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214 名前:清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 [sage] 投稿日:2010/02/13(土) 21:02:37 ID:DTDpu0gg0
やはり、今日明日は投下予定がぎっしりな感じですね。
今のうちに予約しておきましょうかね。
ただ、外史スレはそろそろ投下始まりそうなのでこちらにてさせていただきます。
明日の20時頃、PCの前に戻ることができたら外史スレにて投下します。

※今回はバレンタインSSですので、本編進展なしです。ご了承ください。

代わりに、本編の予告だけ置いていきます。
215 名前:新章予告 1/2[sage] 投稿日:2010/02/13(土) 21:05:03 ID:DTDpu0gg0
英雄たちが飛翔し始める中で現実を第一に考えることこそが正しいと信じる少女と
理想を最も重要視する少女は出会った。
彼女たちは、大陸中の一部の人間しか知らない真実を眼にすることとなる。

「やはり、予想通り――だったのね」
「嘘……」

そして、少女たちは互いの道を改めて見つめることとなる。

「劉備、今この大陸に存在せしめる現実がよくわかったのではないかしら?」
「…………はい」
「私はどうするか決めた……貴女はどうするつもりなのかしらね」
「…………」

かつて一人の少年に信念を持つ強さについて聞かされた少女
彼女は理想追いながらも現実を目にした……その上で彼女の選ぶ道とはなんなのか?
そして、現実的な少女は自らの予想とほぼ変わらぬ現実を見て何を決めるのか……。

大陸で動くのは彼女たちだけではない。
別の場所では、名家の出であることを誇りにしている少女が更なる高みを求め
使うべきではない力に手を付ける。

「ふはは〜! これで、妾こそが大陸の覇者ということになるのじゃ〜」
「さすがはお嬢さま、お考えになることが並ではありませんね!」

そうして笑みを浮かべる少女の影で、涙する者もいる。

「そんな……どうしてなの?」
少女には見える、その先の流れが……。
「駄目だよ……美羽ちゃん……このままじゃきっと――」

新たに友となり、絆を深めてきた少女たちの行く末や如何に……。
216 名前:新章予告 2/3[sage] 投稿日:2010/02/13(土) 21:08:42 ID:DTDpu0gg0
少女たちがそれぞれの想いを抱く徐州、そこよりももっと南の地では江東を制圧しようと
動き続ける英傑が親友に異常が生じているのを感じていた

「冥琳……あなた最近変よ」
「少々寝不足なだけだ。気にする必要は無いぞ、雪蓮」
「でも……」
「はぁ……ちょっと夢見がよくないだけよ。だから心配しなくていい」
「ふぅん、ならいいけどね」

彼女はまだ知らない……親友が悪夢に魘され心を蝕まれつつあるのを。

「雪……蓮……私たちの夢は……」
「今のところ、上手くいっているようですね」
「ふん、あの化け物どもが小賢しい真似なぞしなければ……忌々しい」

一人の英傑の心へ影響を与える二人の道士、その狙いとは一体何なのか?
そして、彼らの目的が達せられたとき、彼女はどうなってしまうのか……。

そんな親友の異変を気にとめているが何も出来ない……そのことを考える暇もないほどに
江東の小覇王の力は膨れあがり始める。
着実に、一歩一歩進んでいる彼女の家族たちとともに……。

「大分、兵力としても兵の練度にしても大分高まってきたわね」
「そうですねぇ……徴兵も最近のわたしたちの勢いによるものか上手くいっていますし」
「でも、袁術がいる以上、本当の意味での解放はまだ遠い……私は、民たちのことが哀れでなりません」
「蓮華……そう、貴女はそう思うのね。そのことを強く想える貴女には内政の才があるのかもしれないわね」

小覇王の妹の秘める才も徐々に見え隠れし、それは孫家に流れる血の強さが感じさせる……それを見て、宿将は呟く。

「堅殿……我らが抱いていた悲願、堅殿の娘たちが叶えようとしておるぞ」
217 名前:新章予告 3/3[sage] 投稿日:2010/02/13(土) 21:10:59 ID:DTDpu0gg0

だが、小覇王はまだ止まらない。

「まだまだ、私たちは力をつけなきゃだめなのよ」
何故ならば、彼女たちには理想がある。自分たちの……そして、大陸の現状を見ながらも理想を求め彼女たちは強くなる。


時の歯車が徐々にその速度を早めていく……。



無じる真√N 次章をお楽しみに
※あくまで現在あるプロットの骨組みに基づいて書かれています。
なので、実際に仕上げた際には内容が異なる場合があります。
218 名前:清涼剤 ◆q5O/xhpHR2 [sage] 投稿日:2010/02/13(土) 21:12:00 ID:DTDpu0gg0
すいません、カウント失敗で数がずれました。
それでは、また明日外史スレでお会いしましょう。これにて失礼いたします。

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