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314 名前:璃々曰く、[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 19:26:51 ID:UsNkKifM0
どうも前スレの330です。

>>309氏
乙です。春蘭可愛いっす。

今日のこの流れに贈る小ネタを桃香しようかと思います。
四つお借りします。
315 名前:実家に帰らさせて頂きます(1/4)[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 19:27:32 ID:UsNkKifM0
「ん、んぅ」
 昨晩遅くまで政務をこなしていたからか体が重い。これから活動するぞと言わんばかりの太陽が目に沁みる。
ふわぁ〜
 目を閉じるのが一番なのだがそれを良しとせず上半身を起こす。と体に違和感。主に下半身。
また紫苑当たりが朝駆けに来たのかと見るが違う。むしろ逆な感覚。
 ……なんかふくらみが少ない気がする。ソフトタッチ。
 …………へこっ
「そんなバカなぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
 無い、無い、無いいいいぃぃぃい!
俺のジュニア。伝家の宝刀。そして存在価値。
あれ、言ってて悲しくなってきた。……じゃなくてち○こが無くなってる!
 な、なんでっ。なんでさ。
テンパってたらさっきの俺の悲鳴を聞いたのだろう遠くから
「ご主人様〜いかがなさいましたか〜」
と誰かが駆けてくる音が聞こえる。

バンッ!
「ご主人様!どうかしましたか!?」
 そう言いながら入って来たのは愛紗。
本当のことを言えないしなぁと思っていたら愛紗の顔が少し歪む。
「そなた一体何者だ。此処は我等が主、北郷一刀様の個室なのだが」
……へ?愛紗一体何を言っているの?
「もしや賊か!先ほどの悲鳴はまさかご主人様が……貴様ぁ!!覚悟しろ」
 これは窘めるときの殺気ではなく、戦場の殺気!愛紗確実に俺を敵と認識してる……
316 名前:実家に帰らさせて頂きます(2/4)[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 19:28:05 ID:UsNkKifM0
「ちょっ、ちょっと待てーー!俺が一刀、北郷一刀だって」
「そんなわけあるか!私が我が主を間違えるわけがあるまい。
ご主人様を殺しただけでは飽き足らず、成りすますとはますます許せん!」
 そう断言すると自慢の青龍刀を振りかぶる。
ぶん……がきぃーん。
 空気の切れる音と金属同士がぶつかり合う音。そして目の前には飛将軍こと恋が愛紗の攻撃を防いでいる姿が。
「恋!何をする!!そいつはご主人様を殺した人物だぞ!」
「…………(フルフル)。……愛紗良く見る。……ちゃんとご主人様」
 どうやら恋はちゃんと俺に見えるらしい。
「まさか!私がご主人様をみま、ちがえる、とはお、も、えない、のだが……」
 どんどん愛紗の語尾が怪しくなっていく。そして
「も、もも、も、申し訳ございません!!!ご主人様!!
まさか本当にご主人様だったとはっ!!何故かさっきはご主人様に見えなくて。
主に刃を向けた罪、如何なる謝罪でも償い切れないと思いますが何卒、お許しのほどを」
「いや、気にしなくてもいいよ。恋が助けに来てくれたから無傷だし。
あの殺気なら兵達も逃げたくなるよなって分かったしね」
 と軽口を言って場を和ませようとしたのだが愛紗はもっとへこんでしまう。

 どうしようかなって思ってたら今度は庭から
「なんじゃこりゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
と翠と思わしき女性の悲鳴が。さっきの俺はこんな感じだったのか。
「一体どうしたんだ。愛紗様子を見に行ってもらっていいかい?俺も恋と一緒に行くから」
「分かりました!」
 凄い速さで庭へ駆けていく。普段以上の忠実っぷりに笑いそうになってしまう。ホントに心苦しかったんだろうな。
着替えてから行きたかったが、翠に何かあったら不味いと思いそのまま恋を連れ庭へと向かう。
318 名前:実家に帰らさせて頂きます(3/4)[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 19:29:16 ID:UsNkKifM0
「訓練してたら急にお姉様が大声を出したんだよ。たんぽぽもなにがなんだか」
「だから変なのが居たんだって!蛇みたいな頭で、だけど胴が短くて変なものが二つ付いてて。
見たことあるような無いような。見ててムラム……イライラするようなヤツだった」
 愛紗が翠と蒲公英から話を聞いていた。見た感じ二人とも怪我はなさそうだ。
「ご主人様!なにやら翠が妙なものを見たと申しております」
 ワンコ愛紗は俺が来た途端バッと振り返り報告してきた。
「ありがと。二人とも大丈夫だったか?」
「あぁ大丈夫だったけど……」
 なにやら翠が言いよどんでいる。するとたんぽぽが
「えっとお兄さん誰?今愛紗にご主人様って言われてたけど」
 横で翠がうんうんと頷いている。
……ここもか!
つい恋の後ろに隠れてしまう。
「……………………大丈夫。二人とも戦う気ない」
 そっか恋が言うなら大丈夫かな。目を擦りながらだったけど。
「お前らもか。ちゃんと見ろご主人様ではないか。良いか絶対槍を向けるなよ、絶対だ」
 愛紗は愛紗で先ほどの体験がトラウマになりかけているっぽいし。
「あれ、ホントだ。良く見たらご主人様じゃない。何でさっき分からなかったんだろ?」
「あーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
「急にどうしたのだ翠」
「ご主人様で思い出したけど、さっきのあれ、ご主人様のにそっくりだった」
「俺の?俺のなにさ?」
「言わせるな馬鹿!」
 この翠の反応。そしてさっきの目撃談。さらに俺のものらしきなにか。
 あれ?もしかしてち○こ?
「なんだってーーーーーーーーーーーーーーー」
319 名前:実家に帰らさせて頂きます(4/4)[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 19:29:56 ID:UsNkKifM0
 無くなったんじゃなくて家出?最近使いすぎで三行半食らった?
探さないと!探さないと!!戻ってきてもらわないと!!!
 ん?ふと思う。今日急に俺のことを分からなくなった人がいる。昨日と今日の違いって1つしかないよな?
ってことは……考えるのは止めよう。そして無事に事が終わったら恋に饅頭を沢山買ってあげよう。

「皆お願いがある。今すぐにその翠が見た何かを探して欲しい。
もしかしたら俺が俺じゃなくなってしまうかもしれない!」
 こうして大捜査線が張られることになった。ち○こに対しての。

 探している間色々な人達に出会ったのだが反応は……うん。今後の付き合い方を考え直そうと思いました。
何人か初見で分かった人がいた事を喜ぼうではないか。べっ、別に予想以上に少なかったわけじゃないんだからっ。

 そして……
「見つけた!!!!」

「と言う夢を見たんだ」
 朝の軍議を終え、皆で雑談しているときに笑い話として今朝見た夢の内容を話していたのだが。
「ご主人様、その夢に少々不満があるのですが……」
「そ、そうでしゅ、まるで私達がご主人様をあの、その、ち……違っ、アレ、そう!
アレだけで判断しているみたいじゃないですか!」
「詠ちゃん……そうなの?」
「違ーーーう!これはあいつの夢の話でしょ!ボクはそんな風に思ってないから!」
「けど詠ちゃん良くご主人様のこと、ちん……へぅ〜」
「んぐっ」
320 名前:璃々曰く、[sage] 投稿日:2009/11/21(土) 19:33:51 ID:UsNkKifM0
以上です。

存在価値がち●こを引きたかったかも…

自分を奮い立たせるためにも、分かりやすくするためにも
コテハンを考えたほうが良いかもしれないと考える今日この頃。

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