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288 名前:かゆうま曰く、[sage] 投稿日:2009/10/03(土) 21:39:21 ID:D4CJtvEY0
書くのに初挑戦してみてはいるけど、オチが思い浮かばず難航中
5KBいくかも分からん小ネタだってのに……
374 名前:華雄曰く、[sage] 投稿日:2009/10/06(火) 19:57:55 ID:jEnN/SZM0
>>288です。
ようやく形にはなったので投下させていただきます。
まだまだ未熟者ですが、批評を肥やしにレベルアップしていきたいと思ってます。
皆様のジョロキアのごとく辛口な批評をお待ちしております。
375 名前:華雄曰く、[sage] 投稿日:2009/10/06(火) 19:59:04 ID:jEnN/SZM0
凪のハバネロ栽培日記

・春の某日
隊長が帰ってきた。
天に隊長が帰ってから約1年が経ち、隊長のいない日常に慣れ始めた矢先にひょっこりと。
それも少し待ち合わせに遅れてきたかのような気軽さで。
言いたいこと、伝えたいことは山ほどあったはずのに、ただ抱きついて泣きじゃくるしかできなかった。
久しぶりの隊長は、温もりはそのままに少し逞しくなっていた。

・春の某日2
帰還の報はあっという間に城に、町に駆け巡り、ちょっとしたお祭り騒ぎとなった。
城では宴が開かれ、その際隊長から天の国の書物などの土産がたくさん配られた。
書物以外にも、私達一人ひとりに向けたお土産も用意しているあたり隊長らしいと言うべきか。
私へのお土産は『はばねろ』という名の唐辛子の種。
なんでも天の国で世界一辛いとまで言われたことのある品種だとか。
今の時期に植えれば秋ごろに収穫できるだろう。
特に変わった育て方をする必要はないそうなので、明日にでも鉢に植えようと思う。

・春の某日3
先日植えた『はばねろ』の芽が何本か出てきた。
もう少し大きくなったら間引いて別の鉢に移そうか。
しかし、最近五胡に動きがあると言われている。仕事に忙殺されて枯らさないよう注意しなくては……

・夏の某日
『はばねろ』は順調に育っており最近花が咲いた。
ここまでくれば実がなり色が付くまであと一息。
376 名前:華雄曰く、[sage] 投稿日:2009/10/06(火) 20:00:46 ID:jEnN/SZM0
・秋の某日
『はばねろ』に実がなりはじめたと思ったら、私にも実がなっていた。
隊長の子を授かることができたのは嬉しいのだが、真桜たちの視線が痛い。
「いつも三人一緒にしてるのになんで凪ちゃんだけ」とか、「抜け駆けとかしてたんとちゃうか」とか。
そんなことを言いつつもなんだかんだで祝福してくれている。
それに隊長のことだ、そう遠くないうちに皆も身篭ることになるだろう。

・秋の某日2
『はばねろ』の実に色が付き始めた。あと一月もすれば収穫できるようになるだろうか。
世界一とまで言われた辛さ……楽しみだ。

・秋の某日3
『はばねろ』の実に色が付いたのはいいが、明らかに色がおかしい。
通常熟した唐辛子は鮮やかな赤になるが、熟す途中の橙色で止まってしまっている。
育て方が悪かったのか、それとも天の国の唐辛子は橙色なのが普通なのか。
隊長に話を聞こうにも張三姉妹の興行の補佐として各地を回っており、帰ってくるのはしばらく先だ。
隊長、早く帰ってきてください。

・秋の某日4
全ての実に色が付いた。しかし、色がこれ以上変わる気配が無い。
実を触ってみたところ硬かったので腐っているわけではないようだが、なぜこれ以上赤くならないのだろう?
やはり天の国の唐辛子は橙色が普通なのか。

・秋の某日5
ようやく隊長が帰ってきたので、『はばねろ』の実の色について聞いたところ、橙色で良いそうだ。
また、『はばねろ』が橙色なだけで、天の国でも普通の唐辛子は赤いのだとか。
早速収穫し、夕飯に『はばねろ』を使った回鍋肉を作り隊長や真桜、沙和、張三姉妹と一緒に食べた。
さすが世界一とまで言われたことのある唐辛子。実を一つしか使わなかったのに、十分に辛かった。
通常の唐辛子では料理が真っ赤になるほど使わないと出せなかった辛さも、『はばねろ』ならほんの数個使うだけで出せる。
おかげで料理が赤々とし過ぎなくて良い、というのは隊長の言。
しかし、色合いが普通なのをいいことに、通りがかった春蘭様に何も言わずに食べさせるのはどうかと思います。
……隊長が殴り飛ばされたのは言うまでもない。
377 名前:華雄曰く、[sage] 投稿日:2009/10/06(火) 20:05:07 ID:jEnN/SZM0
以上になります。
なんか>>288に続いて嫁が華雄なんですけど、華雄をネタになんか書けというお告げなんでしょうか?

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