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367 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 01:58:51 ID:B4rQcXbo0
風鈴氏完結を記念して梅雨も近いから雨ネタを
二レスこっそり投下
368 名前:雨1/2[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 02:00:07 ID:B4rQcXbo0
外では雨音が響き渡っている。
しとしと、しとしと。
暗雲どよめく空から雫。
びちゃん、びちゃん。
地面に溜まった水たまりに落ちた雨の雫が跳ね回る。
ぴゅう、ぴゅう。
強風が辺りの砂を巻き上げながら過ぎ去っていく。
それを窓越しに眺めながら三つの人影が寝台の上で足をだらりと垂らしながら座り込んでいる。
その中の一人、猪々子はつまらなそうに文句を口にする。
「今日も雨かよ。最近ずっとじゃないかよ。むう」
「う〜ん、これじゃあ今日の演習もだめだね」
「まったく、こうじめじめしてるのは嫌ですわね」
湿気を吸い取り重さとスケールを増した螺旋状の
ぶっとい巻き髪を手で触りながらため息を吐く麗羽。
さすがの雨ではやる気も起きずあくびを噛みしめる斗詩。
「雨、はやく〜やめ!」
「ちょっと、猪々子!!変なダジャレ言わないでくださる!」
「な!べつに、あたいそういつもりで行った訳じゃないッスよ。
姫が勝手に勘違いしたんでしょ」
「なんですってえ!」
「もう、二人ともじめじめして鬱憤が溜まってるのはわかるけど
そんなに激しく喧嘩しないでよ」
「「うるさい!」」
斗詩の仲裁にも耳を貸さない二人はますます熱気を増していく。
その顔も次第に険悪な者へと変わっていく。
「だいたい姫の頭の中のほうがくだらないんじゃないの〜?」
「猪々子!誰の頭がくだらないですって!」
369 名前:雨2/2[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 02:03:31 ID:B4rQcXbo0

取っ組み合いを始める猪々子と麗羽に斗詩の頭の何かが切れる音がした。
「二人とも!暴れないでよ!少しは第三者である私の迷惑も考えてよ!」
「うっさいですわよ!自分ばっかり関係無い顔して!」
「そうだそうだ!この雨続きで運動できなくて脂肪を
消費できないからってあたいらにあたるなよ!」
「な、なななななななななななな、なんですってえ!猪々子!」
ついに年増で喧嘩に参加してしまう。
もはやこれまでか、そう思われた時三人以外の人物が動いた。
「あの……一番迷惑してるの俺なんですけど」
部屋の中、寝台の上で暴れ回る三人の周りを先程からちょこまかと動き回っている一刀が
涙ながらに意義を唱える。
その手には巨大な扇子があり、それで一人を扇いでは次の一人へと
繰り返して扇いで回っていた。
「うっさい、なんかじめっとして熱い!はやくあおげコノヤロウ!」
「そうですわ、勝手に休んでいるんじゃありませんわ」
「ほら、手を休めるから二人がまた怒ってる!」
「はい、すいませんでした〜!」
慌てて一刀は仰ぎ直す。

北郷一刀……今は袁紹軍で袁紹及び顔良、文醜の身の回りの世話
……というよりは雑用をしている。



袁紹、字を本初といい真名を麗羽という少女もとい一国の主。
そんな彼女に拾われた一刀……これはそんな外史の一端である。
370 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/06/14(月) 02:25:45 ID:B4rQcXbo0
おしまい
スレ汚しスマソm(_ _)m


そういうわけでじゃあねぇ〜(・_<)ノシ

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