今の流れで思いついた小ネタ
「ちんきゅー、きーーーっく!」
「へぶぉわっ!」
「恋殿に手を出すなと、何度言えば分かるのです!」
「べ、別に手なんか……。それより聞きたいんだけどさ」
「ん?何なのですか?」
「ねねのキックって言葉、どこで憶えたの?」
「どう言う事なのです?」
「いや、俺の世界にある言葉と同じなんだよね。意味も」
「ふむ……。お前、胡蝶の夢と言う話は知ってるですか?」
「荘周が夢を見て蝶になり、蝶として大いに楽しんだ所、夢が覚める。果たして荘周が夢を見て蝶になったのか、あるいは蝶が夢を見て荘周になっているのか、だっけ?」
「よく知っていたのですね。ちょっとだけ褒めてあげるのです」
「で、その胡蝶の夢がどうかしたの?」
「実はねねも夢を見たのですよ。そしてその中でねねは、何と飛蝗の顔をした怪人になっていたのです!」
「え?それってまさか……」
「その怪人が『ら○いだーきーーーっく!』と叫んで蹴りを出すと、蜘蛛や蝙蝠の顔をした怪人達がみんなやっつけられてしまうのです!
そこで目が覚めたねねはこれだ、と思ったのですよ」
「…………」
「ちんきゅーきっくを極めたら、今度はカブトムシの怪人が使っていたでんきっくとやらを……。あれ、何処へ行くのです?まだ話は終わっていないのです!こらー、待つのですー!」
(まさか三国志の世界でまで……。石○森先生、貴方は偉大すぎます──!)
終わり