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840 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 23:26:39 ID:tYdfhVq30
小ネタ桃香します
841 名前:1/2[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 23:27:30 ID:tYdfhVq30
 うららかな午後の一時。
 美以を中心に南蛮兵達がすやすやと木陰で昼寝をしている。
 何とも無邪気で愛らしいその様子に、通り掛かる者は皆頬を緩ませ、そして彼女達を起
こさないようにそっと通り過ぎるのだった。
 と、不意に一人が起き上がった。
「……んにゃ……おしっこにゃ……」
 トラだった。
 トラは寝惚け眼でもそもそと起き上がると、それでも仲間達を起こさないように静かに
その場を離れ、中庭の外れにある茂みの奥へと入っていった。
 しゃがみこんで用を足していると、目の前を何かが横切った。
「にゃ?」
 キョロキョロと辺りを見回す。
 すると春の陽気に誘われたのか、ひらひらと飛び回る蝶の姿が目に入った。
「蝶々にゃ!」
 蝶を追い掛けてトラがててててっと駆け出す。
 暫く蝶を追い掛け回していたトラだったが、更に彼女の興味を引く物があった。
「にぃにぃにゃ!」
 四阿にあつらえられた椅子に座る一刀の姿が目に入ったのだ。
「ん?お、トラか。珍しいな、一人か?」
「にゃ!にぃにぃは何してるにゃ?」
「朱里と雛里がお菓子を作ってくれてるんだよ。それをここで待ってるとこ」
「お菓子!?トラも!トラも食べるにゃ!」
「ははは、じゃあ一緒に食べるか」
「あ、でもだいおー達にも教えてあげないとだにゃ」
「あいつ等には朱里達が別にあげるよ。だからトラはここで俺と食べようぜ」
「にゃ?」
 一刀の言葉にちょっとだけ考えるような表情を見せるトラだったが、すぐに顔を上げて
パァッと表情を輝かせた。
「にぃにぃと食べるにゃ!」
 そしてよじよじと一刀の膝によじ登るり、ちょこんと腰を下ろした。
「おいおい、わざわざ俺の膝に乗らなくても」
「何時も璃々や鈴々が乗ってたにゃ。だからトラも乗ってみたかったのにゃ」
843 名前:2/2[sage] 投稿日:2009/08/01(土) 23:28:24 ID:tYdfhVq30
「うーん、ま、いっか」
 無邪気にそう言われては拒む事も出来ず、一刀はそのままトラを膝に乗せ頭を撫でた。
「んにゃぁ……」
 気持ち良さそうにトラが目を細める。
「にぃにぃはち●ち●も気持ち良いけど、ナデナデも気持ち良いにゃ」
「ぶーっ!」
 一刀が思わず吹き出した。
 以前発情期を迎えた美以や南蛮兵を治めるため、一刀は彼女達を抱いていたのだ。
(改めて考えると、こいつ等に手を出したのは人としてどうなんだ、俺?確かに仕方の無
い状況ではあったんだけど)
 目の前の幼い少女と性的交渉を持ったと言う事実に、一刀は軽い自己嫌悪に陥っていた。
 しかし同時に激しく興奮している自分もいる事に気づいていた。
「にゃ?」
 お尻の辺りに違和感を感じたのか、トラがもじもじと腰を動かす。
「ちょ、トラ、待って」
「にゃ!にぃにぃ、ち●ち●が硬くなってるにゃ!」
 一刀の欲情の証に気付き、トラが目をキラキラと輝かせた。
 そしてズボンに手をかける。
「お、おい!?トラ、何を!?」
「この前はトラが発情期を治めてもらったにゃ。だから今度はトラがにぃにぃの発情期を
鎮めてあげるのにゃ」
「いや、俺は別に──待て、そんな所舐めるなって!うわ、そこ、ダメだって!だ、だか
ら先っぽは──し、舌がザラザラして!うあああぁぁぁっ!」
 結局一刀はトラにたっぷりと鎮めてもらったのだった。
 
「ホントに食べないで行くのか?」
「にゃ!やっぱり皆と一緒に食べるにゃ。にぃにぃと食べる時も皆と一緒に来るにゃ」
「相変わらず仲が良いなぁ。でも大丈夫か?お腹空いてるんじゃないのか?」
「んにゃ、いっぱい食べたにゃ。お腹いっぱいにゃ」
 一刀の精がたっぷり注ぎ込まれた下腹を撫でてそう言うと、トラはにっぱりと笑ったの
だった。
『かずとととら』

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