- 702 名前:鈴々曰く、[sage] 投稿日:2010/03/22(月) 13:10:29 ID:2PBRLNjk0
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連休のためか電波拾いました。
1レスの予定。
時代的に合っておりません。また無茶設定あり。若干華琳が壊れ気味。それでもな方はどうぞ。
- 703 名前:鈴々曰く、[sage] 投稿日:2010/03/22(月) 13:10:52 ID:2PBRLNjk0
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「曹操様、東の国から使者がまいられました」
「そう、謁見の間に通して頂戴」
「はっ」
三国間で大陸を統治されるようになって、数年がたった。天の御使いが華琳の元から去ってから、でもある。
(そういえば一刀も、あるか分からないけど、ここから海を越えた東の国出身といってたわね)
いくら月日が流れても、些細なことで一刀を思い出す。それこそ寂しがり屋の少女みたいだ。
(まぁ、きっと今日の使者は韓のどこかでしょうね)
謁見の間に移動する間にそんなことを考える。が、華琳の予想は裏切られる。
「我々はここから海を越えたワの邪馬台国からきました」
(ワねぇ。何か聞いたことが……そういえば一刀から聞いた一刀の故郷の昔の言い方だったかしら、和国に大和。そして日本)
一刀の痕跡を見つけた喜びを感じたと共に、時代が違うとはっきり言われてしまった。
(やっぱり未来から来たのね、あなたは。どこかに不老不死の薬でもないかしら)
そう考えて思わず笑ってしまう。取りあえず使者には部屋を用意させ下がらせる。
(そうね、形の残るものにすれば、あいつも気が付くかしら)
使者に贈るのは形に残るものにしよう。
違う日。
華琳は探し物のために書庫に来ていた。普段なら侍女にでも探させるのだが、たまにはと、自ら足を運ぶ。
(えぇっと……あら、こんな本あったかしら?)
本の表紙を見ると『徐福記』。流し読みをすると、始皇帝の命により東に行った男の話である。
(ここでも東ね、何かを感じてしまうわね)
そして本の最後にこんな一文が書いてある。
『私は東の国にて不老不死の薬を発見した。しかしながらすでに始皇帝は崩御され、秦も倒れた。
私はこの薬を使い、この大陸の歴史を隣の島国で見守っていこうではないか。 徐福』
「ははっ。傑作ね。まさか不老不死の薬があるなんて。面白いわ。そろそろ下の代に政務を任せてもいいでしょう。
私ももう好きなように生きるとしましょうか。一刀、私は時を越えて貴方に会いに行くわ、待ってなさい」
- 704 名前:鈴々曰く、[sage] 投稿日:2010/03/22(月) 13:11:07 ID:2PBRLNjk0
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以上です。
どうでもいいですが、私は鯨統一郎さんの徐福は始皇帝だったって話が好きです。
あと、今って邪馬台国でいいんでしょうか?なんか邪馬壹国が正しいっぽいのですが。
卑弥呼がアレ過ぎて、ねぇ。因みに使者は魏志倭人伝では238年か239年らしいので、永遠の少女、華琳様と言えどさすがに……
なんか華琳様っぽくないなぁと思いつつ。