- 39 名前:歩くち●こ曰く、[sage] 投稿日:2010/01/12(火) 23:49:12 ID:JNjlqgaI0
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いきなり拾った電波を桃香。
本能のまま書いたから尻すぼみ。
4つ使います。
- 40 名前:1/4[sage] 投稿日:2010/01/12(火) 23:49:40 ID:JNjlqgaI0
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「ふふふ、私はこれにて失礼しよう」
いつものように悪人を倒し、警邏を嘲笑うかのように去ろうとする星、あらため華蝶仮面。
しかしながら今日は少し違っていた。
「待ちなさい!貴女達がしているのはただの暴動と一緒よ」
いきなり罵られ足を止めた華蝶仮面の前に居たのは五人五色の仮面を付けた女性達。
あの服見たことあるなぁ……。とうとう王族も感化されちゃったかー。
「いきなり現れてなんと言う言い草か!お主等一体なにものだ!」
五人の覆面の奥にある瞳が輝いたのは見違いか。
「内に秘めるは虎の血潮、紅華」
「お色気担当だけど心に決めた人がいるの、小桃」
「敵か味方か分からない、黒雪」
「………………お腹減った、セキト」
「こらー!恋!セキトにすると赤がお姉ちゃんと被るって言ったでしょ!せっかくシャオが考えたのに。
腹ペコ担当の黄色に飛将軍の飛で黄飛!思い出した?」
「……………………(コクッ)、黄飛」
「そして……結構大切、蛋白質。なぁこれっておかしくないか?何で私だけ色が真名を使ってるんだよ?
れ、ンン。黄飛みたいに融通利かせられなかったのか?あと蛋白質ってなんだ?」
「いいじゃない、分かりやすいわよ。あと一刀が言っていたけど、その蛋白質って筋肉に大切なんだって。
ちなみにー、一刀が出す白いのもそれらしいわ」
「なっ……ちょっと喜んでしまった自分が嫌だ」
「皆、締まらないじゃない。まぁいいわ。五人揃って呉レン者!都の安寧は私達が守る!」
どどーん!
なんか花火が上がっているんだが、それもかなり近くから……。横を見ると天に拳を突き上げている凪。
「……凪、なにやってんの?」
「は、孫策殿に呉レン者なるものが名乗り終わったら空に向かって気弾を打ってくれと頼まれておりまして」
安価で済ませやがった。それにしても雪蓮から天に正義の使者っていないのって相談された話の行く先がこれだったとは……。
- 41 名前:2/4[sage] 投稿日:2010/01/12(火) 23:50:09 ID:JNjlqgaI0
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「恋殿ー!その姿もかっこいいですぞー!」
ばれているし、すでに熱烈なファンが居る。
「…………………がんばる」
「ねね、黙ってなさいよ!星お姉様ー!そんな無駄に露出の多い人達に負けないでー!」
「ふむ、星お姉様とは誰だか知らぬが、お主の姉代わりに勝ってみよう」
蒲公英の声援に応え呉レン者の攻撃を往なす華蝶仮面。
正義の味方としての誇りと、武人としての誇り。一騎当千の猛者達相手に善戦をしている。
しかし次第に押され始めた。
「くっ、やはり厳しいか。せめて恋華蝶か馬面仮面がいたらどうにかなるものの……」
「………………困った。恋、一人しかいない」
「馬面じゃないっていってるだろう!」
「おーほっほっほっほ!どうやら苦戦しているようですわね、お蝶婦人とやら。なんなら手助けをしてもよろしいですわよ。
お行きなさい、文さん、顔さん」
あれは……むねむね団か。どんどん我が国の恥を上塗りしている感じがする。
「あの面子に勝てるか分からないが腕がなるぜー。行くぞ斗詩!」
「もー、孫三姉妹に恋さん、白蓮さまもいて勝てるわけないよー。とりあえず怪我しないようにしないと。文ちゃんも気をつけてね」
「美以もすけだちするのにゃー、ものども、かっかれにゃー」
「にゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃー」
「まずい、蓮華様が危ない!明命いくぞ!」
「お猫様が沢山です〜♪」
「おい、明命!」
「はっ、申し訳ございません」
- 42 名前:3/4[sage] 投稿日:2010/01/12(火) 23:50:35 ID:JNjlqgaI0
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猫戦士の多さに驚いていた紅華へ華蝶仮面の鋭い突きが向けられる。
がきぃぃぃん
しかしそれは二人の間にいきなり現れた、顔に布を巻いた二人の少女によって防がれた。
「大丈夫ですか、蓮……紅華とやら」
「あ、ありがとう。貴女達は一体……」
ふっ、と常人では考えられないような跳躍で屋根の一番高いところに移動する。
「動く姿は」「人には見せず」
「振るう刀は」「一撃必殺」
「鈴音の春」「長刀の命」
「二人合わせて」「ふんどしまい」「ただいま」「「参上」」
あの硬い思春に明命もか!
何故、何故だ!何故皆俺の世界にいた正義の味方の相談はするのに、名乗りや名前を相談しに来てくれないんだ!
「皆さーん!すいませーん、通してくださーい。うぅ」
「月!頑張って!もう少しよ!」
「月さん私が道を作るので、そちらを」
「ありがとうございます、亞莎さん」
どんどん熱狂し始める人垣の向こうからかわいらしい声が聞こえる。そして人垣が分かれたとき、ふわりとふりふりのスカートが見えた。
「ご主人様のお膝元、この町を乱す人たちは私達、直属メイド部隊が綺麗にお掃除いたします。
……詠ちゃん、こんな感じで大丈夫かな?」
「くぅーーーーーーー。かっこいいわよ、月!」
「月さん、名乗りをお願いします」
「あ、はい。お茶出しの董……ふぇ」
「湯注ぎの賈!」
「茶菓子の呂」
「「「ご奉仕させていただきます」」」
今日一番の歓声が上がった。見てて和むもんなぁ。けど、月ぇ。君だけは……君だけはー。
- 43 名前:4/4[sage] 投稿日:2010/01/12(火) 23:50:55 ID:JNjlqgaI0
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「まったく、煩いわね。この町は静かに散策も出来ないのかしら」
ちゃらららったらぁ〜♪
ま、まさか!この音楽は……
「ツンツンツンツンツンツンツンデレ」×8
「ツンとデレの黄金比ぃ〜9対1なの」
いやー。これ以上出てこないで!てか三国の王のうち二人があっち側って大丈夫なのか!
「まったく、気分が良かったら助けたものの、こんなに煩かったら機嫌も悪くなるわ」
しかもご機嫌ななめ!?
「消えてしまいなさい」
ちゅどーん
て言うのが蜀アフターの日常なんだろうなぁ