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110 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/07/10(金) 16:02:42 ID:JH1hcIsN0
一刀の得物が華琳のなかに少しずつはいっていく。
ゆっくりと中を確かめるように。
自分の中に異物が入ってくる感触に華琳はビクリと身動ぎしてしまった。
一刀「だ、だいじょうぶか?」
華琳「や、やさしくしなさいよね・・・ぅふっ、ああっ・・・」
一刀「じっとして、だいじょうぶだから」
華琳「だ、だめ、怖い・・・」
一刀「も、もうすこし・・・・」






一刀「ほーらとれた、こんなおっきいの」
華琳「ちょっ!そんなものみせないでよ!」
一刀「華琳最近耳掃除さぼってたろ」
ぷちっ
一刀は華琳にしこたま殴られた。
111 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/07/10(金) 17:18:50 ID:4tqQsV2z0
「もう一度言ってみなさい、ほら。ほら、ほら、ほら」
「一つだけいいかな」
「何?」
「そういう台詞って殴る前に言うもんだろ」
 また殴られた。小さい癖に人一倍膂力はあるだけに俺の力じゃ手に負えない。普段季衣や流々が大きな獲物を
振り回す様を見ているから、華琳が馬鹿力の持ち主だって事をつい忘れるんだよな。
「今、不埒なことを考えなかったかしら?」
 そして観察眼も凄い。俺を睨んでくる華琳は目が据わっていて、首を吹っ飛ばすことくらいわけないと言って
いるようだった。
 俺の首は日々軽い。財布の中身も軽い。後者は主に困った部下のせいだけども。
「そんな事はないけど……でもさ華琳。何で今日はそんな溜まってたんだ?」
「……よっぽど殴られたいようね?」
「前にした時は嫌ってほど綺麗にしてあったから、気になっただけだろ!」
 『殴る』というのに鎌の首をもたげる華琳に、俺は弁解するしかない。もう一度言うけど、俺の首は軽い。
「それは……」
 拳がとんで来るのを覚悟していたのに、やってきたのは予想外の反応だった。口を噤む華琳なんて滅多に見ら
れない。
「……(あんまり気持ちよかったから、自分では出来なかった……なんて言えるわけないじゃない)」
 胸に手をあてて、どこか明後日を向いて憂いのある目。鎌も心なしかしょんぼりしてるようだ。
「おい華琳、どうかしたのか?」
「なっ……何でもないわよ!」
 ……ん? 華琳のその反応で、ピンとくるものがあった。
 こういうムキになった時の華琳の隠すものには、覚えがある。俺もそのくらいは付き合い長いからな。
 何を考えてたのかまでは分からないけど、それはおいおい聞き出せばいいか。
「華琳、ごめんな。最近忙しくて、滅多に顔を会わせる機会なんてなかったもんだから」
「……ちょ、ちょっと一刀! 何を言っているのよ!」
 華琳は必死に否定する。否定は否定だ。でもちょっと意味合いは違うけど。
「別にそう言うなら、それでもいいけどさ……。でも、俺は久しぶりに華琳とこうして二人で会えて嬉しいぞ」
「え……? あ、ちょ……ぁっ…!」
 俺はさりげなく近付き、できるかぎり優しく華琳を引き寄せt

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