- 739 名前:亞莎曰く、[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 15:00:17 ID:MsPNAeDQ0
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↑今日の嫁で何か書く!!
- 740 名前:亞莎曰く、[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 15:01:05 ID:MsPNAeDQ0
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亞莎ね……
- 754 名前:亞莎曰く、[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 20:54:35 ID:MsPNAeDQ0
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「何か面白いことないかなっ!?」
「そうじゃのう……」
「そうですねぇ〜」
王族に、武断派筆頭、文治派の重鎮。およそ呉の有力者と目される三者が四阿で
一息つきながら何を談じているかと言えば、
「逆に面白くないことと言えばね、シャオ最近一刀とえっちしてないんだ〜」
「儂もじゃな」
「私もですね……」
「一刀のち○ぽの凶悪っぷりなら一日一回はシャオの中に出さないと本当は駄目なはずなのにっ」
雑談の斜め上をいく猥談。
「小蓮様の中が良いかはどうかさておき、最近の北郷はちと異常じゃな」
「草を放って調べた所によると、ここ数週間全然シテないみたいですね〜」
「自分の手駒を使って何を調べとるんじゃ、お主は」
ため息をつく祭だったが、本当にため息をつきたいのは、
こんな支配者層を持った呉の民草だろうことは想像に難くない。
「本当は、ヤりたくて仕方ないはずなのに、抱きつこうとすると、ひらりとかわすんだよ、一刀のくせにっ」
呉の小悪魔こと小蓮が可愛い口を尖らせば、
「本を読むことにかこつけた夜のお誘いもやんわりと断られてしまいました〜」
呉の完全変態もとい頭脳の一角、穏が豊満な胸をぼよんと揺らす。
「…………」
そこまではテンポよく話が進んだものの、もう一人は無言を貫いた。それが小蓮と穏は気にくわなかったらしい。
「……な、なんじゃ。儂も一応誘ったぞ?」
ふたりの睨め付けに怯んだように祭が自らの旗幟を表明する。
「どんなふうに?」「どんな風にです〜?」
- 755 名前:亞莎曰く、[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 20:56:08 ID:MsPNAeDQ0
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一刀や呉の王妹たる蓮華といったウブな層には、強気の猥談をする祭だったが、心底からの
変態ふたり組には分が悪いらしく、
「それは、あれじゃ、酒でも飲まんか、と……」
「なにそれへいぼ〜ん」「そんなんじゃ駄目ですよ、祭さま〜。「この儂の熟れた肉体で
しっぽり濡れ濡れにならんか」ぐらいのことは言わないと〜」
「言えるか、そんな破廉恥なことがっ」
剛胆で鳴らす宿将も、武一辺倒だからこそ、実際のところ中身は清純だったりするものだ。
「ま、それは良いとして……」
三人が顔を見合わせて、ため息をつく。
「最近の一刀、ちょっと貞操固すぎるよね……」
呟く小蓮の気持ちは、この三人のそれを代弁していた。
いや、正確には三人だけではない。呉将のほとんどはそう思っていたに違いない。
今まで好き勝手に自分たちの貞操を食い散らかしてきたというのに、ここ数週間は完全になりをひそめ、
ひとりの女性とプラトニックな愛を築こうとしている。少なくともそういう風に見える。
それは今まで掘られに掘られてきたみんなからすると面白くないに違いない。
「は〜……」「は〜……」「は〜……」
三人のため息が重なる。
空はこんなに晴れているというのに、それを曇らせかねないため息の合唱。
「あ〜も〜、みんな暗いよっ!! 自分をもっと磨いて一刀のぽこ○んを……」
ふたりを鼓舞すると同時に自らを奮い立たせようとした小蓮の言は、しかし続かない。
