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143 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/01/19(月) 22:23:35 ID:2KnLmdWX0
すまない、流れぶった切ってあれなんだが、
3レスほど使って読みやすさテストなんてしてみてもいいだろうか。

一応小ネタ?になっていますが。
146 名前:桂花の受難1/3[sage] 投稿日:2009/01/19(月) 22:25:38 ID:2KnLmdWX0
 ある朝、華琳が唐突に臨時の会議を呼びかけた。普段とは決定的に違うのは、
集まっているのが一部の重臣達……華琳が特に信を置く者達のみである。
と言うことだろうか。
「皆に集まってもらったのは他でもない……」
 広間に集まった者達を前に、華琳が口を開く。その重々しい雰囲気に、
ゴクリという誰かの喉がなる音が聞こえた。
「私は、魏王の位を退こうと思っている」
 その言葉を聞いた誰もが、その言葉の意味合いを捉えることが出来なかった。
「……か、華琳様……?……い、一体何をおっしゃっているのです!?」
 その沈黙を破ったのは桂花だ。流石に慌てふためいた声を上げている。
「何をって……聞こえなかったの?」
「聞こえたからこそ、お聞きしているのです!!魏王の位を退くなどと……
一体何があったというのですか!?」
 その当然すぎる質問に、ほかの皆もうんうんと頷いている。
「な……何って…………たのよ……」
 一方、言われた華琳はさっきまでの威厳はどこへやら。急にモジモジしだすと、
顔を赤くして聞こえるか聞こえないかと言うぐらいの音量で理由を話した。
 だが残念ながら誰にも聞こえなかったのだろう、誰しもが「もう一回聞け」と
言わんばかりの顔で桂花を見やると、桂花は華琳の様子に何とも嫌な予感を覚えつつも、
もう一度、口を開いた。
「あの……華琳様。申し訳ありませんが、もう少し大きなお声でお話下さいませんか?」
 一方の華琳は、なぜもう一度言わないといけないのよと言わんばかりの顔をしたが、
はぁっとため息をつくと、
「だから……!……一刀の子を……身篭ったのよ…」
 もう一度、その理由を話した。その顔は真っ赤だ。
 そして、一刀の顔をチラチラと見ては背けるという行為を繰り返す。
「ええええええええええええええええええええ!!!!???」
 そんな強烈な驚きを上げたのは無論桂花だ。
 一方、もう一人の一刀は、確かに驚いてはいるが……華琳の様子を見て、
「あ、今の華琳なんか可愛い」
 とかつぶやいていた。さすがちんこ。
148 名前:桂花の受難2/3[sage] 投稿日:2009/01/19(月) 22:26:34 ID:2KnLmdWX0
「つまり……華琳様は、この全身精液男の子を身篭ってしまったために、この全身性液変
体男に魏王の位をお譲りになろうと……そうおっしゃるのですか!?」
 華琳の言いたいことを察した桂花は、その説明の手間を省くかのように華琳に質問した。
さすが王佐の才。
 一方の華琳はさも落ち着き払い、
「そうよ。何か問題でも?」
 と、いとも簡単に言い放つ。……無論、桂花に納得などできるはずも無い。
「大有りです!!この全身精液変体腐れ男に魏王の政治などできるはずがございません!」
 だがその程度では華琳は譲らない。いや、譲れない。
「そんなの私がしっかり教育するから大丈夫よ。それとも桂花は私が信じられなくて?」
「当然華琳様ならば信じられます!けれど!この全身精液変体腐れ孕ませ男の事は!!!
断じて信じられません!!!!!」
 一方の桂花も今日は譲らないようだ。そしてもう一人の当事者である一刀は、
(なんか俺の呼称がどんどんグレードアップしていくなぁ……)
 などと、緊張感のないことを考えていた。無論、声には出さないが。
 と、そこでおもむろに秋蘭が口を開いた。
「まぁ落ち着け桂花。……華琳様、そういうことでしたら私からも言いたいことが有るの
ですが…」
 これには桂花が大喜びだ。「そうよ!秋蘭からも言って差し上げて!」とはやし立てる。
「ふむ……いいわ、秋蘭。言って見なさい」
 一方の華琳は受けて立とう!と言わんばかりの圧力をかもし出している。
 だが、秋蘭の口から放たれた言葉は、その場にいた誰にも予想していないものであった。
「は……実は、私も北郷……いえ、一刀の子を授かりまして、そのご報告を」
 一瞬の沈黙。そして…
「なんだとおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!?」
 そう叫び声を上げたのは、春蘭だった。だが先ほどの桂花と違い、どことなく嬉しそう
な声に聞こえる。……と言うか、ニッコニッコしている。
「お前もか!秋蘭!……いやぁ…姉妹一緒とは…さすが我々だな!」
 そして、続けて発した言葉には、さしもの華琳も秋蘭も驚きを隠せなかった。
 一方一刀は、「おぉ、俺すげー……」と、妙な感慨にふけっていた。…まぁ、現実逃避
と言われれば否定はできないのだが。
150 名前:桂花の受難3/3[sage] 投稿日:2009/01/19(月) 22:27:13 ID:2KnLmdWX0
「何よそれええええええええええええええええええ!!!!」


 ……はっ!と、自分の声で眼が覚める。
 ……今のは…夢?
「なんて恐ろしい……そうよね、あの腐れ外道の孕ませ男の被害者が、あんなに一杯同時にでるなんてさすがに無いわよね」
 思わずそう声に出ていた。
 夢の内容を思い出すだけで、動機が激しくなって苦しくなる。下手な怪談より余程恐ろしいわ。
 ……はっ!私としたことが……たかが夢よ。そうよ。落ち着くのよ。
 
 なんとか気を落ち着かせると、起きて着替えることにした。
 まだいつもよりも少し早いけど、さすがに寝なおす気にもならない。

 と、その時、扉の前から侍女の声が聞こえてきた。

「……荀ケ様、起きていらっしゃいますか?」
「起きてるわ。どうしたの?」
 こんな時間になんだろう…そう思いつつも返事を返す。火急の用件かしら?
「はい。曹操様よりの伝言がございまして…」
 華琳様から?……なぜかものすごく嫌な予感がして、冷や汗が流れるのを感じてしまった。

「『本日は大切な話が有るので、重臣のみの臨時の会議を行います。必ず出席するように』とのことでございます」

「いやああああああああああああああ!!!…………はぅ」

 その伝言を聞いた瞬間、なぜか私の口から大きな叫び声が上がって……私の意識はそこで途絶えた。

 きっと、今日はロクな日にならないに違いない。
151 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/01/19(月) 22:30:20 ID:2KnLmdWX0
お目汚し失礼。

ちなみに、
一番目:大まかな改行位置統一しているが、句読点で改行。
二番目:一行の文字数を決めて、文の途中でも改行
三番目:途中で改行しないで続けてみる。

……どれも大して変わらん気がしてならないw

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