゃんも徐庶ちゃんと一緒で私と朱里ちゃんを裏切ったんだ……」
 璃々ちゃんと分かった途端二人が急に落ち込んでいるのは見なかったことにしよう。それにしても……
「璃々ちゃん、どうしてこうなっちゃたか分かるかい?」
「えっとね、ぐすっ、お母さん達が忙しいから、文醜お姉ちゃんと顔良お姉ちゃんと遊ぼうと思ったんだけど居なくて、んっ、
お部屋にはちみつがあったから内緒で食べちゃったの。そしたら急に体が熱くなって……っわーーーーーーーん」
 そのときの状況を思い出したのだろう、また泣き出してしまった璃々ちゃん。
取り合えず分かったことは、目の前の女の子は間違いなく璃々ちゃん。そして麗羽達がイケナイ予感。
「朱里、麗羽達を探してきて。雛里は紫苑を呼んできて貰える?あと璃々ちゃんが着れそうな服もお願い」
 もしかしてそのはちみつがあれば私も!とか
結局璃々ちゃんは味方と考えていいのかな、いや成長と共にご主人様も色々な璃々ちゃんを味わえるし……
などど呟いていた二人は我に返りあわわ、はわわと部屋を出て行く。
 俺は璃々ちゃんの背中を優しく叩きながら早く紫苑来てくれないかな、と思っていた。
992 名前:3[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 00:35:01 ID:90PRwPZo0
「ご主人様、失礼します。なにやら璃々がご迷惑をおかけしていると……」
 そう言いながら入ってきた紫苑だが、しかし最後まで言えない。
 不安なのか俺から離れようとしない璃々ちゃん。
シーツ一枚では不味いと俺の制服を着ているがそんな格好で俺にまたがっているのだ。さすがの紫苑でも言葉を失うらしい。
「あらあら璃々ったらずいぶんと積極的ね」
 えーーーーーーーーーーーーーーーー!紫苑さん色々な意味でありえないです。
「お母さーーーーーん!」
 紫苑の声が聞こえたのだろう、俺の上から飛び降りて紫苑の方へ走っていく。って璃々ちゃん、シーツシーツ!!
シーツを落として制服だけを羽織っている状態になってしまった璃々ちゃん。形の良いお尻が見えたのは忘れよう。
「紫苑、璃々ちゃんの着替えは持ってきたかな?俺は外に出てるから着せてあげて」
 紫苑の返事を背に部屋を出て行く。


 紫苑の服を着ているのだろう、ところどころ布が余っているところがあるが十分に似合っている。まるで年の離……ただの姉妹みたいだ。
 やっと全身を見ることが出来たが蒲公英よりちょっと年上な感じかな。
 璃々ちゃんは此処に居るのが俺と紫苑だからか落ち着きを取り戻している。って紫苑を呼びに行った雛里はどうしたんだろう?
「紫苑、雛里はどうしたの?確か紫苑を呼びに行ったと思ったけど」
「はい、雛里ちゃんに呼ばれて此処にきたのですが、朱里ちゃんと一緒にどこかに行ってしまいまして。
そういえば『私達が袁紹さんを窘めますので、ご主人様はお気になさらず、新しい私達を楽しみに待っていて下さい』と言伝を」
 ちょっと涙が出てきた。璃々ちゃんのこの姿に危機感を感じたのか。
 確かに紫苑の娘だと色んな所が自己主張している。いつもの璃々ちゃんは想像出来ない。
 璃々ちゃんは年相応の、しかし見た目に反して、身振り手振り紫苑に状況を説明してる。それを暖かく見守る紫苑。
紫苑は何故そんなに余裕なのか?普通娘が一瞬で成長したら驚くだろうに。璃々ちゃんの話が終わったみたいなので話しかける。
「それにしても紫苑あんまり慌てていないんだな。普通ならもっと驚くと思ったけど」
993 名前:4[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 00:35:26 ID:90PRwPZo0
「えぇ、以前色々な効能があるはちみつの話を聞いたことがありまして……。
私は残念ながら見つけることを出来なかったのですが、璃々が食べたのもおそらくその類でしょう。
それに効能も一時的という話だったので、大丈夫だと思いますよ」
 へぇ、そんなはちみつもあるんだ。紫苑も探していたって言ってたけどもしかして若……
――キンッ――
 急に空気が張り詰めた。ギギギッと何故か硬くなった首を無理に使い紫苑を見る。
満面の笑顔だ。その先に待っているのがいろんな意味で極楽だと思わせるような。
「そっそ、そうか。じゃあ璃々しゃんも、しと安心だ」
 噛みながら璃々ちゃんのことしか考えてませんよと一所懸命にアピール。
――フッ――
 体中から力が抜け、今さらながら嫌な汗が頬を伝う。
 俺は今静かに一つ大人の階段を登った。


