- 645 名前:第1回バトルロワイヤル?[sage] 投稿日:2007/03/18(日) 16:58:19 ID:XaSFMNYZ0
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殆ど勢いでやった。なお、終わりにはー完ーをつけるので……。
まぁ、簡単に言えば、ここに来てから何ヶ月が過ぎたかと言われれば、3ヶ月以上としか答えられないような、そんなのんびりした時間を彼‐北郷 一刀は過ごしていたりする。
あれから、特に変わった事件もなくのんびりとしていた。
唯一変わったといえば、公孫賛 珀桂が事情により、遠くに転校した事ぐらいであろう。
「まぁ、そんなに事件なんてホイホイ起こるもんじゃないだろう」
そう言って、彼は自分の寮に戻ろうと鞄を手に教室から出ようとする。
ただ、それは……
「なっ!」
廊下で倒れている一人の女性によって、遮られていた。
- 646 名前:第1回バトルロワイヤル?[sage] 投稿日:2007/03/18(日) 17:02:26 ID:XaSFMNYZ0
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さすがに、これには一刀も面を食らっていた。確かにこの学校ではなにやら騒ぎが多いものの、少なくても人が死ぬような事はないからだ。
「おいっ!大丈夫か?」
彼はその人物に駆け寄って、顔を見ると、彼の驚きはさらに大きなものとなった。
「華雄!」
そう、その倒れている人物こそ、元武将の華雄であったのだ。
「どうした!」
「あぅ……北郷……」
「おい!」
しかし、華雄はそのままゆっくりと彼の後ろ家庭科室を指差すと、
「……ガクリ」
と気を失っていた。
「……手遅れか……」
まだ死んでいないにもかかわらず、一刀は華雄を放っておくと、そのまま忍び足で家庭科室に近付いていく。
「一体何が?」
恐ろしい物を見そうな気がする。しかし、彼は見ずにはいられなかった。
そのままゆっくりと、扉を開け、中の様子を覗き見ると、
そこには地獄が広がっていた。
- 647 名前:第1回バトルロワイヤル?[sage] 投稿日:2007/03/18(日) 17:08:56 ID:XaSFMNYZ0
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テーブルの上には、なにやら得体の知れない、料理というにはその言葉を侮辱するような物体。
そして、そこで繰り広げられる惨劇と死闘。
「文醜でさえ、食べてんだぜ?何でほら、鈴々も食えよ……おらぁぁぁ!」
「す、翠こそ食べた方が良いのだ。鈴々はもうお腹一杯なの……だ!」
何故か、普通に会話しながら、しかし、その表情には一切の余裕も無く刃を交わせる翠と鈴々。
「愛紗!貴様、秋蘭や華琳様にまで毒を盛ろうとは!」
「何だと!私の料理が毒とはどういう意味だ!」
「姉者の料理も大した変わらんがな……まさか、こんな失敗をするとは」
怒りのままに剣を振るう愛紗と春蘭。そして、それに冷静にツッコミを入れる秋蘭。
「月ーーーー!死なないでーーーー!」
「え……詠ちゃ…ん……私よ…りも……朱里ちゃんの方を……」
「あぅ……はわ……わ」
「か、華琳……様……」
「ちょっと、あんた達もしっかりしなさい!」
力では勝てなかったのか、口に無理やりその『物体』を咥えさせられ、倒れ伏している軍師組&月。
「なぁ、斗詩も喰おーぜ?」
「あ……あたしは遠慮するよ、文ちゃん」
「……もぐもぐ……」
「いや〜、呂布ちんも凄いな〜」
そして、何事もなかったかのように、食べているイレギュラーな2人&そのお付。
- 648 名前:第1回バトルロワイヤル?[sage] 投稿日:2007/03/18(日) 17:16:24 ID:XaSFMNYZ0
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「……俺は何も見ていない……うん」
そして、そのまま彼は立ち去っていく。もう、これが彼の記憶に残る事は……
「おお、これは主殿ではないか……」
「げっ!星!」
「「何!」」
多分、無いと信じたい。
−完ー……の前に……
おまけ
蓮「でも、思春。本当に一刀は食べてくれるか?」
思「はい、蓮華が一生懸命にお作りになれば、きっと北郷 一刀も喜んで食べるでしょう。もし拒否したりすれば、私が首を飛ばします」
蓮「思春……それは違うと思う」
小蓮「む〜、シャオだって負けないもん!」
穏「あはは〜、小蓮さまも頑張ってください」
一「……うう〜、胃が……」
蓮&小「一刀ーーー!」
一「げぇ!」
- 649 名前:第1回バトルロワイヤル?[sage] 投稿日:2007/03/18(日) 17:22:52 ID:XaSFMNYZ0
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おまけ2
華「誰か……助けて……」
呂「……モグモグ」
華「呂布!悪いが手を貸して……」
呂「……モグモグ……(踏み!)」
華「ぎゃう!……私だけなんでこんな役……ガクリ」
今度こそー完ー
多分、最初の3〜4行くらいのネタだったはずなのに……
最後に……華雄派敵に回してごめんね……orz