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896 名前:猪々子曰く、[sage] 投稿日:2009/05/02(土) 02:06:29 ID:FROlongQ0
「流行性感冒」=「インフルエンザ」のこと
***
【董卓軍編】
兵士「賈駆様、先日の流行性感冒の検査結果ですが、董卓様が陽性でした」
詠 「えっ、何ですって?」
兵士「ですから、董卓様は陽性です」
詠 「月が妖精?」
兵士「はい、私も驚いたのですが…」
詠 「………、分かったわ。後はボクに任せて。下がっていいわよ」
兵士「はっ!」
詠 「月が妖精…月が妖精。なるほど、あの可愛さは月が妖精だったからなのね。
   ふふふ、いける! いけるわ!
   乱世に舞い降りた妖精、董卓! これで洛陽はもらったも同然よ!
   月、見ててね。賈文和の実力見せてあげるわ!」


【袁紹軍編】
斗詩「麗羽様、先日の流行性感冒の検査結果ですが、陽性でした」
麗羽「はい?」
斗詩「ですから、麗羽様が陽性だったんですよ〜」
麗羽「わ、わたくしが妖精ですって!
   た、たしかにわたくしの美しさには理由があると思ってはおりましたが、それが妖精だったからとは…」
斗詩「はい、ですからお部屋から出ないように……」
麗羽「斗詩さん、誰かにわたくしが妖精だということを話しましたかしら?」
斗詩「え〜っと、文ちゃんは知ってると思いますけど、他にはいないと思いますよ」
麗羽「(ド派手に発表するために)このことは伏せておいた方がよいですわね」
斗詩「そうですね。(麗羽様が一時期不在ということは)伏せておいた方がいいですね」
麗羽「(ド派手に発表するためにも)しばらくは国力の充実に努めなさい!」
斗詩「わかりました。(麗羽様のご病気が治るまでは)国力の充実に努めます。ですからお部屋からは……」
麗羽「妖精という肩書きまでもがこの袁本初のためにあったのですわ! おーっほっほっほ!」
924 名前:猪々子曰く、[sage] 投稿日:2009/05/02(土) 14:11:01 ID:FROlongQ0
【魏軍編】
凪 「沙和、この前の流行性感冒の結果だけど陽性だったから、部屋で寝てるんだぞ!」
沙和「うん、わかったの〜♪」
凪 「それじゃあ私は警邏があるから」
沙和「がんばってなの〜♪」
………

真桜「あれ? さっき凪おらんかったか?」
沙和「え、そういえばいたのー。阿蘇阿蘇の最新号読んでたから聞いてなかったのー」
真桜「おいおい……、大事なこと言うてなかったんか?」
沙和「そういえば…沙和がようせいだとか言ってたのー」
真桜「ようせいってヒラヒラ飛ぶ妖精か?」
沙和「そうなの!凪ちゃんもやっと沙和のおしゃれのすごさが分かったの! だから妖精みたいだなって言ってくれたの!」
真桜「凪が騒ぐくらいなら取材が来るかもなぁ」
沙和「来月号の阿蘇阿蘇の表紙は沙和なの! だから今日は服を見に行くの!」
真桜「ウチもからくり夏侯惇載せてほしいねんけどなぁ」
沙和「沙和が真桜ちゃんの頼みを断るわけがないの! 編集者さんに頼んで特集組ませてあげるの!」
真桜「ありがとー沙和!」  沙和「親友なら当然なの!」

【魏軍編ノ弐】
秋蘭「姉者!」
春蘭「ん? どうした秋蘭?」
秋蘭「じつはな、(この前の流行性感冒の結果なんだが、)姉者は陽性なんだ。(だから部屋で寝ていてくれ)」
春蘭「な、なんだと。私が妖精?」
秋蘭「ああ、華琳様が姉者のことを気になさる理由(感染しているかもしれないので近寄らない)がわかっただろう?」
春蘭「なるほど、私が妖精なら華琳様が気になさる理由(いきなりお知りになったのなら驚かれるのも当然だ)がわかった。
   それで華琳様がどうかしたのか?」
秋蘭「ああ、(完治したら)華琳様の方から姉者を訪ねていくので、
   それまで姉者は部屋で待って(監禁されて)いてほしい、とのことだ」
春蘭「わかった! 華琳様が来て下さるのなら何年だろうと待っているぞ!」
秋蘭「ああ、そのように華琳様に報告しておこう」
春蘭「それでは私は部屋に戻るからいくら秋蘭でも入ってくるんじゃないぞ!」
秋蘭「分かった。食事は侍女に運ばせるから姉者は安心して華琳様を待っていてくれ」
春蘭「秋蘭たちにも悪い気がするが、甘えさせてもらおう。それじゃあな!」
……

流琉「春蘭様行っちゃいましたね…」
秋蘭「ああ、行ったな…」
流琉「秋蘭様はこうなるって分かってて言ってましたよね?」
秋蘭「さあな。華琳様からのご命令は”病気が完治するまでは部屋で療養していろ”だったんだ。
   この結果を見れば完全に達成されているだろう?」
流琉「それでもこれでいいんですかねぇ?」
秋蘭「姉者は華琳様に会えるのなら1週間や2週間くらい何とも思わん。
   誰も不幸な気持ちになっていないんだ。だから大成功だろう?」
流琉「まぁ、そうですね…」

秋蘭「それにしても………姉者はかわいいなぁ」

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