どうもこんばんは。
皆さんが恵方巻きを食べている頃、自分は少ししんみりする物を書いてました。

こんな時間だけど、投稿いいでしょうか？

>>884
ありがとう、感謝します。

では今回書いた物をば…

・前スレの6>>362「今、私は幸せなんだ」の続き
・今回は焔耶が主軸
・孕ませネタではない
・多分しんみり
・多分６スレ

それでは行きます。

こんにちは。魏延です。
すまん、今だけでいい、ワタシの悩みを聞いてくれ……

ワタシが悩んでいる事は他でもない、お館と桃香さまの事だ。
約１年前、お館と桃香さまが夫婦となり、さらに最近、世継ぎとなる阿斗さまがお産まれになった。
蜀の未来を考えれば大変喜ばしい事ではある。
あるのだが………
ワタシ個人としては、かなり複雑な心境だ。

ワタシは桃香さまが大好きだ。
桃香さまに「恋」をしていると言ってもいいだろう。
あの時、初めて桃香さまを見たあの瞬間に体に衝撃が走ったかのような感覚があった。
ワタシはそれが「恋」だと思った。
だがある時を堺に、恋敵であるお館へ「不思議な感情」を抱くようにも鳴った。
それを桃香さまは「それは恋だよ」と仰ってくれた。
ワタシは「それは違う」と思った。
しかし、心の何処かで「これが恋なのか？」と納得していた（ような気がする）。
お館の事は………嫌い、ではない。
少なくとも最初の頃よりかは良くなっていると思う。
お館が誰にでも優しいのは見ていてわかる、お館はそういう人で、そこが良い所なのだというのも………
しかし、お館が違う女と一緒にいる姿を見るのは、あまり良い気分ではない。
特に桃香さまと一緒にいるのは………

話が逸れたが、ワタシは今複雑な状況にいる。
愛しの桃香さまとお館が夫婦となり、さらに子供も出来た事で、ワタシは桃香さまと一緒にいる時間がかなり少なくなった。
こうなったのは他でもない、お館のせいだ。
お館が桃香さまとあんなにも仲良くして、それをワタシ達に見せびらかす上に、子供まで創るから……///
こ、「子供を創る」という事は…つまり…その………
………け、決してう、うう羨ましいなどと思ってはいないぞ///！本当だからな///！

と、とにかく！
ワタシは桃香さまと一緒にいれなくて、かなり不満がたまっているのだ！
それにお館に抱いている「不思議な感情」もわからないままだし………

>>886
６スレじゃなくて６分割でした。

６スレなんて書いたら、俺もうこの世にいないよ……

大変失礼しましたOTZ

結局、ワタシの不満は解消されず、「不思議な感情」もわからないまま半年が経過した。
そんな時である。いつものように鍛錬をしていると、あの馬鹿がとんでもない事を言い出した。

「ねえ焔耶、最近なんだか２人の事避けてない？」
「なっ！ば、馬鹿を言うな蒲公英！なぜワタシが桃香さまの事を避けねばならないんだ！」
「見てればわかるもん、ぜぇ〜ったい避けてる！特にご主人様と桃香さまが一緒の時は！」
「っ！」
そうだ………
最近、ワタシは桃香さまとお館の事を避けている。
特に２人一緒の場面に出くわすと、なぜか元来た道を逆走している。
そして自らの行いに嫌悪して、柱に頭を何度もぶつけているのだ。
よくわからないが、ここ最近はこんな調子である。
桔梗さまにも「だらしないぞ！」などと喝を入れられる始末だ。
顔には出さないようにと気を引き締めていたが、よもやあの蒲公英に知られるとは………

「本当、最近ワタシはどうしたのだろうな………」
「…焔耶？」

＝一刀視点＝
「最近焔耶の調子が変だ？」
「そうなんだよ。鍛錬中もくっら〜い顔してさぁ、何か悩んでるのかな〜って思うと今度は頭を振って、溜息ついた後に…ってその繰り返しでさ〜」
「何かあったのかな？」
「何かあった、じゃないよご主人様！アレはぜ〜ったい何かあったんだよ！」
部屋にたんぽぽが来て、なんだろうな〜って思ったらいきなり「焔耶の事で相談に来たの」って言ってきた。
いつも喧嘩ばかりしているたんぽぽが、なぜ焔耶の事で相談？っと思ったが、いざたんぽぽの話を聞くと、最近の焔耶はおかしいと感じた。
というより、俺も最近、それらしい事をする焔耶を度々目撃していた。
しかし、
「でも驚いたな〜」
「何が？」
「たんぽぽから焔耶の事で相談に来たんだ。きっと明日は台風でも来るんじゃないのかな〜って」
「もう！ご主人様！」
頬を膨らませて怒るたんぽぽを見て、「本当に心配してるんだな」と思い、たんぽぽの気を静めるためにたんぽぽの頭を撫でた。
「ごめんごめん、でも本当に心配してるんだな、焔耶の事」
「……そんなんじゃないもん。ただ、何言っても生返事な上にいたずらしても「ああ、たんぽぽか…」って怒りもしないんだもん、あんなんじゃタンポポの調子が狂っちゃうよ………」
しょんぼりした顔をするたんぽぽ。
「タンポポが悪いんじゃないんだから！」言ってるように見えるが、焔耶の事を大事に思っているというのが良くわかる。
しかし…どうしたものか。
たんぽぽのいたずらにすら反応が薄いとなるとかなり重症な気がするぞ………

……や、焔耶！」
「…ぇ？」
「え？ではないぞ！どうしたというのだその顔は！覇気がないぞ覇気が！」
「…すみません、桔梗さま」
「全く……」
ハァ…また怒られた。
これで何度目だろうな……
桔梗さまが怒るの無理ないか。
「………のぅ焔耶」
「…なんでしょうか？」
「最近桃香さま達と会っておるか？」
「っ！！」
桃香さまの名前を出されたら、また「アレ」が出てきた。
ここ最近出てくる「アレ」は、ワタシを不快にさせる。
「アレ」のせいで、最近のワタシの調子が悪くなる一方だ。
そういえば、最近「アレ」のせいで睡眠もあまりとれてなかったなぁ………

※>>894：(4/6)じゃなくて(5/6)です。

「…その様子じゃと、会っておらんようじゃのぅ」
「…はい」
「一体何があった。ワシでは相談出来ん事か？」
「……すみません」
「アレ」の事に関しては、話したくない。
いくら桔梗さまでも、ワタシは言いたくなかった。
「…そうか」
「…すみません」
しばらくの沈黙の後、
「焔耶、今日はもう休め」
「え？ですが…」
「今のお主と鍛錬しても、逆に士気が下がる」
「っ！」
やはり、今のワタシでは逆に足手まといか…
こうなる事は予測してはいたが、いざ言われると結構くるな…
「今はゆっくり休め。今のお主では逆に体を壊しかねないぞ」
「………わかりました」
そういうとワタシは桔梗さまに一礼し、その場を去った。


「あれは重症じゃのう…さて、どうしたものやら……」


　後編へつづく………

この後、焔耶はどうなってしまうのか！？

後編へ続く（キー○ン風）

ってなわけで前編終了です。
そして明日から後編書きます。
でも何分割になることやら・・・・・・・・・

一応ハッピーにする予定（暗い＆ヤンデレ苦手なんじゃー！）

しかしこの様子だと後編次スレになりそうだな…