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100 名前:月・詠・華雄の寮生活1[sage] 投稿日:2007/04/30(月) 23:24:58 ID:APF0RPhH0
とりあえず、作ったんで貼ってみる、

「北郷一刀悪いけど、今日の夜ボクたちの部屋に来てくれないかな?」
 唐突な、詠の要求に一瞬ポカンとする一刀だが詠はそんな彼には構わずに彼女は、
「こっちの世界に来てから、まだ常識とか決まり事とかでわからい部分があるんだ…」
 バツの悪そうな顔をして、少しうつむき加減で理由で言った。
「夜?別に構わないけど、なんでまた夜なんだい?」
「なんでって夜までに聞きたい事をまとめるからよ、元々あんたとなんて喋りたくもないんだから一回でまとめてしたいのよ」
 相変わらずだなと大きくため息をつく。
「わかったよ、夜にいけばいいんだね」
「でも、月に変なことした承知しないんだかね」
 詠はこっちの世界に来ても月を一番に心配してるようだ。
「一刀、ちょっといい?この本のこの文言なんだけど」
「げ、華琳は六法全書なんて読んでるか、悪い詠、夜にそっちにいくよ」
 一刀は一度も読んだことも無い本を突きつけられて四苦八苦してるのを余所に、詠はにやりと笑った。
(・・・まぁ、月には何もできないと思うけどね)
101 名前:月・詠・華雄の寮生活2[sage] 投稿日:2007/04/30(月) 23:25:58 ID:APF0RPhH0
〜夜
 一刀は寮の詠達の部屋の前にやっとこれた、3時間以上華琳に法律について質問攻めにあった後、最後は
「何よ、ここの人間だからって全然何も知らないじゃない」の一言で叩き下ろされた。
「詠、入るよ」
「いいよ、入って」
 部屋は三段ベット、机が三つ、テレビなどといったここの寮の元々置かれてた家具があるのみだ。
 まだ私物などはなく少し生活観に乏しい、こちらの世界について知らなさすぎる部分があるため外出は控えているようだ。
 月は寝てるようだ。
「えっと、まず地図の記号についてなんだけど…」
「あー、この記号はー(よかった、まだ分かる内容だ…)」
102 名前:月・詠・華雄の寮生活3[sage] 投稿日:2007/04/30(月) 23:28:53 ID:APF0RPhH0
〜数時間後〜
「ちょっと休憩とろうか」
「そうだね、ボクと違って一刀は集中力にかけるからね」
 と言って、席を立った。
「どこに行くの?」
「そんなの聞かないでよ」
 と言われて一刀は聞くだけ野暮だったと少し後悔する。
 つまりトイレである、詠は部屋をそそくさと出てトイレに向かった。
 静寂が部屋を包む。
「なんか暇だな…」
 一刀はベットで寝ている月を覗き込んだ。
 ベットに比べて、小柄な月はものすごく大きく感じる。
(…キスの一回や二回ぐらいは許されるよな…)
 一刀は目を閉じそっと顔を近づける。
スー…スー…
 寝息がすぐ近くで聞こえる。
スー…スー……ガシッ!
(え?ガシっ?)
ギリギリギリッ!
「…!…?…!」
 突然襲い掛かるこめかみへの痛み。
 一刀はたまらず目を開け痛みの正体を確認しようとする。
 自分を掴んでいる指の間からそれが、月の頭の後ろから伸びているのが分かる。
(このままだと、死ぬ死ぬ!)
 たまらずヤケクソでもがき、やっとのことで振りほどいた。
「…月に何をしようとした?」
 月のベットから起き上がったのは、かの董軍の猛将華雄であった。
「あ゛あ゛あ゛」
 こめかみを抑えてうずくまる一刀を胸倉を掴み
「落ち着け!」
 往復びんた、この一撃で一刀はKOされた。
103 名前:月・詠・華雄の寮生活3[sage] 投稿日:2007/04/30(月) 23:29:42 ID:APF0RPhH0
「ええい、寝たふりをせんで早く私の問い答えんか!」
 とうとう攻撃する手が拳になった。
「ん…雄ちゃん…どうしたの…?…キャー!一刀さん!?」

〜数分後
「…起きたら俺の顔が変形していたことよりも、他に聞きたいことがあるんだが」
「顔の件は、明らかに色欲魔が明らかに原因があんだからね」
 フーっと詠はジト目で一刀を見る。
「…寝てるところを接吻とは…殺されてしかるべきだ」
 華雄は、ジト目ではなかったが隙があったらまた殴ると言った雰囲気を醸し出してる。
 証拠に手元にフライパンが置かれてる。
「なんで月の布団の中に華雄がいたんだ?」
 それもそうである、華雄も一緒にいることは知ってたが、まさか同じ布団の中にいるなんて聞いてはない。
「何故って、それは幼少の頃より月と一緒に夜を明かしているが…」
「月と華雄は月の腹心であるボクより付き合いが長いからね」
 一刀は顔面の殴られた箇所に氷を当てつつ
「ぃぁ…だから…なんで…えっと…もうそんな歳じゃないと思うのですよ…はい…」
(特に華雄が…)
 下手な言葉を使うと殺されると本能で察知して、慎重に言葉を選んでで核心を付けそうな意見をだした。
104 名前:月・詠・華雄の寮生活4[sage] 投稿日:2007/04/30(月) 23:30:26 ID:APF0RPhH0
「つまり、もういい歳だから、そのようなことは止めたほうがいい…と?」
「まぁ…あまり聞きませんね…はい…」
 かなり慎重(チキンとも言う)に言葉を選ぶ一刀。
 う〜むと、少し眉をしかめながら華雄は、
「急に止めろって、言われても…今までやってきたことだしな…何より…」
 華雄はひょいと月を持ち上げ膝に乗っけて、
「寂しいじゃないか、なんか…」
 あの勇猛で名を馳せた大柄な華雄将軍の膝の上にちょこんと乗っかる小柄な月の姿がけっこうはまって俺もやってみたいと思う一刀をよそに、詠が、
「ちなみに、月と華雄は幼馴染で同い年だよ、つまりボクと華雄は同い年ってことなんだけどね」
 一刀はこの言葉を理解するのに一瞬時間がかかったが…
「えーと…華雄って上級生じゃなくて…俺より下級生…?そんなに図体大きいのに?周喩とかと歩いても見た目年齢の違和感無いのに…?…あ、まず…」
 これがいけなかった。
「詠…この男との用事は終わったんだな…もう私が借りてもいいんだな…?」
「…一刀、アンタ口は災いの…て言葉を思い出すべきよ」
「一刀さん、あまりに言いすぎだと思います」
 華雄は一刀を片手で持ち上げて、
「ちょ…スイマセンスイマセン…もう殴らないで殴らないで…」
「安心しろこの鍋じゃ殴らない、外には色々別のものがあるからなっ!」
105 名前:月・詠・華雄の寮生活6&後書?[sage] 投稿日:2007/04/30(月) 23:33:13 ID:APF0RPhH0
〜朝
素っ裸にひん剥かれて、痣だらけで放置されてる一刀を発見された。


とりあえず、勢いで書いてみました。大分、私の妄想入ってますが…

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