[戻る] [←前頁] []

558 名前:◎魏魏魏の一刀2 1/3[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 09:00:46 ID:IXXuVB1YO
真桜「隊長ーっ!大変やーっ!一大事やーっ!」ドタドタドタドタ
一刀「うわっ!な、何だよ!?俺今着替え中だぞ!?」
真桜「うほっ、えぇ男♪やのぅて大変なんやて!春蘭様達が!」
一刀「春蘭達がどうしたって!?」
真桜「詳しい事は見てもぅてからや!はよ来て!」

霞「一刀はん!こっちや!」
一刀「霞!何があったんだ!?」
霞「これ見て!みんな倒れてるで!」
一刀「春蘭!?どうしたんだ!?秋蘭も!季衣と流流まで!?」
真桜「隊長!どうやらみんなこの鍋食うとったみたいなんやけど…」
一刀「…誰かに毒でも盛られたのか!?」
秋蘭「う、うぅ…」
一刀「秋蘭!?どうしたんだ!?大丈夫か!?」
秋蘭「だ、大丈夫だにょ…何でもないにょ…」
一刀「……にょ?」

一刀「…えっと、ごめん…ちゃんと説明してくんない?」
秋蘭「だから、姉者と季衣と流流とで昼食を食べていたのだにょ。だがやがて全身を強い痺れが襲ったのだにゃ。そして姉者達も同じように倒れてしまったのだにゅ…」
一刀「…何その語尾?」
秋蘭「知らんにょ…口を開けば自然に出てしまうのだにゃあ…」
霞「一刀はん…ププッ…これは多分あれやで…クスクス…」ニヤニヤ
真桜「鍋に入ってるこのキノコ…ブフッ…毒キノコやで…プーッ!」ニヤニヤ
一刀「お前ら完全に面白がってんな…何?毒キノコ?どれが?」
霞「ほら、この黒地に黄色の斑点のキノコ。紫色のダシが出てるヤツや」
一刀「何でこれ食おうと思ったの!?安心して食える要素が何一つ無いだろ!!」
真桜「隊長、これコウメイノワナタケやで。かなり厄介な毒キノコや…」
一刀「…何?孔明の何?」
559 名前:◎魏魏魏の一刀2 2/3[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 09:01:50 ID:IXXuVB1YO
※コウメイノワナタケ…強い幻覚作用がある。症状には個人差が出る。その幻覚がキノコを食べたためのものか、場の空気によるものか、精神的ストレスによるものかが曖昧になり、疑心暗鬼になる事が名前の由来となっている。

一刀「面倒くせぇ…何でそんな面倒くせぇキノコ食うんだよ…」
霞「毒は2〜3時間で抜けるみたいやから、それまで春蘭達で遊び倒したるでぇ!」
真桜「了解や!」
一刀「了解!…じゃねぇ!この状況を何とかしないとマズいだろ!」
霞「うわぁ…ノリツッコミやぁ…」
真桜「さすが天の国の人やぁ…負けへんでぇ!」
一刀「こっちはこっちでうぜぇ…とにかく春蘭達を起こすぞ!秋蘭は毒が抜けるまで横になって休んでてくれ」
秋蘭「解ったでやんす…姉者達の事は一刀に任せるでござるよニンニン…」
一刀「(イラッ…)おい、大丈夫か季衣?起きろ!」ペチペチ
季衣「うぅ…もう食べられないよ…」
一刀「そんなデブキャラの寝言は良いから!大丈夫か?何ともないか?」
季衣「…?」キョトン
一刀「ん?どした?」
季衣「……」ダッラー!
一刀「え!?何でそのタイミングでヨダレ出すの!?梅の林でも想像したの!?」
季衣「い…」
一刀「い?」
季衣「いただきまーす!!」ガブッ!
一刀「いでえぇーっ!な、なななな何で!?首に噛み付くなぁーっ!!」ジタバタ
霞「うわぁ…何やろ?季衣の目ぇには一刀はんがご馳走にでも見えてんねやろか?」ニヤニヤ
真桜「あかんで季衣ちゃん、食べてもえぇけどもっと優しく噛んだらな」ニヤニヤ
季衣「ふわぁい…あむあむ…」
一刀「ぐをぅっ!?こ、これはこれでヤバイんですけど!!」ビクビクッ!
560 名前:◎魏魏魏の一刀2 3/3[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 09:02:53 ID:IXXuVB1YO
霞「恐るべしはコウメイノワナタケ、やなぁ…」ニヤニヤ
真桜「いたいけな少女さえも獣に変えてしまうんやねぇ…」ニヤニヤ
一刀「お前ら笑ってないで助けろぉーっ!あ、あ、耳たぶはやめて!甘噛みしないでぇーっ!」ビクビクッ!
流流「あら、美味しそうな坊やじゃないの」
一刀「わーわー!…え?ええ?あれ?」
流流「うふふ…坊やって可愛いわ…お姉さんが食べちゃおうかしら?あむ…」
一刀「うわぁっ!?だから何で耳たぶを噛むんだぁーっ!?」ビクビクッ!
霞「おやおや、流流には一刀はんが年下の可愛い坊やにでも見えてんのかなぁ?」ニヤニヤ
真桜「隊長〜、はよ何とかせな食べられてまうで〜性的な意味で♪」ニヤニヤ
一刀「お前らいい加減助けろよ!あ!いや!脱がさないでぇーっ!」
真桜「隊長、堪忍な…こんなおもろい事滅多に無いから…」ニヤニヤ
霞「ウチらも一刀はんも存分にツッコミまくりな美味しい状況やのに、それを止めるやなんてよう出来ひん!」ニヤニヤ
一刀「お前ら絶対後でパンチだからな!」
季衣「あむ…美味しい♪」ペロペロ
流流「うふふ…たっぷり可愛がっちゃうぞ♪」ペロペロ
一刀「やーめーてー!誰か助けてーっ!」ジタバタジタバタ
春蘭「やかましいぞ貴様らぁっっ!!」
一刀「し、春蘭!?目が覚めたのか!?た、助けてくれ!」
春蘭「まったく…気が散って勉強出来ないじゃないか…」ブツブツ
一刀「…はい?」
春蘭「敵を知り己を知れば百戦して綾小路きみまろ…備えあれば嬉しいな…」ブツブツ
一刀「駄目だーっ!こいつが1番駄目だーっ!!」ガビーン!
霞「おぉ…冴え渡るツッコミや…さすが天の国のお笑いは進んどるなぁ…」
真桜「その者、白き衣を纏いてボケの野に降り立つべし…古き言い伝えは真やったんや!」
一刀「マジで誰か助けてええええぇぇぇぇーっっ!!」
561 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/02/01(日) 09:06:52 ID:IXXuVB1YO
終わり。もうちょっと練ってから書くべきだった。反省。

 [戻る] [←前頁] [上へ]