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733 名前:星とたんぽぽ 1[sage] 投稿日:2009/01/23(金) 01:28:17 ID:mvKGsjwn0
「んもう、星お姉さまったら、ホント可愛いんだからぁ・・・。たんぽぽ、興奮しちゃうよぉ」

「こ、こらっ、やめっ、たんぽぽ!わ、私は、そ、そんなこと教えていないだろう!」

「やぁだぁ、んもぅ!ご主人様を喜ばせる方法を教えてくれるって言ったのは星お姉さまじゃないですかぁ。
それなのに全部たんぽぽが悪いのっ?んふふ、そんなことないよねぇー。だってお姉さまのココ、こんなにトロトロだもん・・・」

「だ、駄目だっ、たんぽぽ!こんなところを触るなっ!こんなところをクチュクチュしたら、私が、私が駄目になるぅ!」

「んふふ、全然いいですよぉー。たんぽぽが側に付いてますからねー。安心してダメになってくださいねぇ♪
ほらほら、だからチューしましょ、チュー」

「だからって、なんだっ・・・」と言い掛けて、私はたんぽぽに唇をふさがれた。
進入してきたたんぽぽの舌は、私の口内を蹂躙して、私の舌を絡め取る。
そして唾液が交換された、たんぽぽの唾液は不思議と甘く感じた。

うう、どうしてこんなことになったのか。
先ほど、私の部屋にふらっと遊びに来たたんぽぽに、
私が冗談半分に男女のむつみあいのイロハを教えていたと思うのだが・・・。
むむ、たんぽぽの方が、一枚も二枚も上手だったというのか・・・。
いかん、頭がクラクラしてきた・・・。

私の熱くなった身体を隅々までもてあそびながら、
たんぽぽは、フィーと満足そうにため息をついた。

「もうっ!星お姉さまが可愛いすぎるから、たんぽぽ、つい本気になっちゃったぁ♪」

ペロリと舌を見せるたんぽぽ。
そして、再度、私に軽く口付けをしてから楽しそうにつぶやいた。

「お、そろそろ時間かなぁー。うふふ・・・、ここまでが練習でぇ、これからがいよいよ本番だねっ、星お姉さまっ♪」
734 名前:星とたんぽぽ 2[sage] 投稿日:2009/01/23(金) 01:29:12 ID:mvKGsjwn0
「ほ、本番とは何のことだ・・・?」

先ほどからの愛撫で力が抜けてしまった私はグッタリとベッドに横たわり、恨めしそうにたんぽぽを見つめた。
うう、奴め。憎らしいほどに、楽しそうな顔をしているが。

「いやー、せっかくの非番で星お姉さまと二人っきりで過ごせる夜だしぃ。ご主人様にも声をかけて、星お姉様のお部屋で飲み会しようって話になってたのぉ♪」

「な、なにっ!主殿がここに・・・」

私が驚くのと同時に、トントンと扉をたたく音が。
「おーい、星、たんぽぽ、つまみと酒、もってきたぞー。両手ふさがっててさ、開けてくんない?」

ドキン!
心臓が跳ね上がる。あ、主殿の声だ。
たんぽぽは「はぁーい」と返事をして、ベッドで寝崩れる私の横から立ち上がりかける。
そして私の耳元で、こんなことを言うのだ。

「今夜は星お姉様もご主人様も、たんぽぽが寝かせないんだから!覚悟しちゃってくださいねぇ・・・♪」

再び、私に優しく口付けをしたたんぽぽは、主殿を迎えに扉に向かう。
それを見送る私は、もう、まな板の上の鯉。
今夜は、二人の思うままに、私は蹂躙され、愛されるのだろう。
少しばかりの不安と、大きな期待をして。
私はそっと目を閉じ、主殿が私を抱きしめる瞬間を待つのだった。

おしまい

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