「小蓮様? どうされたの……」
ですか〜、という穏の言葉も続かなかった。
小蓮と穏の視線が捉えていたもの。それは北郷一刀が最近子種を溜め込んでいる理由であり、
呉の女将にとっては憂鬱の種となっている存在。
「亞莎か……」
祭がぼそりと呟く。
そうなのだ──。
呉の名だたる美人とまぐあいを重ね続け、その悉くを孕ませようとしていた北郷一刀がその行為を
ぴたりと止めてしまったのは、亞莎の存在が大きいのではないかというのが専らの噂だった。
「証言そのいち。並んで歩いているのに手もつながない。それはおろか手が触れあっただけで、
お互いがほほを染めて、そっぽを向いてしまう」
- 756 名前:亞莎曰く、[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 20:56:35 ID:MsPNAeDQ0
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小蓮は、自分が言ったその光景が余程おぞましいものだと感じたらしい。
がくがくと身を震わせながら「何よっ、そのぼーいずびーみたいな展開はっ」と、
訳の分からないことを叫んだ。
「証言そのに〜。まさにこの四阿でふたりがお勉強をしているところを見かけたんですが〜、
一刀さんは、うとうとと寝ちゃった亞莎ちゃんの頭を愛おしげに撫でていましたよ〜」
「うっかり寝ちゃったらそれこそ寝ふぇらとか平気でしてくる御方なのにね……」と呟く穏の
表情の昏さに、そんなことされちゃったの? と聞こうとして、小蓮は結局聞くことが出来なかった。
「ま、つまるところ、亞莎と北郷はまだ清らかな関係である、ということか」
「ふんっ、一刀のくせにムリしちゃってさっ」
一刀を罵る小蓮だったが、その表情はとても寂しそうだ。
「そうですね〜。でも……、それが本当なら、ちょっと気になりますよね〜……」
穏が、普段のにこにことした様子は微塵も見せずに呟く。
「何がじゃ?」
「亞莎ちゃんの様子ですよ」
「様子?」
言われて、とぼとぼと歩く亞莎の姿を注視する祭。
うつむき、肩も丸まり、それこそため息がすぐ耳の傍で聞こえるのではと錯覚してしまうほど──
「何じゃ、元気がないのう」
「そうですね〜、一刀さんと嬉し恥ずかしな関係なはずなのに、変ですね〜」
先ほどの様子とは一転、にこにこと話す穏。
「……お主、何か知っておるのか?」
「いいえ〜、何も〜」
「そんなの本人に聞けばいいじゃないっ」
小蓮の総括に従い、「亞莎ちゃ〜ん」と穏がまったりとした声で亞莎を呼び寄せる。
- 757 名前:亞莎曰く、[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 20:57:07 ID:MsPNAeDQ0
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「一刀の体調がずっと悪そう?」
返ってきた亞莎の反応を、小蓮が復唱。
「はい……、いつもそう、というわけではないんですが、時に手が震えたり、
顔色が良くなかったり、汗が止まらないご様子だったりと。私どうしたら良いのか……」
「なるほどね」
「なるほど〜」
「納得できる話ではあるのう」
「ど、どういうことなんですか?」
周りの納得、という空気に亞莎は詰め寄らんばかりの反応を見せた。
「だって、ほら、もう数週間、なんでしょう?」
「そうですね〜」
「そうじゃのう」
「わ、判るなら、それを治す方法が判るなら教えてください。一刀様は今も少し横になられてお休み
されているんです」
◇
亞莎に案内されてやってきた三人が見た一刀は確かに横になっていたが、
「ま、予想通りというか、何と言うかじゃな」
隆々と逆立ち、今にも服を突き破らんとしているイチモツを指して、祭が呆れた声を出した。
「わ〜い、久しぶり、一刀〜っ」
と嬉しそうに握りにいく小蓮。それを一刀のイチモツは巧みにかわしていく。
「あ、あれ? そんなに照れなくていいよ?」
ひょい。
「いや、だからね?」
ひょい、ひょい、ひょいっ。
「何じゃあの動きは……」
「この、この、このっ」
