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863 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2007/02/19(月) 14:02:14 ID:iGrAdhPF0
唐突ですまないがお前ら、「たれ愛紗」って見てみたいと思わないか?

鈴々曰く、昔はだらだらしていたらしいし。
867 名前:たれ愛紗(偽)1[sage] 投稿日:2007/02/19(月) 15:56:41 ID:lYQkPdpX0
>>863
よし、書いた。けどなんか違うなorz

 ……これは、なんだ。
 最初に思えた事はそんな生産性の無い事だった。
 そして胡乱な頭のまま、誰かに助けと説明を求める為に一緒に付いて来ていた鈴々と朱里を見る。
 朱里は俺と同じく、今彼女に何が起こっているかよく理解できない様だ。
 鈴々は驚いてこそいる物の、俺と朱里とは一線を画する驚き方で、まさかと言わんばかりの表情だ。
 今すぐ小一時間問い詰めたい所だが、の前の光景にその気力すら目攫われてしまった。まるでユンボで削り取られたかのように綺麗に全部だ。
 今の俺ならブレイクアウトッ! とこの寮中に響き渡る程に大声で叫べそうである。
 しかし、間の前のこれはなんなのか。

 愛紗が、こたつに入りながら、ポテチを食べつつ、寝巻きでヘラヘラ微笑みながら、しかも笑っていいともを見てるなんて――! 

 こたつの机に顔を乗せた愛紗の顔を締りの無い所の話ではない。
 いつもの愛紗をスライムナイトとするならば、今はバブルスライムが精々だ。
 もしくはサマヨウヨロイと腐った死体でもいい。
 ああ、もっと適合する表現があった。今の愛紗はたれパンダだ。どうしようもなく、たれパンダだ。
 ボスンと音をたてて朱里が持っていたパンが落ちる。
 そのお蔭だろう。回れ右して、スネークも真っ青なほどに静穏を守った歩き方で逃亡を図る鈴々と目が合ったのは。
 逃がすわけには行かない。幸いまだ手が届く範囲だったので、俺は鈴々を首根っこを掴み此方に引き摺る。
「お兄ちゃん、見逃してほしいのだ! 後生、後生なのだァァァァァ!」
「待てい、寧ろ鈴々はあの状態の愛紗の事知ってるんだろ? むしろ俺達が後生だろ! これ、暴れるな。絶対説明してもらうからな!」
「う、うん」
 観念したのか。いや、むしろ諦観した様な表情で鈴々は俯いた。
「鈴々、愛紗が昔はぐうたらだったって話をしたよね?」
「塩の密輸やったり私塾してたりって言うあれか」
 その返答に、鈴々は暗い表情を保ったまま首を横に振った。
 違う? じゃあ、まさかあの世界の歴史が、三国志から大きく離れていったように――。
「こっちじゃそうなってたらしいけど……愛紗は普通にぐうたらだったのだ」
 やっぱりか。
869 名前:たれ愛紗(偽)2[sage] 投稿日:2007/02/19(月) 16:01:06 ID:lYQkPdpX0
「愛紗のあの状態を戻すには一つだけ方法があるのだ。お兄ちゃん、愛紗の頭に毛が固まって触角みたいになってる部分があるよね?」
 鈴々が愛紗の頭の辺りを指差す。
 その指についと釣られ、それに沿っていく様に視線を向ける。
 いつも通り綺麗に揃えられている髪の毛である。だが、一本だけピョンと飛び出た髪の毛が立っているのが確認できた。
 しかし、あの枝毛がどうしたと言うのだろうか。
 まさかそのエロゲーみたいにあの枝毛に振れると性格が変わるなんて言うそんな馬鹿な事は――。
「あの枝毛を寝かすと、元の愛紗に戻るのだ」
「それなんてエロゲ?」
 そのまさかかよ。
「じゃあ、鈴々はこれで帰るのだ! お兄ちゃん、愛紗は髪の毛が立つと強さや賢さとかが、通常の三倍になるから慎重にやるのだー!」
 鈴々は素早く俺の手を振り払い、全力で闘争――いや、逃走する。
 ちょっと待ってくれよ! 愛紗が何時もの三倍の強さだなんて、恋ですら相打ちだって怪しいもんじゃないか!
 しかも加えて朱里と同じかそれ以上の頭脳が加わるだって? なんて悪夢だ。
 でも……傍目から見てると全然そんな風には見えない。案外、鈴々の悪ふざけなんじゃないかなんて思い始めた。
 俺は垂れている愛紗にホフクで近づき、そのアホ毛寝かそうと手を伸ばした――。
 ……腹と背中に鈍痛が走る。手に触れようとした行き成り手を捕まれ、腹に一発入れられた後、腕の回転だけで投げられた。
 あれは力で成された技じゃない。しかし愛紗は投げ技なんて知らなかった筈だ。一体……何処で。
「ホフクで髪の毛に触れようとしていたな。考え方はおかしくない。
 しかし、聞きかじっただけの行為を実戦で試すもんじゃない。だからCQC等食らうんだ。――だがあの速度は見事だった。いいセンスだ」
 メタルギアなんて貸すんじゃなかったよ……ぐふ。


 ジロリ、と朱里と愛紗の目が合う。朱里は圧倒的な力の差を感じ取ったために怯え、愛紗はその小物に勝ち誇ったかのように嘲笑を見せた。
 「山猫は山猫は、獲物を逃がさない……」
 その言葉と共に、愛紗は一刀の服を剥ぎ始めた。
 「食べられる――! 一刀さんが捕食されちゃう。誰か、誰か――!」


あれー、もっと萌えな物になる予定だったんだけどな。
870 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2007/02/19(月) 16:03:11 ID:lYQkPdpX0
>>868
走り書き。半端なく勢いの産物です。
というか、萌え物になる筈だったのになんでこんなネタ風味なもんになったんだろ。

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