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467 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 19:41:06 ID:V7jCPO+g0
ようやっと完成したので投下開始
少し長いがまあ気長に待ってくれ
468 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 19:42:46 ID:V7jCPO+g0
伯珪の朝は早い。陽が登る頃鶏の鳴く声と共に起床し、少しの運動後馬の世話をする。そして皆で朝食を取り、一日が始まる
しかし、この日、その日常が訪れることは無かった・・・・・・
「ふぁ、ぁぁぁぁ。うう、流石に今日は眠い・・・」
先日、ついに曹魏との決着がつき、後始末で誰もが忙しかった。例外は自ら捕虜になった曹操達と月、詠くらいだろうか?
伯珪も夜遅くまで働き、ようやく休むことができた
しかし悲しい哉、日常の習慣というものは中々取れず、常と同じ時間に目が覚めてしまった
「うぅ、眠い・・・でもみんなの世話しないと・・・」
己の愛馬達を思い、のろのろと着替え始める伯珪
事件は此処で発生した
「あれ?・・・あ、あれれ?・・・・・・う、嘘・・・・・・あ、あははははは、そ、そそそんんなここことああああるはずが」しばし呆然とし、改めて状況を確認。そして絶叫
「う、嘘だーー!!」
469 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 19:43:44 ID:V7jCPO+g0
「朝っぱらから煩いぞ伯k・・・どうしたんだ?」
隣の部屋から騒音で叩き起こされた華雄が不機嫌そうに文句を言いに来た。しかし、部屋の惨状を見て思わず怒りを忘れてしまう
「あ、華雄か、ごめん・・・・・・」
「いや、それはいい。それで、一体どうしてこんな状況になっているんだ?」
「え?えっと、それはーそのー・・・・・・」
わたわたと慌てながら部屋に撒き散らされている服をかき集め、ポツリと呟く
「その・・・・・・服がきつくて着れないんだ・・・」
「・・・・・・・・・そうか・・・・・・・・・」
部屋に沈黙が訪れる。女性にとって服が着られない=太るということは致命傷に等しい
「と、とりあえず何か羽織るものを。後で主殿に言って今日の仕事を外して貰って、街へ買いに行こう」
「う、うん。そうだな・・・・・・」
再起動を果たし動き出す2人。何か羽織るものを探して部屋を動き回る華雄。散らかした服を片付けていく伯珪
その途中、あることに気が付く、いや、気が付いてしまった華雄が急に不機嫌になる
「ん?どうしたんだ?」
「いや・・・・・・そうか。そういうことだったのか・・・・・・」
「えっと・・・何があったんだ?」
急な変貌に戸惑う伯珪。恐る恐る理由を尋ねようとするが・・・
「うぅ、この裏切り者め!よくも、よくも・・・よく、も・・・うわぁぁぁぁぁん!!!」
突然号泣しながら部屋を出て行く華雄。常とのギャップに戸惑いながらも原因を考える伯珪
しかし、彼女がそれを理解するにはまだ時間が必要だった・・・
470 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 19:51:05 ID:V7jCPO+g0
「ふ〜。流石にやることが多いな。ようやく終わったが、疲れた・・・」
魏を併呑し、やる事が増えたがそれもようやく一段落。まだまだやることはあるが、早急に、というものは全て終わった
庭を歩きながらその足は門へと向かう
「んー、今日は街に出てみるかな」
途中、見知った不審人物を発見
「何やってるんだ華琳?」
「え?ああ、あなたね。ちょっと場所を探していたのよ」
「場所?」
「そう。あまりにも退屈すぎるから、暇つぶしにこの本に書いてあるのを作ろうかと思って」
そういって俺に何かの本を渡す華琳
「これは・・・・・・酒造の本か。こんなのできるのか?」
「この私に不可能はないわ。まだ作る場所を決めている段階だけれども」
「そっか。まあ、作ることに反対はしないがせめて着手前には一言言ってくれ」
「わかったわ・・・・・・今日は前みたいなことしないでしょうね?」
「前みたいな事?・・・ああ。あれか。もうしないって・・・・・・多分」
そういいつつ手をわきわきさせてみる
「た、多分って言った!ああ、あの時のようにまた縛られて犯されるのね・・・」
演義っぽく嘆きながら崩れ落ちる華琳。ふと何かを思い出したように立ち上がりこちらを向く
「そういえばあの時、やけに縛るの上手かったわね?」
「そ、そうか?そんなことないとは思うが」
言えない。誰かに縛られるという恐怖を身を持って体験したから痛くないように気をつけて縛っただなんて絶対言えない!
