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225 名前:21[sage] 投稿日:2009/01/12(月) 22:16:56 ID:QEaM3aeP0
袁術軍ルート続き2レス投下させてもらいますね
226 名前:21[sage] 投稿日:2009/01/12(月) 22:19:27 ID:QEaM3aeP0
この世界にきてから俺の生活は一変した。

いつも朝起きると、七乃さんは先に起きてて俺や美羽の朝食を作ってくれている。
聖フランチェスカの寮でも朝食はあったが、食堂での食事と七乃さんの手料理では比べるまでもない。

そんな七乃さんに頼まれて美羽を起こしにいくのがその日の俺の最初の仕事だ。
美羽は朝が弱いらしく、一度としてすんなり起きてくれた事がない。
あんまり起きないんで毛布を引っ剥がしたら、美羽が布団におらず
引っ剥がした毛布にしがみついて寝ていてビックリした事もあった。

美羽がおねしょしてるのを知ってしまい、無礼討ちされそうになった事だってある。
美羽も女の子だし、おねしょを俺に見られるのもと思ったので
七乃さんに代わってくれるように頼んだんだが、
満面の笑顔で『えー だからいいんじゃないですかー♪』
と決して代わってくれなかった。


七乃さんの作った朝食を三人で済ますと、美羽と一緒に七乃さんから読み書きの手ほどきを受ける。
書くのはまだ難しいんだが、おかげで簡単な書類ぐらいは読めるようになってきた。

読み書きの授業が終わると、ごく潰しといわれないよう二人に見送られて城内の手伝いに出かける。
新参者で天の御使いなんて呼ばれてる俺は、古参の将軍や文官たちに疎んじられそうだが、
袁家では美羽の決定が絶対で、疎んじられる事もなく親切丁寧に仕事を教えてくれた。
おかげで城のみんなとも気軽に話せるぐらいにはなった。

勉強や昼寝を終えて退屈になった美羽が、『視察にきたのじゃ!』と俺の仕事の邪魔をしにくるのも
もはや城の風物詩として受け入れられている。
227 名前:21[sage] 投稿日:2009/01/12(月) 22:22:24 ID:QEaM3aeP0
七乃さんはというと、各地からの報告や各部署への指示を
美羽が昼寝している2時間ぐらいで全て終わらせているらしい。
最初はのんびりした人だなーとか、なんでこの時代にスチュワーデスのコスプレ?と思いはしたが
七乃さんてかなりデキる人だと思う。

日が暮れて仕事を終えて戻ると、七乃さんの作ってくれた夕食を美羽と三人で食べ、
二人が風呂に入ったあとに風呂を使わせてもらい一日の疲れを癒す。
この時代、風呂はかなりの贅沢で、毎日入れるのなんて相当の上流階級でないと無い事なんだそうだ。

俺のいた世界では、毎日風呂に入れると教えたときに、ついでに銭湯の話をしたんだが、
衛生状態が上がれば、病気も防げるし入浴料収入が見込めるという事で
七乃さん肝いりで大衆浴場の建設が進められている。
前評判も上々みたいで、少しは役に立てたのかなと思うと俺自身もうれしくなる。



そんな暮らしに慣れた頃、七乃さんの放っていた細作から急報がもたらされた。

曰く
「揚州の孫堅、劉表軍との戦闘で敗死!」
228 名前:21[sage] 投稿日:2009/01/12(月) 22:27:02 ID:QEaM3aeP0
以上です。

堅ママがどういう口調かも不明なので、ひっぱらずにさくっとお亡くなりになりました。

強力な武将がいない袁術軍なので、他勢力をうまく利用する形で進んでいけたらと考えてます。
国としては一刀知識を七乃が実用化する事で、経済力などを強化してがんばる予定です。
軍としては
・兵数が多めなこと
・漫画センゴクにあるような三間槍を一刀が思いついたらちょっとだけ強くなります。それまでは数だけ軍隊です。

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