「流行性感冒」=「インフルエンザ」のこと
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【董卓軍編】
兵士「賈駆様、先日の流行性感冒の検査結果ですが、董卓様が陽性でした」
詠 「えっ、何ですって?」
兵士「ですから、董卓様は陽性です」
詠 「月が妖精?」
兵士「はい、私も驚いたのですが…」
詠 「………、分かったわ。後はボクに任せて。下がっていいわよ」
兵士「はっ!」
詠 「月が妖精…月が妖精。なるほど、あの可愛さは月が妖精だったからなのね。
ふふふ、いける! いけるわ!
乱世に舞い降りた妖精、董卓! これで洛陽はもらったも同然よ!
月、見ててね。賈文和の実力見せてあげるわ!」
【袁紹軍編】
斗詩「麗羽様、先日の流行性感冒の検査結果ですが、陽性でした」
麗羽「はい?」
斗詩「ですから、麗羽様が陽性だったんですよ〜」
麗羽「わ、わたくしが妖精ですって!
た、たしかにわたくしの美しさには理由があると思ってはおりましたが、それが妖精だったからとは…」
斗詩「はい、ですからお部屋から出ないように……」
麗羽「斗詩さん、誰かにわたくしが妖精だということを話しましたかしら?」
斗詩「え〜っと、文ちゃんは知ってると思いますけど、他にはいないと思いますよ」
麗羽「(ド派手に発表するために)このことは伏せておいた方がよいですわね」
斗詩「そうですね。(麗羽様が一時期不在ということは)伏せておいた方がいいですね」
麗羽「(ド派手に発表するためにも)しばらくは国力の充実に努めなさい!」
斗詩「わかりました。(麗羽様のご病気が治るまでは)国力の充実に努めます。ですからお部屋からは……」
麗羽「妖精という肩書きまでもがこの袁本初のためにあったのですわ! おーっほっほっほ!」