「いーえ、そんなことあるわ。ははぁん、さてはあの子達にもやったのね。こんな鬼畜にやられるなんて、可愛そうな子達」
「人を勝手に鬼畜扱いするな」
話題転換には成功したか?表向き憮然としながらも心はドキドキだ
「で、正直に答えなさい。誰で試したの?可能性としては・・・そうね、華雄に黄忠、後は霞かしら?あなたと敵対したことある子は」
うわーい、まだしつこく食い下がりやがりますかこんちくしょう!誰かこの微妙な状況を助けてくれる救世主はおらんのかー
「あ、一刀。ちょっと頼みたいことがあるんだが・・・」
ナイスタイミング!この声は伯珪か。俺に頼みごととは珍しい、と思いながらそちらを振り向く
「なんdってどうしたんだそれ?」
「あー、実はな・・・」
そこには寝巻きの上に布を撒きつけた伯珪が立っていた。服はどうしたよおい・・・
471 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 19:52:55 ID:V7jCPO+g0
「という訳なんだ・・・」
「あー、なんというか、落ち込むなよ?」
「あんたは黙っていなさい。それより公孫賛、ちょっと聞きたいんだけど」
「ああ、私の事は伯珪でいいよ。んで、何が聞きたいんだ?」
「そう?なら伯珪と呼ばせて貰うわ。伯珪、あなたこいつとしたでしょ?」
ちょ、黙ってたら何をいいやがるこいつ
「ええええ!?あ、あぅ、そ、それは、その、ゴニョゴニョ」
「聞こえないわ。言いたいことははっきりとおっしゃい」
うわ、いぢめっ子だ。今の華琳はすっごい笑顔だ。怖い意味で
「ううぅ、したよ!一刀としました!これでいいんだろ!?」
顔を赤くして咆える伯珪。その仕草は萌えるぞ・・・
「やっぱりね。ほんと、あなたってケダモノなんだから・・・でも今の表情はよかったわ」
こちらを向いて俺を貶した後ぽつりと呟く
「なんだ、お前だって同類じゃないか。こやつめ、ははは」
「誰があんたなんかと同類なのよっ!」
人の首を絞めようとする華琳。ははは、こやつめ自分の台詞を取られたのがそんなに気に食わなかったか
「わー、ダメだってば曹操」
「う、分かってるわよ。ただこいつが私のことを同類というからつい・・・」
「だったら同類言われるような言動をってごめんなさいすいません勘弁してください」
気迫に負けて思わず負け腰になる俺。ほんとに俺って華琳に勝ったんだよな?
472 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 19:53:38 ID:V7jCPO+g0
「まあいいわ。伯珪。あなたはそれほど心配する必要はないわ。後、街に出るならこいつの上着を借りていくことね」
「ん、そうだな。流石にその格好で外出るわけにはいかないし・・・よっと。ほれ」
学ランを脱いで伯珪に羽織らせる
「あ、ありがとう・・・・・・・・・かずとのにおい・・・・・・」
「ん?何か言ったか?」
「い、いいやいや、なんでもないぞ、うん!」
何故か真っ赤になって俺の学ランに顔を埋める。なんでもない、とは思えないが、う〜ん、わからん
「そか?んじゃ行こうか。またな、華琳」
「ええ、精々闇討ちされないことね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「そう、そういうことだったのね・・・」
華琳は何かを呟きながら自分の体を見下ろす
「私もされれば大きく・・・はっ!何を考えているの、馬鹿らしい」
473 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 19:58:07 ID:V7jCPO+g0
街へ出ると人々の奇異の目に晒された。まあ仕方がないか、今の俺達の格好があれだし
「はやいとこ服屋行って買わないとな」
「ああ、そうだな・・・」
この状況で恥ずかしいのは分かるが、いつまでも動かないでいると余計恥ずかしいぞ・・・
「ほら、いくぞ伯珪」
「あ・・・うん・・・」
伯珪の手を取って服屋へ向かう
初めて出会った場所は戦場で、それからは親友のような関係だと思っていた
袁紹軍や曹魏との戦いでは毅然とし、気迫や貫禄も俺とは比べ物にならないくらい、白馬長史と称されるにふさわしいものだった
だが今俺の手が取っているのはそんな将軍の手ではなく、一人の少女の手だった
(まるでデートみたいだな・・・あ、やば、意識したらあの時の事がっ!落ち着け俺、こんな所で冷静さを失うなっ!)

