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991 名前:エロ本[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 01:01:47 ID:7W9PXL2l0
風鈴氏gj&転載の人乙

さて、もう990なんで、埋めSS投下してもおk?
994 名前:埋めSS@エロ本[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 01:14:15 ID:7W9PXL2l0
 ここはとある三国志風の城の中。そして、全ての外史に通じる裏の外史。
 平たく言えば、舞台裏である。
 そこで、彼女達の陰謀は動き出そうとしていた。
「いくよ、お姉ちゃん」
「うん、小喬ちゃん」
 彼女達‐ハブられ二喬姉妹の果てのないくだらないレギュラーゲットの戦いが。

『二喬の戦い〜奇襲の巻〜』

 ほのかな月明かりの下で、彼女達はある一人の部屋へと向かっている。
「ここね。亞莎の部屋は」
 そこは、新キャラとして登場した呂子明こと亞莎の部屋だ。
「亞莎さんの部屋に来たのはいいけれど、どうするの。小喬ちゃん」
 彼女は確かに新キャラとして出てきた少女だ。だが、同じ呉のメンバーである彼女に何かすることで、リストラという汚名が返上されるのだろうか?
「馬鹿ね、お姉ちゃん。もう少し大局を考えなさいよ」
「え?」
「あたし達が本編に出るには、『出さざるを得ない状況』を作り出せばいいのよ」
「どういう事」
「つまり、亞莎は単品で個人フェイズを持ってるのよ?つまり、亞莎が不慮の事故で『出られなく』なったら」
 話をまとめると、このようになる。
 亞莎がいなくなれば、拠点フェイズに欠員が出る→代わりを探さないと→そこで二人が華麗に登場
→(゚д゚)ウマー
「どう、この完璧な作戦!」
「完璧どころか、穴だらけだよぉ。それに、別に亞莎さんじゃなくても……」

>>993
センクス
995 名前:埋めSS2/4@ついカッとなってやったエロ本[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 01:19:02 ID:7W9PXL2l0
 別に新キャラなら明命や祭、美羽&七乃がいる。別に彼女らでも確かに今の理論なら大丈夫である。
 だが……

「良く考えなさい。祭様や明命、張勲にあたし達が勝てるわけないじゃない。でも、亞莎は軍師だし大丈夫」
「でも、あたしたちだって戦う事は出来ないよぉ」
「そこも大丈夫。あたし達、一子相伝のちん●ゅーき●くで亞莎ぐらい倒せるわよ」
「しょ、小喬ちゃん……」
 深くツッこむと、某SS作者のように黒服の男たちに連行される危険性を察したのか、大喬はそれ以上は何も言わなかった。
「それじゃあ、行くわよ!そして、これが終わったら、ち●こと冥琳様を同時攻略してやるんだから!」
「う、うん」

 時は来た。彼女達は部屋のドアを蹴り開ける。
「亞莎! 覚悟!」
「亞莎さん。ごめんなさい!」
「「ち●きゅー……」
「……! 曲者!!」

 そして、勝負は一瞬のうちに決した。

996 名前:埋めSS3/4@反省はしていないエロ本[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 01:26:57 ID:7W9PXL2l0

 ほのかに風薫る草の上。
 そこに一刀が空を見ながら仰向けになっていると、一人の少女が近づいてきた。
「一刀様」
「ん?」
 声の方を見れば、ゴマ団子が乗っている皿をもった亞莎がいた。
「あああ、あの……また、ゴマ団子を一人で作ってみたんですが!」
 よくゴマ団子を見ると、少し焦げていたり、いびつな形をしていたりする。
「よ、よろしければ、一刀様に……」
 少し顔を赤らめる。それで、一刀の答えは決まっていた
「じゃ、一緒に食べるか」
「は、はい!」
 そういうと、二人は一緒にゴマ団子を頬張る。彼女にとっても彼にとっても幸せな時間だろう。

「そういえば、一刀様。昨日の事なんですが……」
「ん?どうしたんだ?」
 ふとした世間話のつもり。その意味で彼女は口を開いた。
「実は、昨日。部屋に曲者が出たんですよ。覚悟―とか言って」
「って、大丈夫だったのか?」
「はい、むこうは素人みたいでしたから。返り討ちにしちゃいました」
「ああ、亞莎ってそういえば武官上がりだったよな」
 こう見えても、彼女の袖には暗器が隠されているらしい。その武は一級品だ。
「ええ、少し驚きましたけど」
「まぁ、亞莎が無事ならいいよ」
 そういうと、一刀は笑った。亞莎も笑った。この時間を精一杯楽しむために。


997 名前:埋めSS4/4@でも、命だけは助けてほしいエロ本[sage] 投稿日:2009/07/06(月) 01:30:57 ID:7W9PXL2l0

「って、納得いくかー!!」
「しょ、小喬ちゃん。あまり大声出さないでよぉ」
 そんな、甘々な時間を過ごしている亞莎とは裏腹に木に逆さ吊りにされている姉妹。
 どうやら、亞莎に返り討ちに遭ってから、ここにつるされたようである。
「何であんなに強いのよ! 眼鏡キャラのくせに!」
「そ、そんな事言っても、冥琳さまだって穏さんだって強いし」
「ええい! 呉の軍師は化け物か!」
 そんな事を言いながら、ロープは振り子のように揺れるだけだ。
 誰かが降ろすまで、この状況は変わらないだろう。
「でも、こんな事であたし達の野望は消えないわよ!」
「う、うん。雪蓮様と冥琳様の4Pフラグまで」
 そう、まだ彼女達の野望は潰えたわけではない。これからも彼女は世界を狙いに行くだろう。

彼女達の戦いはこれからだ。

                   【ご愛読ありがとうございました】
                   【作者の次回作にご期待ください】

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