- 844 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/04/18(土) 12:56:59 ID:p8ctqzC70
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魏にババア分が足りないってところから思い付いた予告編っぽい小ネタを投下してもいいだろうか?
- 845 名前:844[sage] 投稿日:2009/04/18(土) 13:35:13 ID:p8ctqzC70
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反応が無いけど、一応投下させて頂きたい。
オリキャラ有りのため、そういうのが嫌いな方は注意。
- 846 名前:844[sage] 投稿日:2009/04/18(土) 13:41:57 ID:p8ctqzC70
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目を覚ますとそこは見知らぬ部屋。
「……ここは……?」
「あら、起きたようね」
声の掛けられた方を見ると楚々とした美女がこちらを見つめていた。
――その出会いが全ての始まりだった。
「自己紹介がまだだったわね。姓は曹、名は嵩、字は巨高よ」
「曹……嵩?」
「そう。それで、あなたの名前は?」
「ああ、すいません。俺の名は北郷一刀です」
――初めは少しだけ聞いたことのあるような名前だと思っていた。
「あらやだ、こんなおばさんをからかって」
「いやいや、おばさんだなんて……」
「そう? これでも良い年した一人娘がいるのよ」
「…………はあ!?」
「曹操って言ってね、可愛らしくて聡明な良い娘なのよ」
「曹操!?」
――思わぬ名前を聞き、彼女があの英傑の母だと知った。
「〜♪」
「嬉しそうですね、何かあったんですか?」
「ええ、娘から黄巾の乱も落ち着いたから、一緒に住まないか、って文が届いたのよ」
「……すいません、俺も着いて行って良いですか?」
「ええ、もちろん良いわよ。私の自慢の娘達を紹介するわ」
――杞憂であればいい。そう思ったけれど、嫌な予感は拭いきれなかった。
- 848 名前:844[sage] 投稿日:2009/04/18(土) 13:49:23 ID:p8ctqzC70
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――そして、その嫌な予感は的中してしまう。
「曹嵩様! 私達が食い止めますのでお逃げ下さい!」
「曹嵩さん、行こう!」
「ええ、分かったわ。……皆、お願いね」
「「「はっ!!」」」
――降り注ぐ矢、追いすがる賊。それでも必死に俺達は逃げた。
「……がぁっ!」
「一刀君っ!?」
「へっへっへ、もう逃げられねぇぜ。覚悟しな!」
「くぅ……曹嵩さん、逃げて!」
「そんなっ!?」
「安心しな、仲良くあの世に送ってや――ぎゃっ!」
「貴様らっ! その御方を誰と心得る!!」
――凛とした女性の声に安堵を覚え、傷の痛みに意識が遠のいていった。
――目覚めるとまた見知らぬ寝台の上だった。
「ここは……っ! 曹嵩さんはっ!?」
「――安心しなさい、無事よ」
「……君は?」
「我が名は曹操、貴方が命懸けで救ってくれた曹嵩の娘よ」
――そして俺は覇王たる彼女に出会う。
「命を賭して我が母を救ってくれたことに心よりの感謝と、その証として我が真名を貴公に」
「我が名は曹操、字は孟徳、そして真名は華琳――」
――生涯忘れることのないだろう彼女達と共に、俺は乱世へと突き進むことになった。
熟・恋姫†無双〜清楚なババアは好きですか〜
……始まると良いな
- 852 名前:844[sage] 投稿日:2009/04/18(土) 14:14:04 ID:p8ctqzC70
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曹嵩の人物紹介などで、慎ましやかな性格で忠孝を重んじたって書いていて、変な妄想が働いたので書いたw
初投下なので色々問題があるかもしれないので、そこの所は忠告してもらうとありがたいです。