- 758 名前:亞莎曰く、[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 20:57:51 ID:MsPNAeDQ0
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必死になる小蓮だったが、まるで生きているかのような動きを見せる一刀のソレを捉えることが出来ない。
「ええいっ、この〜〜〜っ」
根本からがっちりと握りにいく小蓮──、
しかし、ごろんと寝返りをうった一刀の脚に阻まれ、小蓮の挑戦は完敗に終わった。
「あの、つまり……?」
半分ぐらい置いてけぼりを食らっていた亞莎が、先輩たる穏をちょんちょんと突いて状況を聞き出そうとする。
「だからね、」
ごにょごにょごにょ。
「──────」
穏に耳打ちされ、状況を理解した亞莎はかぁ〜と顔を赤らめた。
「ふん、一刀を助ける方法はあるけど、初めての亞莎にそんなことは出来ないよね」
悔しさをにじませながら、亞莎を嗾ける小蓮だったが、一方の亞莎の耳にそれは届いていないふうだった。
「一刀様のために、私ががんばらないと。私ががんばらないと」
「お、おい、亞莎?」
呼び止めようとした祭も捨て置いて、一刀の下半身の前に跪く亞莎。おそるおそる一刀のペニスに
手を伸ばし、
「はぅっ」
ちょこんと触るとぴくりという反応が返ってきた。
「あ、あれ? これってどういう展開なんだろう?」
プラトニックに付き合っていた亞莎がまさか思いきるとは考えていなかった小蓮が慌てた声を出す。
「楽しい楽しいお勉強のお時間ですよ〜?」
「そ、そうかのう? 単なる覗きなのでは……」
恐らく祭の言う通りではあるが、外野のことなど斟酌せず、亞莎は大胆さを強めていく。
- 759 名前:亞莎曰く、[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 20:58:21 ID:MsPNAeDQ0
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「か、一刀様」
熱を帯びた手で、一刀のペニスをつかむ亞莎。そしてそれを愛おしそうに撫でさする。
「びくびくしてるんだけど……」
「数週間分の子種がつまっていますもの〜」
「というか、本当に見ていて良いのか?」
外野が実況モードに入ったことにも亞莎は気づいていなかった。一刀のペニスを服の中から
解放しようと試行錯誤の末、ファスナーを空けることに成功する。
「ふわっ」
抑えられていたものが解放された勢い。それが亞莎の顔のすぐ傍を通り過ぎる。
「あ、あんな大きくなってるの初めてみた……」
「あれに貫かれちゃったら死んじゃいそうですね〜」
「ふ、ふむ……」
「はぁっ……、はぁっ……」
「って、亞莎、なんか危なくなってきてない?」
「完全に錯乱しちゃってますね〜」
「手だけは的確に動いておるがな。というか、北郷の顔……」
「うわっ、すごく緩んでる……。というか、何か凄くだらしないよね……」
亞莎の手コキによって、ペニスの先から体液を垂れ流し初める一刀。
それを、亞莎は、
「ぺろり」
「え、えっ、えーっ」
「舐めちゃいましたね〜」
「……舐めたのう」
さらに亞莎は、
「ぱくり」
「え、えっ、えーっ」
「銜えちゃいましたね〜」
「……銜えたのう」
- 760 名前:亞莎曰く、[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 20:58:37 ID:MsPNAeDQ0
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「ちゅっ、ずずっ、んん、んぐっ」
一刀のソレに傅き、唾液と体液をまぶしながら、亞莎は奉仕を続けていく。
「あ、うっ……」
「今のって」
「一刀さんの声ですね〜」
「というか、危険じゃ、戦場で培った勘という奴じゃが、とにかく危険じゃぞ……」
「そ、それって、駄目、あぶない」
ぶるぶると一刀のイチモツが震え出す。
「に、逃げて亞莎っ!!」
「えっ……?」
必死な小蓮に気づいた亞莎が顔を上げた瞬間、
びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅる〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