こみ上げてくる感情を堪え、なんとか反応しない内に服屋へ辿り着いた
「すいませーん。えっと、この子の服を新調したいんですけど・・・」
「あら?太守様じゃありませんか。それにそちらの方は公孫賛様」
「あ、あははは。えっと、今までの服が着れなくなっちゃったから新しい服を買いに来たんだけど・・・」
「あら、そうでしたか。それでは寸法を測ります。申し訳ありませんが太守様は・・・」
「わかってる。ちょっと服を見させてもらってるよ」
「ありがとうございます。では公孫賛様、こちらへ」
「ああ。悪いね一刀。少し待っててくれ」
店の奥に入っていく店主と伯珪を見送り、店内を物色する
うん、多分あいつは普段着とかしか選ばないと思うから。ここは俺が伯珪に似合う服を選ぼうじゃないか
うーん、活発系美少女のお約束といえばフリルなんだが、ブラウスにスカートとか・・・あ、それだと普段とかぶるか・・・
キャミソールとか・・・いっそ和服ってそれはないか・・・・・・ん?こ、これは!?
474 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 20:00:15 ID:V7jCPO+g0
「太守様、お待たせいたしました」
「ん、ああ、気にしないでくれ。それで、着れる服はあったかな?」
「あ、ぅ、えっと・・・」
店主と伯珪が戻ってきた。笑顔の店主と恥ずかしげに俯いている伯珪の様子から事件発生、という訳ではなさそうだが・・・
「どうした伯珪?」
「そ、その・・・そう!一式新調にはなるけど別に太ったって訳じゃないって・・・あぅ」
?訳がわからん。太ってないなら新調する必要なんてないとは思うんだが・・・
「ふふ。太守様。公孫賛様は太ってしまい服を着られなくなったのではなく、体の一部が大きくなって着られなくなったのですよ」
太ってないのに体の一部が大きくなって着られなくなった?どういう事だろうか?・・・・・・ああ
「あー、その、すまん?」
「べ、別に一刀が謝ることじゃないよ・・・ただ、ちょっと混乱してて大騒ぎしちゃって、私のほうこそ悪かった」
「いや、俺は気にしてないよ。とりあえずこの件は一件落着、でいいのかな?」
「そうだな。ここでいくつか買って、後は縫い直せば着れるから」
「じゃあ店主さん、伯珪の着れる服を数着と・・・後これを」
そういって目を付けていた服を取り、代金を払う
「一刀、そんなものどうするんだ?ま、まさかお前が着「着るか!!」そ、そうか、そうだよな」
俺が着たら貂蝉クラスの犯罪者に成り下がってしまうだろう、常識的に考えて・・・・・・
「これを伯珪に着て貰おうと思ってな」
「な、何ー!?こ、こここんなひらひらなものを私が何故着なきゃならないんだ!」
「えー、いいじゃん。絶対似合うって!」
「わ、私なんかが着たって似合うはずが・・・」
拒否しつつもちらちらと服に視線を向けるその姿、すごく、萌えです・・・
「大丈夫だって!俺を信じろよ」
「う・・・・・・分かった、着てやる。その代わり似合わなくても笑うなよ!」
「んな心配ないって。楽しみに待ってるぞ〜」
そういって俺の手にあった服を取り、試着室へと向かう
・・・・・・所でこの時代にこんな立派な姿見なんて作る技術あったっけ?
