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983 名前:エロ本[sage] 投稿日:2009/09/12(土) 01:21:34 ID:DppM3+uf0
やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
この埋めSSはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、この作者を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「呆れ」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、この埋めSSを立てたんだ。

じゃあ、埋めSS投下の可否を聞こうか。
986 名前:埋めSS1/6@エロ本[sage] 投稿日:2009/09/12(土) 01:35:43 ID:DppM3+uf0
おk
念のため、キャラブレイク注意報を出しておくので。
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 すべての外史に通じる空間。そして、総ての記憶を持ち、総てを知り、笑いながら話のできる物語から外れた外史
 いわゆる舞台裏といわれるここで、その2人の陰謀の火を消す事は無理であった。
「ふっふっふ、みてなさいよ!」
「しょ、小喬ちゃ〜ん」
 このリストラ二人組の陰謀だけは。

『二喬の戦い 〜策略の巻〜』
987 名前:埋めSS2/6@二喬だって可愛いと言いたいエロ本[sage] 投稿日:2009/09/12(土) 01:40:16 ID:DppM3+uf0
 廃れたような小さな部屋。そこで小喬は姉と一緒に作戦会議を開いていた。
「という訳で、前回の反省で、あたしたちが力ずくでレギュラーを勝ち取るのは無理と判断したわ」
「だよね」
 前回弱そうな亜莎を狙った結果、返り討ちにあい庭の木に吊るされ、ち○この遣いこと一刀にとても口ではいえないような屈辱と快楽を引き換えに降ろしてもらうはめになった。そこから考えると、どうやら呉の軍師組を力でねじ伏せるのは無理だと、彼女は判断したらしい。
「で、今回のターゲットなんだけど……」
「だれにするの? 小喬ちゃん」
 大喬も意外と乗り気で有るのか、彼女の言葉にしっかりと耳を傾けている。
「今回は……明命よ!」
「え、えええ! み、明命さん!」
 別に意外な人物ではなかった。彼女も一応は新キャラである。だが、隠密少女、マンハントを得意とする彼女に対する対策等思いつくはずもない。
「小喬ちゃん、あの人は危険だよぉ」
 大喬もそれを知っているのか、少しおびえ気味だ
「ふっふっふ、お姉ちゃん。あの明命の弱点を知らないの?」
 だが、小喬はその驚きも想定の範囲内のように笑っている。
「この、呂布さえ補佐できそうなあたしの頭脳にかかれば、明命なんて敵じゃないわよ!」
「……そろそろ、この作者さんの命が危うくなってきてるよ。小喬ちゃん」
 とりあえず、これ以上突っ込むと、白装束の皆さんに誰がとはいわないが消されてしまうためにこれ以上の言及を避ける大喬。
「さぁ、見てなさい、明命。今日こそ、あなたのキャラ的な意味での命日よ!」
 だが、そんな大喬の事は無視して勝手にもりあがる小喬であった。
988 名前:埋めSS3/6@そろそろ後ろから刺されそうなエロ本[sage] 投稿日:2009/09/12(土) 01:45:12 ID:DppM3+uf0


「……異常有りません」
 そんな陰謀が動いているとは露知らず、明命はいつもの通り城壁の上で外の監視を行っていた。
 この外史で、見張りが必要なのか?という疑問がないのが世の中の不思議というものである。

「明命、いるか?」
「一刀様?何か有りましたか?」
「いや……そろそろさ。お昼ご飯じゃないかって思ってな?」
 そういうと、彼は手に持った物を差し出す。
 以前、彼女はお腹を鳴らしながらも見張りについていた事が有るので、もしかしたらと思ったらしい。
「へっ? はぅあ! も、申し訳ありません。一刀様にそんな事」
「そんな亜莎みたいに謝られても……」
 困る。だが、それでもやっぱりかわいいと思うのが明命だ。
「それでは……」
 そういって、彼女は一刀のそばに座る。ここでも見張りは出来る。ならこの楽しい時間を……
989 名前:埋めSS4/6@ネタ切れなエロ本[sage] 投稿日:2009/09/12(土) 01:52:22 ID:DppM3+uf0

「「って、またラブラブ展開かー!」」

「はぅあ!」「うわぁ!」
 そして、二人の雰囲気をぶちこわす双子。この後に、子供には見せられないようなシーン描写を阻止したのが唯一の救いであろうか?
「しょ、小喬様に大喬様! いったい何か?」
「ふっふっふ、実は明命にこの舞台から降りてもらおうと思ってね」
「ごめんなさい、明命さん。でも、私も冥琳や雪蓮様と一緒に居たいんです」
「な、何を言って……」
 いきなりの事で何がなんだか分からないのだろう。だが、そんな明命を無視して小喬は懐から……
「ちなみに、拒否権はないわよ。この子が人質?だもんね」
ゆっくりと小さな動物を取り出した。明命の弱点である猫だ。

 人、もとい猫質の作戦に出れば、明命の言う事を聞かざるを得ないはずである。それが小喬の作戦であった。
 だが、その瞬間……
「おい、小喬。それはやり過ぎ…(ヒュ)…じゃ……」
991 名前:埋めSS5/6@斬首だけは勘弁してくださいエロ本[sage] 投稿日:2009/09/12(土) 01:57:37 ID:DppM3+uf0
 一刀の声を遮るように風が走った。そして、同時に……大喬が倒れる。
「へっ?」
 あっけにとられた瞬間、小喬は手元をみる。そこに人質の猫は居ない。そして、その風の正体が明命である事に気づいたのは、彼女の手に猫が居てからだ。
「え?ええええ?な、なんで?」
 そして、その目には、確かに呉の隠密部隊のそしてマンハントの光が宿っている。

「小喬様、あなたはやってはいけない事をしました」
「あの、明命さん?」「み、明命?」
 その本気の目に、一刀でさえ額に冷や汗をにじませている。小喬に至っては先ほど飲んだお茶が総て体の外に出てしまったのではないかと思えるほど量だ。そして、再び風が走る。
「は、はやっ!」
「あなたに足りないもの。それは〜  情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!
 そしてェなによりもォ−−−−−−−!」
 目の求まらぬ速さで小喬に飛びかかる。そして、刀を構え……


「お 猫 様 へ の 愛 情 が 足 り な い !」


「うぎゃああああああ!」
 その瞬間、小喬の悲鳴が上がった。

993 名前:埋めSS6/6@H×Hの再開はいつだろうなエロ本[sage] 投稿日:2009/09/12(土) 02:05:54 ID:DppM3+uf0
夕日に晒されている城の中庭の大きな木。
 そして、その枝に逆さまにぶら下がる大きな果実。そこの可愛らしい顔には「2人足りない」と書かれている。
「って、またこんなかー!」
「小喬ちゃん、大声出さないでよぉ」
 半分涙目になりながら、実の妹を諭している姉。 
 それはまさしく、浅知恵に身を滅ぼした小喬と大喬だ。
「ううう、また今日もここで夜を過ごさないと行けないのかなぁ?」
 この辺は夜風が冷たい。凍え死しないのが不思議なくらいだ。
「何弱気な事をいってるのよ。お姉ちゃん!」
 だが、弱気になっている大喬とは違い、小喬はまだあきらめていない。
「だってぇ」
「あんな事で、あたしたちの冥琳様や雪蓮様への愛は終わらないんだから!」
 彼女たちの野望は続く。
「あいるびーばーーーっく!」
 意味不明な声とともに、彼女たちの時間は過ぎていくのであった。

  【ご愛読ありがとうございました】
                 【作者の次回作にご期待ください】

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