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233 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/01/12(月) 23:59:39 ID:7QQVfJHV0
SSというか、予告編風ですが
魏ルートED後でちょっぴりこっそり2レスほど置かせてもらいまふ
234 名前:名無しさん@初回限定[] 投稿日:2009/01/13(火) 00:01:09 ID:7QQVfJHV0
…気が付いたら学校の保健室で寝ていた。

あの世界の出来事は夢だったのだろうか?
胡蝶の夢…華琳の言ったように、俺の見た夢に過ぎなかったのだろうか。
そうかもしれない。そうじゃないかもしれない。

…でも、例え夢でも。
「…この光景だけは覚えておきなさい。」
そう、決して忘れはしない。あの日々を。あの世界を。そして出会えた皆を。
「でも、私は後悔していないわ。」
そして誰よりも。あの誇り高き王を。寂しがりやの女の子を。絶対に忘れはしない。

…だから。俺は俺の世界で先に進まなきゃ。
立ち止まる事は、あの世界の皆を。あの世界での全ての出来事を。そして何より、それを教えてくれた華琳を。
穢してしまう事になる、そう思うから。

だけど、今だけ。格好悪いけど、少しだけ。歩き始める前にほんの少し泣く事を許して欲しい。


 真・恋姫☆無双 〜アナザーエピソード〜
    『 久遠の想い 』
235 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2009/01/13(火) 00:01:44 ID:4pPIL4PM0
学園に戻り、いつもの平穏だけどちょっぴり騒がしい日常に戻った一刀。
胸の奥の、心の底の大きな想いに時々引きずられながらも過ごす毎日は、しかし唐突に終わりを迎える。

── 失われたと思っていた絆は、しかし途切れていなかった ──

「えー今日は皆さんに転校生を紹介します。」
「…西園寺華琳です。よろしくお願いしますね。」

── 人の想いは世界を超え、運命の輪を回す ──

「…1800年ぶり、とでも言ったら良いのかしらね? 一刀。」
「か…り、ん…?」

── 異なる世界の2人が再び出会う時、新たな物語の幕が開く ──

「…お、おい、華琳。家、帰らないとマズいんじゃ…。」
「や。」
「いや、『や。』 じゃなくてだな…」
「……ずっといるって、いったじゃない……。」
「……。」
「恨んでやるから、そうも言ったはずよ。」
「……ああ。そうだった。」
「だから…。」

「…私の1800年の寂しさを、少しは埋めていきなさい。満足するまで、絶対に帰らないから。」

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