盛大にそれは吹き出した。
回避する間もなく、亞莎の顔面を汚していく。
「うわっ、うわっ、うわっ〜」
「これは凄いですね〜」
「瞳をキラキラさせながら言うことか? 凄惨な光景じゃと思うんじゃが……」
「というか止まらないし……」
「む、北郷の奴が……」
祭の一言で、みんなの視線を集めた一刀が立ち上がる。精液を噴射させながら。
「でも、何か意識ないみたいだけど……?」
ようやく射精は収まったものの、モノは隆々と逆立ったまま。
「これはあれですね、今まで溜めに溜めたものが解放されて、一気にタガが外れた瞬間という奴ですね〜」
辺りを見回す一刀の様子から一つの推測を付ける穏。
「何を冷静に解説しておるんじゃ、お主は。このままだと儂らまで餌食になるじゃろうがっ」
「むしろ望むところよっ、一刀は私のモノなんだからっ」
「小蓮様、無茶じゃっ」
祭が止めるのも聞かず、一刀に飛びかかっていく小蓮……
◇ ◇ ◇
- 761 名前:亞莎曰く、[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 20:58:56 ID:MsPNAeDQ0
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「な、何これ?」
亞莎の部屋の本棚の隅に隠れるように置かれていた一巻の竹翰。その内容は余りに
ひどいものであり、俺は途中でそれを閉じてしまった。
じとりと額を流れる汗。垂れてきたそれに現実へと引き戻されてみれば、
部屋にすっかりと西日が差す時間だった。
「とにかく一度ここから離れた方がいいな」
内容がトンデモないだけに、本能が逃走を推奨していた。
亞莎のものかどうかは判らないが、どちらにせよ、亞莎には見たことがバレない方が何となく良さそうだった。
「それなら一刻も早く──」
瞬間、凍り付いた。
「あ、あっ、亞莎……」
「……どう、したんですか? 一刀様?」
「いや、何も」
心臓が極限まで早鐘を打つ。いつから見られていた? いや、そもそも何で気配をまったく感じなかったんだ?
「何も、という表情ではないですよ?」
カラカラに乾いた喉から絞り出すようにして声を出す。
「本当に、何でも無いんだ……」
頭を下げたせいで髪が目にかかり、亞莎の表情は見えない。
「嘘は、駄目ですよ? 一刀様……」
「し、信じてほしい」
見られていたに決まっているのに、言ってしまったら良くないものが吹き出してきそうで、思わず
嘘をついてしまった。
「駄目だって、言ったのに」
その声を最後に、俺の意識は途絶えた。
◇ ◇ ◇
- 762 名前:亞莎曰く、[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 21:12:25 ID:MsPNAeDQ0
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という夢を見た、と一刀様が仰られた。
「そんなこと、私が一刀様にするわけないじゃないですか」と少し怒るそぶりを見せたら、
「でも、あんな話を書かれてしまうと、ね」と小説を書いていることを指摘された。
「それはその……」
そう、一刀様の夢で出てきた話ではないけれど、私は、一刀様を主人公にした小説を書くようになった。
しかも艶系のお話。
何でそんなもの書くの? と聞かれたけれど、恥ずかしくて答えることができなかった。
「いいけどね。……それはそれで、今はこっちに集中してほしいな」
「はい……」
一刀様の反応を見ながら次の話を考える。自分では書く理由は当たり前すぎて言うようなことじゃないと思ってしまうけれど。
◇ ◇ ◇
行為が終わった後で、もう一度聞かれたけれど、やはり私はこう答えた。
「秘密です」
<了>
- 763 名前:亞莎曰く、[sage] 投稿日:2009/08/08(土) 21:14:16 ID:MsPNAeDQ0
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う〜ん、ムダに長引いた感が。
うまくまとめる能力って、大切ですね。
(今回も、転載不要です)