「しかしどうするかなぁ」
 璃々ちゃんに害が無いと分かったが、いかんせん解決方法が分からない。紫苑は一時的と言ってはいたが。
 ならばこのまま何もしなくてもいいのだが、この璃々ちゃんの姿を多くの人に見せないほうが良いと第六感が言っている。
コンプレックス持っている子達多いしなぁ……我が軍の頭脳だとか、突進型だとか、動物系だとか。
 現に頭脳派の人達はすでに暴走を起こしているし。可哀相だが夜になるまでここに居てもらうしかないかな。
「紫苑は急ぎの仕事は無いか?ちょっと璃々ちゃんをこのまま外に出すと心の傷を負ってしまう子がいそうだから、
しばらく此処で一緒にいて欲しいんだけど」
「はい、急ぎの仕事はすでに終えていますし、たまには桔梗にも仕事をして貰わないと。
それに璃々もご主人様と離れたくないようですから」
 そう、何故か璃々ちゃんはさっきの様に俺の膝の上にいる。本人曰く
「なんかね、いつもよりご主人様の近くに居たい気分なの」
だそうだ。そう言ってくれるのは嬉しいのだが今は立派な女の子になっている璃々ちゃんにそうされるとなぁ。
 さっきは驚きのほうが強くて気にはならなかったが……。モゾモゾと動かれるたびに、この子は璃々ちゃんだと暗示をかける。
――フフッ
 紫苑が薄く笑った気がした。
994 名前:ち●こ外道曰く、[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 00:35:44 ID:90PRwPZo0
「あら、璃々。顔が赤い様だけどどうかしたの?」
 隣の席に移動してきた紫苑が璃々ちゃんに話しかけた。
「うん、なんかね、頭がぽーってするの」
 まさかあのはちみつの副作用が!そう思った俺とは裏腹に紫苑は艶やかな笑みを浮かべそっと璃々ちゃんに耳打ちをする。
「そう言えば治るの?」
 紫苑に縋るような目を向け尋ねる璃々ちゃん。それに首肯を返す紫苑。
 そして……璃々ちゃんは俺の方を向き首に腕をかけてくる。鼻がつきそうな位顔を近づけ、
「ご主人様、璃々の疼きを治して」
 心臓がギアを一段階上げた気がするほどに早く動く。唇に璃々ちゃんの息が当たる。だが俺は最後の理性を振り絞る。
「し、紫苑。璃々ちゃんに何を言ったんだ」
 目を璃々ちゃんから離すことができない。
「璃々はそれを望んでいるのですよ。膝の上に座ってたのも璃々の中の女が無意識にご主人様を求めていたのです」
 耳元で紫苑がそう囁く。一つ理性を失う。
「だけど璃々ちゃんは、まだ子供で……」
 言葉を言わないと唇を別のことに使ってしまいそうで……
「今の璃々は大人です。両手に感じるでしょう、璃々の熱さと柔らかさを」
 耳朶を甘く噛まれる。また一つ。
 駄目だっ。力ずくで璃々ちゃんを払いのけようと手を動かした、が
「ご主人様……お願い、早くして。璃々苦しいよ」
 腕の力を強めようとしたが、璃々ちゃんが発した一言に体が止まってしまう。
「……俺でいいの?」
 おそらく璃々ちゃんは俺が何をするかを知らない。だからこれは俺への自問自答。
コクッ
 璃々ちゃんの首がそう動いた瞬間、俺は唇を奪っていた。
995 名前:ち●こ外道曰く、[sage] 投稿日:2010/07/26(月) 00:37:28 ID:90PRwPZo0
いじょうです
いくら外道でも璃々ちゃんのえちしーんなんか書けない!



ただえちしーんを書けないだけです。
埋めネタとしてご了承下さい。
では

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