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731 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/01/23(金) 01:18:54 ID:EtxuZLZC0
一刀の助言により蜀・呉の策を見破り、赤壁の戦いに勝利した魏の面々。
しかし敵将黄蓋の見事な散り様は、彼女達に勝利の喜び以上の言い知れぬ感動を与えていた。
華琳「流石は呉の宿将と謳われた黄蓋だったわ。今更言っても仕方ないことだけれど、本当の部下になって欲しかったわね」
秋蘭「……申し訳ありません」
華琳「誤解しないで。貴女を責めている訳じゃないのよ、秋蘭」
春蘭「そうだぞ、春蘭。お前は武人の死に誇りを与えたのだ。胸を張っていい」
霞「惇ちゃんの言うとおりや。大体あれほどの将や。どう口説いたかて、魏に降るとは思えんて」
桂花「まったく、華琳さま直々のお誘いを断るなんて……。けど、気持ちは分かるわね」
春蘭「うむ。我等とて千金を積まれようとも、華琳さま以外の主に仕えるなど考えられんからな」
桂花「アンタと同意権なんて気に入らないけど同感ね」
霞「せやけど決着はうちが着けたかったなぁ。うちが一度は不覚を取ったほどの強者なんてそうそう出会えひんし」
稟「武勇も勿論ですが、あれほどの策を仕掛けてきた智力・胆力も並みの英傑に出来ることではありません」
風「ぐー」
稟「寝るな!」
風「……おおっ!名将の死を悼んで黙祷を捧げている内についうとうとと」
凪「私もあれほどの武将となれるでしょうか?」
真桜「凪は凪や。そのままでええと、うちは思うけどなぁ。でも、ま、目標は高い方がええやろ」
季衣「強かったですよねー、あのおばさん」
流琉「強くて、綺麗でした」
沙和「綺麗だったのー。沙和、炎の中に立つあの人に目を惹きつけられちゃったのー。ねー、隊長もそう思ったでしょー?」
 沙和に言葉を振られた一刀に、視線が集中した。
一刀「あ、ああ。うん、俺もそう思ってたよ」
沙和「やっぱり隊長も沙和と同じ気持ちだったのー!」
 何故か嬉しそうな沙和を尻目に、一刀は内心でこう思っていた。

一刀(……ずっとパンツ見てたなんて言えねぇ……)

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