華琳｢劉備、今この地に英雄はいると思う？｣
桃香｢さ、さぁ〜…どうでしょう〜｣
華琳｢それなら群雄の中から上げてみなさい。｣
桃香｢じゃあ…袁紹さん？｣
華琳｢麗羽？あんな血筋しか誇れるものがない女なんて問題じゃないわ、そのうちこの曹操が滅ぼしてあげるわ。｣
桃香｢それなら、失脚した河進さんに変わって洛陽に入った董卓さん？｣
華琳｢あれもダメね、まず決断力が無い。宦官と権力を鬩ぎあっているようじゃ先が知れてるわ。｣

桃香｢それじゃあ袁紹さんの妹の袁術ちゃんは？最近は国の治め方も良くなってきているとか。｣
華琳｢国の治め方は小利口な部下がやっていること…当人は蟋蟀みたいに蜂蜜飲んで歌を歌ってるだけじゃない、ああいうのを英雄とは言わないわ。｣
桃香｢わかった！江東の孫策さん！｣
華琳｢そうね、彼女は英雄と言ってもいい存在かもしれないわ…あとは？｣
桃香｢あとはパイパ…じゃなかった、伯桂ちゃんは？｣
華琳｢あんなのは門を守る犬よ。｣

桃香｢わかりました…要するに群雄数多くいれど、英雄は孫策さんと曹操さんの２人しかいないっていうことですね。｣
華琳｢いいえ、英雄は三人…もうひとりいるわ。｣
桃香｢ええっ！？それはまさか…｣
華琳｢もう一人は…｣
桃香｢もう一人は…！？｣




華琳｢関羽よ！｣
桃香｢えぇ〜…そこはあたしじゃないんですか？常識的に考えて。｣
華琳｢ハァ？何言ってんの？あんたみたいな胸しかとりえの無い甘ちゃんが英雄な訳ないじゃない。｣