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849 名前:へぼ主人曰く、[sage] 投稿日:2010/05/16(日) 18:51:48 ID:ZPsB3oSI0
小ネタ。
二レスぶん。
結構ひどい。
850 名前:(1/2)[sage] 投稿日:2010/05/16(日) 18:52:22 ID:ZPsB3oSI0
「ふぅ」
玉座の間に響くは一つのため息。声の……いや、息の主は三国が内の最大の国力を持っているといっても過言ではない魏王。
今日も軍議を終え、部下はそれぞれの仕事を行っている。しかし、当の王は考えることがあるのかこの場に留まったままだ。
「孫策、孫権、そして孫尚香」
彼女が口にしたのは祖先の誇り、そして国への思いを糧に戦っている他国の王族の名。
「劉備、関羽、張飛、か」
続いたのは理想を掲げ、ひたすらに夢を追いかけている他国の中心人物達。
「張角、張宝、張梁」
形はどうであれ、かつて民を率い王室の力を削いだ歌姫達。
「孫策、劉備、張角」
彼女が言った名前には共通がある。
「今、私達に、いえ、私に足りないものは……」
驚くべきか彼女らは全員が―義理も混じるが―三姉妹。そしてその長姉は……。
「なるほど。誰かっ!春蘭と秋蘭を呼びなさい!」

「華琳様。お呼びでしょうか?」
少女の前にいるのは、多々の点で対照的な双子。ただ、華琳への忠実心はまったく同じ。
「ええ。貴女達には感謝をしているわ」
呼ばれていきなり褒められて面食らう双子。しかし瞬時に立ち直った妹は受け答える。
「もったいなきお言葉です」
「いいのよ。本当のことなんだから。それでね、貴女達の功をねぎらうために褒美を考えたの。
まあ、褒美になるか分からないけど、春蘭、そして秋蘭。私と義姉妹の契りを結ばないかしら?」
「ななななななななななっ!?」
「それは本気ですか、華琳様?」
「ええ。それとも二人は嫌かしら?」
「ありがたき幸せ!」
感極まったのか姉は城中にでも響きそうな声で答える。
「落ち着け、姉者。華琳様。私も姉者と同じお気持ちです」
「そう、良かったわ。それで、わ、私は王だから、ちょ、長姉でいいかしら」
「はいぃぃぃ。私は、私は華琳様と義姉妹になれただけで満足ですっ!」
こうして魏にも三姉妹が生まれたのだった。
851 名前:(2/2)[sage] 投稿日:2010/05/16(日) 18:52:42 ID:ZPsB3oSI0
「ふふっ」
王座の間に響くは一つのため息……いや笑い声。その主は先ほど義姉妹の契りを結び三姉妹の長姉になった魏王。
「はははっ。はーはっはっはっはっ」
彼女らしからぬ笑い声。よっぽど義姉妹の契りが嬉しかったのか。
「これで……これでっ!」
否。何か別の理由がありそうだ。
「甘いな、華琳」
喜びを隠そうとしない魏王の前に現れるは一人の青年。天の御使いと称されている。
「なによ、一刀。私は今機嫌がいいの。下らないことなら別の日にしなさい」
「孫策、劉備、そして天和、ね」
―ぴくっ
「いつから聞いていたのかしら?」
少年が口にしたのは先ほど少女が口にした三姉妹の長姉達。隠れて聞いていたのか。
「さぁね。けど華琳。君にしては甘いんじゃないか?」
「何が言いたいのよ?」
「どうせ、君は三姉妹の長姉達に共通点を見つけたんだろ?」
「や……」
「それは……」
「やめなさい、一刀っ!」
「三人とも巨乳ってことだっ!」
「うぐぅっ」
「つまり君は三姉妹になって長姉になれば巨乳になれると思ったわけだ」
「そうよっ。一体何が悪いのよ?これだって貴方の……」
「ん?よく聞こえないんだが。まあ良いか。けど華琳。もう一度考えたほうがいい。この理論には穴があるんだ」
「……一体どういうこと」
「孫尚香、張飛、地和。気が付かないか?」
「ま、まさか!?」
「そう。三姉妹には貧乳枠が一つ設けられているんだ。そして春蘭、秋蘭と契りを結んだ君は、その貧乳枠だっ!」
「イヤーーーーーーーーーーーーーッ」
852 名前:へぼ主人曰く、[sage] 投稿日:2010/05/16(日) 18:53:52 ID:ZPsB3oSI0
以上。
なんかキャラ崩壊しかけてると思いつつ。
自分で書いておいて…一刀君ひどいな。

最近貧乳ネタしか思いつかないぃ。

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