- 392 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/08/21(金) 18:44:22 ID:xT9Z4dWf0
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ここで唐突に特にオチのないお話を投下
華琳「ねえ一刀、あなた結婚について考えた事はある?」
一刀「結婚?いやに唐突だな」
華琳「いいから答えなさい。あなた自身誰かと結婚したいと考えた事はあるの?」
一刀「うーん、もちろん将来的に結婚はしたいとは考えた事はあるけど・・・」
華琳「なによ煮え切らないわね・・・でもあなただったら引く手数多でしょう?なんといっても魏の種馬なのだからね」
一刀「・・・種馬ってほどのつもりはないんだが・・・」
桂花「アンタみたいな性欲の化身が結婚なんてできるわけないじゃない。大人しく一生華琳様に随ってればいいのよ」
秋蘭「ふむ、要約すると桂花は一刀が結婚したら寂しいから一生ここで共に暮らしたいそうだ」
桂花「ど!?どこをどう読み取ったらそうなるのよ!!」
春蘭「だが桂花の言うとおりだ。一刀が結婚なんてできるものか」
一刀「正直春蘭にだけは言われたくないぞ」
春蘭「フン、私は既に華琳様に全てを捧げた身だ。結婚なんぞできなくてもまったく問題ない!」
一刀「はいはい、そうだね」
春蘭「だ、だがあれだ。一刀も一生独り身というのは寂しいだろうから・・・
どうしてもと言うのなら私が結婚してやらないことも・・・ない・・・あ、あくまでも一番は華琳様だがな!!」
秋蘭「フフッ、やれやれ姉者も素直でない」
一刀「はは、ありがとう春蘭。その言葉だけで嬉しいよ」
華琳「・・・・・・・・・」
季衣「うーん」
流琉「どうしたの季衣?さっきからうんうん唸って」
季衣「あ、思い出した!華琳様!」
華琳「ど、どうしたの季衣?」
季衣「前に兄ちゃんと結婚したいっていうお話がありませんでしたっけ?」
華琳「!!??」
一刀「えっ!?」
流琉「華琳様が兄様と?」
春蘭「なんだと!華琳様が一刀と結婚!?」
桂花「ウソでしょ!!?」
秋蘭「なんと・・・」
- 393 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/08/21(金) 18:45:38 ID:xT9Z4dWf0
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季衣「あ、えーと、華琳様じゃなくて、どっかの偉い女の人が兄ちゃんと結婚したいって来て・・・」
桂花「なによ脅かさないでよ」
秋蘭「縁談の申し出があったという事か?」
流琉「はい、それは確かにありました。華琳様が直接お会いになられたかと・・・」
華琳「え、ええ、そうだったわね」
春蘭「?」
季衣「あれ?兄ちゃんは聞いてないの?」
一刀「初耳さ、一体どれくらい前の事だったんだ?」
流琉「詳しい日までは・・・大分前の事だったはずですから」
秋蘭「・・・華琳様、つまりその者は一刀にはそぐわない相手だったという事ですね?」
華琳「そ、そうね。我が魏の客将に釣り合うとはとても・・・ね」
一刀「? それで俺のところまでは話が来なかったって事か。
わざわざ手間をかけさせたみたいで、すまなかったな華琳」
華琳「う・・・うるさい!もうその話は終わり!」
一刀「???」
秋蘭「やれやれ、一刀の鈍感さは姉者以上だな」
凛 「ブーーッ!!」(バタンッ!)
桂花「キャアアッ!?ちょっと唐突過ぎるわよ!今の流れで何でそうなるのよ!」
風 「黙ってるから大丈夫かと思いましたが、やっぱりダメでしたね」
秋蘭「またか・・・どの辺から妄想が広がったんだ?」
風 「縁談で来られた人と華琳様とのお話は私達も同席させていただきましたからー。
大方その人を叩き出した後に、怒り頂点の華琳様がお兄さんを訪ねて、
色々あってくんずほぐれなところでも想像してしまったのでしょうねー」
秋蘭「やはり追い返していたのだな」
風 「ええ、それはもう凄い形相でしたよー。まあ風達も焚き付けましたけどねー」
桂花「フン、そのまま結婚させちゃえば良かったのよ・・・」
凛 「・・・か、一刀殿の熱い分身が・・・華琳様の身も心もとき崩して・・・ブフッ」
秋蘭「それにしても想像力豊かな事だ」
桂花「変態っていうのをこういうのは」
風 「たぶん凛ちゃんも桂花ちゃんには言われたくないと思いますよー」
桂花「ちょっとどういう意味よそれ!」
- 394 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/08/21(金) 18:47:35 ID:xT9Z4dWf0
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一刀「ところでさ、華琳はどうなのさ?」
華琳「なにがよ」
一刀「結婚とかさ・・・考えたことあるのか?」
華琳「・・・可愛い女の子と結婚できるなら考えてもいいわ」
一刀「そういう事じゃなくてさ」
華琳「わかってるわよ。ま、ありえないわね。
私に釣り合うような男がこの世にいるなんてとても思えないわ」
一刀「うっ・・・そ、そうだよな」
華琳「後継者が欲しいとしても別に自分で生む必要もないでしょう。
優秀な子を連れてきて教え込めばいいだけだわ」
一刀「うーん、それはどうかと思うが、まあ確かにそういう方法もあるな」
華琳「・・・・・・で、でもまあ、一刀だったら(ボソボソ)」
一刀「ん?」
華琳「!? ち、違うわよ!何にも言ってないわよ!!言ってないんだから!!!」
一刀「え?え?な、なにが?」
華琳「知らないわよ!このバカ!バカバカバカバカ!!!」(ポカポカポカポカ)
一刀「いたっ!?痛い痛いって!どうしちゃったんだよ華琳!?」
華琳「うるさいうるさいうるさい!!」
風 「お兄さんの鈍感っぷりには困ったものです」
秋蘭「ああ、まったくだ。その点については否定のしようがないな」
桂花「どうしようもない馬鹿なのよあれは」
春蘭「なあ秋蘭、よくわからんのだが、どうして華琳様は一刀に怒っているのだ?」
秋蘭「姉者も大人になれば解るさ」
春蘭「え!私はまだ子供だったのか!?」
秋蘭「ああ、そうだ。姉者はいつまでも子供のままの病に冒されているんだ」
春蘭「そ、そうだったのか!知らなかった!」
桂花「・・・あー頭痛くなってきたわ」
季衣「ねえねえ流流、ボクたちも兄ちゃんと結婚できるかな?」
流流「そ、そんな私たちなんかが兄様となんて・・・で、でも兄様は優しいからきっと・・・」
今日も平和な魏の夜は更けていく・・・