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109 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/01/26(月) 02:38:26 ID:45F5i0UC0
酒と勢いで書いたSSがあるんだが、行ってもよろしいですかな?

舞台設定
・明命のモノローグ(一部三人称あり)
・蜀√南蛮平定〜赤壁前あたり
・2レス程度

先約がなければ2時40分くらいに投下予定
110 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/01/26(月) 02:40:30 ID:45F5i0UC0
「(……っ! いけないこのままじゃ……!)」
 失いかけていた気力を奮い立たせ、私は雑念を払うかのように首を大きく振りました。
「(この任務は冥琳様より直々に受けたもの。責任重大なのです……)」
 要人調査。私が冥琳様から受けた任務です。失敗など許されるはずもありません。

「今や大国となった魏に対抗しうる国は我等呉と西方の蜀だけとなった。
そして、恐らく魏が次に侵攻してくるのは我々呉だろう。
 そうなった場合、隣国がどのように動くのか把握する必要がある」
「明命よ」
「はっ」
「お前は蜀へと赴き、蜀の動きを探れ。かの王が何を考えているのか調査せよ」
「御意」

「(蜀の王、大徳劉備と天の御遣い北郷……この二人を調査するのが私の任務)」
 瞳を閉じ、心を落ち着けるために大きく深呼吸をひとつ。
「(……よしっ!)」
 固く閉じた瞳を大いなる覚悟とともにおそるおそる開けました。
 ……そこには、先ほどと同じ光景……。

 天下の飛将軍と謳われた呂奉先と、天の御遣い北郷一刀が草むらで寝転がっている光景。
 その周囲には無数の犬……とお猫様の姿が。
「(はぁ〜……この状況で天の御遣いだけを見てるなんて無茶ですよう、冥琳様ぁ〜)」
 世の幸せを独り占めした蜀の大徳の一人、北郷一刀と、傍らに愛くるしいお猫様たち。
 その時です。お猫様の仲でもとびきり愛らしい子猫が天の御遣いの顔を舐めたのです!
「……う〜ん」
 むず痒かったのか、北郷一刀は舐められた頬を腕で隠しました。
 ふと見ると、呂布もその一部始終を見ていたのか、お猫様と北郷一刀に近寄ります。
「(ぁ……)」
 呂布もまた、先ほどの子猫のように北郷一刀を頬を舐め始めました。
「なぁ〜ぉ……」
 ご丁寧に鳴き声付きで。しかしその仕草はとても愛らしく、大陸に名を馳せた勇名とは
大きく異なるものでした。
111 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/01/26(月) 02:42:05 ID:45F5i0UC0
 どう見ても人なのに、その仕草や雰囲気はお猫様と同じ。柔らかな、しなやかな動きなのです。
 すると北郷一刀もまた、先ほどと同じように頬を隠すように腕を振り……呂布の頭に触れました。
 頭を触られた呂布は嫌がる風でもなく、やはりお猫様と同じようにくすぐったそうに目を細めます。
「(あぅぁぅ……可愛いです……)」
 私は馬鹿なのでしょうか。あの天下無双の呂布を見て、そう思ってしまいました。
 ですが、あの佇まい、動作、雰囲気すべてがお猫様のようで、可愛らしく見えます。
「……ん」
「……ッ!」
 呂布が寝返りを打った瞬間。目が、合いました……。
 目の良い私はかなり遠目から様子を伺っていたにもかかわらず。
 ……やはり天下の飛将軍は伊達ではありませんでした。
 これ以上留まるのは得策ではありません。私は速やかにこの場を去りました。

 公謹様。
 任務の件ですが、天の御遣い北郷一刀を監視しています。
 蜀の大徳の一人だけあって周囲の雰囲気は大変良く、悪い人ではなさそうです。
 また、その傍らには常に呂奉先の姿があり、その隙はありません。
 また呂布は大変動物が好きなようで、特に猫を好んでいるようです。
 その中でも白と茶の毛並みの子猫が大変愛らしく……
 …………

 建業の玉座の間。周喩は伝令から定期連絡の手紙を受け取っていた。
「……なんだ、これは」
「はっ、周泰様からの定期連絡の筈ですが……」
「肝心の要人の内容が一行しかないではないか」
「はぁ……」
「……周泰に伝えろ。城内での調査は中止、城下町で任務を行え、と」
「はっ!」
 直立不動で任を受けた伝令が退出するのを見やりつつ、
「……あれには魏の調査をさせるべきだったか……?」
 周喩は溜息混じりに独りごちた。
112 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/01/26(月) 02:44:07 ID:45F5i0UC0
以上です。お目汚し失礼しました。

オチがないよう……

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