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424 名前:風鈴  ◆VOACf8e.7. [sage] 投稿日:2009/04/05(日) 18:20:51 ID:zgW7RDz20
──人中の呂布、馬中の赤兎──


「『人中の呂布、馬中の赤兎』か……」

 敵を蹴散らし、戦闘から戻ってきた恋をねぎらいつつ、一刀がぽつりと漏らす。
 恋は「……何それ?」とでも言いたげに首をかしげ、一刀は「なんでもないよ」と、恋の頭を撫でる。
 上記の言葉は、元々正史において呂布を褒める言葉として出てきたものだ。
恋にそれを説明しても意味も無いだろう。

「恋はすごいなってこと」

 そう言う一刀を、撫でられながら上目遣いに見ていた恋は、

「……………(ふるふる)」

 首を横に振った。
 一刀が顔に疑問符を浮かべると、恋はぽつりと、

「……セキト、馬じゃない。…………犬」

「ははっ。そうだな、こっちじゃ『人中の呂布、犬中のセキト』か。
セキトも犬の中ではすごいもんな」

「…………(こくり)」

 恋は小さく、けれど嬉しそうに頷くのであった。
425 名前:風鈴  ◆VOACf8e.7. [sage] 投稿日:2009/04/05(日) 18:23:34 ID:zgW7RDz20
前触れも無く投下。そして終了。

何となく、正史の言葉を恋姫に置き換えると……?
って思っただけなんですがね。
426 名前:風鈴  ◆VOACf8e.7. [sage] 投稿日:2009/04/05(日) 18:39:06 ID:zgW7RDz20
──髀肉之嘆──

「うう……最近政務続きで運動してないから、太ももにお肉が付いちゃったよ……」

 政務を終えた一刀と桃香が一緒に歩いていると、不意に彼女がそんな事を漏らした。
 一刀は「そうか?」と言いつつ、ちらりと桃香の足を見ようとし、

「そんな確認するように見ないでぇ〜!」

 そう言われて、慌てて視線を戻す。

「だったら運動しなよ。愛紗あたりに頼めば、いくらでも激しい運動させてくれると思うぞ?」
「……うっ……それは嫌かも……」

 ふとそこで桃香は一刀をじっと……上から下へ見て、

「……その点ご主人様は問題ないよね」

 と、呟く。
 そう言われても、一刀とて桃香と変わらずに政務に追われており、鍛錬とは遠ざかっているのだ、
問題ないと言われる所以がわからず、「なんで?」と返すと、

「だって……」

 と、少々頬を膨らませながら、

「……毎晩色んな女の子と、激しい運動してるじゃない」

 苦笑いを浮かべるしかない一刀であった。
427 名前:風鈴  ◆VOACf8e.7. [sage] 投稿日:2009/04/05(日) 18:40:39 ID:zgW7RDz20
うおおおおお外史スレ規制解除キタ!!!
けど、せっかくなので思いついた第二弾をこっちに投下。


我ながらオチがありきたり過ぎる。

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