- 819 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/02/12(木) 16:03:19 ID:AlVxIAnd0
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昨日の凪に続いて桃香ー
雪蓮死亡後すぐの話。2レス分くらいか?
音楽垂れ流しにしてたら流れた曲でびびっときた。
けどびびっときたそれを形に出来なかった。
自分が恨めしい。
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820 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/02/12(木) 16:04:40 ID:AlVxIAnd0
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雪蓮が死んで、1週間が過ぎた。
蓮華が王位を継ぎ、一通りの事後処理も終わりやっと一息つけた日の午後、俺は雪蓮の部屋を訪れていた。
主の居なくなったその部屋は、以前となんら変わりなく。
ただ、以前は部屋に満ちていた暖かさの様なものは無くなっていた。
窓の外を見れば、ここ数日降り続く雨は止む気配などなく。
まるで雪蓮の死を悼んでいるようで。
その空模様は、城内の空気をそのまま映しているように見えた。
窓から見える城下も、どこか物悲しそうで。
あれだけ輝いて見えたこの部屋からの眺めも、どこか物足りないものに感じた。
その理由を考えて――すぐに納得がいった。
「隣に雪蓮がいないから……か」
この部屋からの眺めだけじゃない。
何気ない会話も、その自然な仕草も、街を連れ回す時に離してくれないその手も、その笑顔も、君がいた日常が、特別だった。
右も左も解らない俺を拾ってくれて、生きる糧を、守るべきものを与えてくれて。
その優しさで、強さで、俺、皆を、呉を、守ってくれていた。
「俺は……雪蓮に何かを返せたのかな」
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822 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/02/12(木) 16:05:56 ID:AlVxIAnd0
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右手を見つめ、握りしめる。
雪蓮の温もりを忘れないように。
雪蓮が願った夢を、溢さないように。
好きだったその笑顔を、声を、全てを、決して忘れぬように。
「ありがとう、沢山の日を」
憧れだったのか、愛情だったのか。
俺には判断がつかないけど、どっちでもいいことのように思えた。
諦めではなく、無理をしているわけでもなく、ただこの想いと共に。
雪蓮の死を受け入れて、前へ進もう。
雪蓮を忘れるわけではなく、その目指した場所へ。
いつまでも頼らず、雪蓮から歩みだそう。
「俺が、孫呉を、蓮華を守る」
安心して見守っていてくれ。
雪蓮の笑顔があれば、俺は頑張れるから。
だから、今日だけは――
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823 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/02/12(木) 16:08:10 ID:AlVxIAnd0
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終わり
頭の中ごっちゃごちゃで纏められん。
無念すぎる。
どの曲聞いてたとか書いた方がいい?
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826 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/02/12(木) 16:19:03 ID:AlVxIAnd0
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じゃ一応書いておく
Every Little Thing『きみのて』
書いてるときループ再生でずっと流してた