475 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 20:01:59 ID:V7jCPO+g0
「き、着たぞ。かなり恥ずかしいんだが・・・ど、どうだ?」
試着室から出てきた伯珪。その姿を見た俺は思わず親指を突き立て思わず叫ぶ
「GJ!」
想像してみろよ・・・
いつも気丈で元気な伯珪。それが今は照れ隠しによって挙動は不審、顔は赤くこちらの様子をちらちらと伺っては俯きを繰り返している
そして極めつけはこの黒と白で彩られた「ゴスロリ服」
何故ここにあったのかはこの際どうでもいい
それは伯珪の為に誂えられたかのように調和している。これで裾を手に取り笑顔で傅かれたら・・・・・・
「うん、似合っているよ。見惚れるほど可愛い」
「そ、そうか・・・恥ずかしいけど、やっぱりそういわれると、嬉しいな」
そういって、かなり照れながらも俺に笑顔を向けてくれた。うん、これを選んでほんとによかった

そのまま服を着て街を歩くことを決め、荷物にならないよう普段着は城に運んでもらえるように頼んだ
そして街へ出る・・・

「な、なぁ、やっぱり普通のに着替えてもいいだろ?みんなが見てきて、恥ずかしいんだが」
「それは伯珪が可愛いからだろ。俺としてはこんな可愛い伯珪をもう少し見ていたいなぁ」
「っ!?か、勝手にしろ!」
「ああ、そうする。って先にいくなよ、迷子になるだろ」
「誰がなるかっ!」

「そういや、昼飯まだだったよな・・・そこでラーメンでも食べるか」
「む、ラーメンか・・・この服では食べづらいし注意しないと汚してしまうな」
「おー、なんだかんだいって気に入ってくれたんだな、その服。送ったかいがあったものだな。はっはっは」
「ば、馬鹿、別に気に入ったとかそういう訳じゃ」
「むー、素直じゃないなあ。で、本当のとこは?」
「う・・・・・・・・・ただ、一刀から初めて貰った物だから、それが嬉しくて汚したくないだけで・・・」
「あーもう、可愛い奴だなー」
「うわっ、いきなり抱きつくな!皺になるだろう!」
476 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 20:05:55 ID:V7jCPO+g0
「熱心に見てるみたいだけど、それは何の本?」
「ん?いや、これはただの学問書。これを見てたらさ、盧植先生に学んでいた時の事を思い出して」
「勉強か。俺は苦手だったな・・・」
「私もあんまり。外で馬に乗っていたほうが性にあっていたけど」
「それは伯珪らsいやなんでもない。けど?」
「友人に「伯珪ちゃんは太守様になるんだから、ちゃんと勉強しておかないとそこで暮らす人達が可愛そう」って諭されてね」
「ふ〜ん、いい友達じゃん」
「ああ、自慢の友さ。今は故郷の母親の所に戻ったっきりなんだけどな・・・・・・」
「大丈夫、必ずまた会えるさ。曹魏もなくなり、孫呉とは同盟。もう争うこともないんだしさ」
「そうだね。今の状況が落ち着いたら、尋ねに行ってみるかな」

「ここの桃は旨いぞ。なんたって我が軍の軍師お墨付きだ」
「太守様、こういう場面で他の女性の名を出すのはまずいですぞ。世の中にはヤンデレという言葉がありましてな」
「どっからそういう知識を仕入れてくるんだよ・・・・・・」
「ヤンデレって?」
「伯珪は知らなくていいんだ。というか知らないままでいてくれ・・・」
「???」
477 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 20:08:52 ID:V7jCPO+g0
陽が落ち、夕焼けの街並みを歩きながら城へと戻る俺達
「あ〜、久々に楽しんだな」
「そうだなぁ、魏領併呑で部屋に篭って書簡にかかりっきりだったし。久々に羽を伸ばせたよ」
「ほんとほんと。歩いて食べて笑って、これで酒と遠乗りさえ出来れば完璧だったな」
「おいおい、遠乗りはいいが酒と一所は拙いだろう」
「はっはっは。この私が酔ったくらいで馬を乗りこなせないはずないだろう」
そう言って笑う伯珪。最後のほうはずっと笑顔でいてくれたし、楽しんでくれたんだと思う
