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327 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2007/03/01(木) 01:23:40 ID:+GzUhn8G0
思いつき投下

思春は悩んでいた。
最近、主である蓮華の機嫌がいい。王という地位に苦しんでいた昔とは大違いだ。
原因もわかっている。北郷一刀の存在だろう。
昨日も北郷と一緒に市へと出かけていたようだ。
それはいいのだ。いやよくはないか。問題は北郷だ。
自ら望んだとはいえ、彼に抱かれた。そして主である蓮華と共に抱かれたりもした。
それで終わるはずだったのだ。いや、そうしなければならないのだ。
しかしこの感情はなんなのだろう?情が移ったとでもいうのか?馬鹿馬鹿しい。
私にとって蓮華様の幸せこそが全てなのだ、いやそうでなくてはならないのだ。
だが、何故こんなにも胸が苦しいのだ?
穏にも相談してみたが、ニヤニヤされただけだった。自分に正直になればいいんじゃない、
と言われたもののどうすればいいのだろう???
ええい、甘興覇ともあろうものが何を悩んでいるのだ。
本人に聞いてみればいいのだ、北郷一刀本人に!

一方そのころ秋蘭もまた悩んで・・・・・・・・はいなかった。
魏の将は皆そうなのだが、自信家でもあり、また力もあった。
悩む前に行動する、というと大抵は失敗に終わるのだが、良いほうに向かうこともできた。
だからそうすることが当然であるかのように北郷一刀の部屋の前まで来ていた。

「おや、珍しいな。孫権の護衛が一人でこんなところで何をしている?」
「貴様こそ曹操の取り巻きが何をしにきたのだ?」
「私か?私は北郷に相談があってきたのだ」
「私もそうだ。先約があるのなら仕方が無い。今日は出直すとしようか。」
「私のほうは構わないぞ。どうやら同じ相談のようだしな」
察しのいい秋蘭は何かに気づいたらしい。
「同じ相談とな?そんなことがあるものかな?」
思春の問いかけは聞こえないかのように秋蘭はつぶやく。
「ふむ、甘寧殿と一緒とはまたおもしろい。奴はどんな顔をするのだろうな。ふふふ。」
328 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2007/03/01(木) 01:24:59 ID:+GzUhn8G0
「北郷殿入るぞ」
「ああ、秋蘭か。ん、思春も一緒か。これは珍しい組み合わせだな。どうかした?」
「私が何も無しにわざわざここまでくるものか。ご主人様に抱いてもらいにきたのだ。」
「おいおい、昼間から冗談が過ぎるぞ。夜ならまだしも・・・」
「夜だと女たらしのご主人様はどこへ行ってしまうかわかったものではないからな。
昼間のほうがつかまえやすいのでな。それにわたしが来た時点でご主人様もそのきなのだろう?」
「い、いや、そうだ、思春はどうなんだ?」

「どこが同じ相談だ。私は帰るぞ」
思春は扉のほうに向かおうとしたが秋蘭に捕まえられてしまった。
「隠しても無駄だ。たまには私も北郷殿に抱いて欲しい、と顔に書いてあるぞ。
私もそうだ。だからたまにここへ来て抱いてもらうのだ。言い訳でも欲しいのか?
なら、明日への活力のためとか、そう考えるんだな。」
「私は、私は、、、」
「だそうだ。ご主人様、我ら2人を抱いてくれ。断っても無駄だぞ。」
「わかったよ。思春もいいのかい?」
悪いわけも無い。無言で頷く。
「ふふ、魏と呉の猛将2人が相手だ。覚悟しろよ、ご主人様。」
「いやーーーーー、搾り取られるーーーーー」
この後、どれだけ2人に吸い取られたかは定かではない。


本家への投稿SS書いてて、翠分不足でどう登場させようか迷ったときにふと思いついたものを
勢いで書いた。だんだんグダグダになったのは勢いがなくなったからだ。許してくれ。
それにしても翠ってサブキャラとして出すのは難しいな。だれかケテスタ

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