俺も今日は楽しかった。またこうやって2人で街を歩くのもいいかもしれないな
「あ、一刀、ちょいちょい」
「ん?なん―――」
振り向き、すぐ目の前にある伯珪の顔。そして口には柔らかく暖かいものが当たって――
「へへ、あの時も嬉しかったけどさ、やっぱこういう時にするのもいいかな、なんて」
そう言って笑う彼女の笑みはとても美しく、呼びかけられるまでしばしの間、呆然と見惚れていた・・・
478 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 20:11:25 ID:V7jCPO+g0
そこは明らかに異質。まるでこの部屋だけが他の場所から切り取られたかのように
部屋の中にいる女性が撒き散らす負の感情によってこの部屋は混沌と化している
そう、その女性こそ友の裏切りによって自棄酒をしている華雄だ
この部屋の近くに来た者は皆本能で、或いは野生の感で離れていく
只一人、酒という餌に釣られてしまった霞を除いて・・・・・・
「私だって好きで小さいままでいるわけではないっ!」
どん、と酒が入ったままの杯を机に叩き付ける。辺りには空の酒樽がいくつか転がっている・・・
「そりゃあ、主殿だって「大きかろうが小さかろうがそんなものはどうでもいいんだよ」とか慰めてくれるけど」
杯を一気に呷り、酒を飲み干す
「ぷはぁ!でもでも、明らかに紫苑や愛紗の胸を見て鼻の下伸ばしたり・・・うう、私だって、私だってーー!!」
「・・・・・・これはどういった状況なのだ?」
「ああ、星ちゃん、助けて・・・ウチ、もうあかん」
星よ、ようこそ混沌へ。そしてさようなら霞。君は良い酒飲みだったが、自棄酒飲んでる者に絡んだのがいけなかったのだよ
「星か・・・ふ、所詮この辛さ、お前にはわかるまい・・・・・・」
「なんだ?どうしたというのだ?相当飲んでいるようだが・・・霞、生きているか?」
「そやつのことなぞどうでもいい。問題は貴様だ、星」
「私か?私は今来たばかりで事情が飲み込めないのだが・・・」
「いや、貴様だけではないな。愛紗、翠、紫苑、恋、詠、皆私の敵だ」
479 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 20:14:53 ID:V7jCPO+g0
「敵とは穏やかではないな。何か不m「私の友は月と伯珪だけだった・・・」聞いてないな。既に泥酔していたか・・・」
ようやく何を言っても無駄と悟った星は自らの飲む酒とつまみを取り出し始める
「だが、伯珪は私達を裏切った!何故だ!!」
君と一刀が執拗に伯珪の胸を揉んだからさ
「うむ、やはりこの酒はメンマに良く合うな」
「ソノニクヲワケローーーー!!!」
メンマ片手に酒を傾け、もとい酒を片手にメンマを摘んでいた星に突然華雄が飛び掛る
「うわっ、何をする!ああ、私のメンマが!!」
「こいつがっ!こいつがー!」
「こらっ!いい加減に離rふひゃん。こ、こら胸を揉むな」
「あ、なんかいやーな予感しおるわ。早いとこ此処から逃げださにゃふ!?」

翌日、愛紗によってその部屋の封は破られた。そこで目にしたものは酒樽とメンマで散らかされていた部屋と3人の裸体・・・・・・
昨晩彼女達の身に何が起きたのか?それを知るものはいない・・・・・・
480 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/11(日) 20:19:03 ID:V7jCPO+g0
以上
正直甘々な恋愛は書くのが難しいな・・・
そしてハムメインで書くと華雄が、華雄メインで書くとハムが落ち担当になる不思議
劉備は一応出してみる予定。フラグも立てたしなっ

最後に壊れネタ1つ
「どっからそういう知識を仕入れてくるんだよ・・・・・・」
「太守様、我々は商人ですぞ?儲けの為なら大陸や海を渡ることは普通。時には空の星々を駆けることはおろか、外史を越えて世界を渡ることすらあるのですぞ?」
「ちょっとまてー!!!」

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