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382 名前:ハム孫さん@出会い編[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 23:42:49 ID:8dthdYEQ0
もし、一刀が最初に出会ったのがハムだったらというIF話作ってみたので投下してみる。
かなり文章力ないんで、そのあたりはご了承願いたい。


「いや、えーっと……」
とりあえず、俺のおかれている現在の状況を簡単に説明しよう。
変な服装の三人組に蹴り起されて、身包み剥いで置いて行けと脅されている。
なんで外に居るのかは良いとして、絶体絶命な状況なのは間違いない。
「兄ちゃん、あんまイキがんな。まだ死にたくないだろ?」
そう言いながら、リーダー格であろう男が剣を抜き、俺に突き付けて来た。
そのときである………
「そこの黄巾党ども!!」
「「「!?」」」
三人組の男どもが振り返ると、そこには白馬に乗った少女が剣を抜いて臨戦態勢に入っていた。
「私達の領地で悪さをしようなんざ、この公孫賛が黙っちゃいないんだからねっ!!」
「ア、アニキ……どうしやす………」
「公孫賛相手だと三対一でも部が悪いな…ずらかるぞ!!」
「わ、わかったんだな」
「兄ちゃん、今日は運がよかったなっ!!」
そう言い残すと黄巾党と呼ばれた三人組は一目散に逃げていった。
383 名前:ハム孫さん@出会い編[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 23:43:00 ID:8dthdYEQ0
その様子を見てあっけに取られていた俺に、公孫賛と呼ばれた少女が話しかけてきた。
「大丈夫だったか?旅の人」
「あ、はい、おかげさまで…」
「最近ここいらは、黄巾党どもが徘徊してるって言うのに、よく今まで無事だったもんだ」
「はぁ………」
「でも良く見るとおまえ、旅をしてるって姿に見えないな」
「……………」
「装備も軽装だし、なんかこう、見ず知らずの土地に一人取り残されたって感じだな」
「……恐らく、そんな感じです」
「えっ!?」
「なんでこんな所に寝ていたのか、そして、此処が何処なのかもまったく解らないんだ」
「寝てたって、こんな場所にか!?」
「目が覚めたらなぜか此処に居たってのが正しいかもしれない…」
「…………」
少女はしばらくなにかを考えた後に、こう言って来た。
「とりあえず、いつまでも此処に居ても仕方が無い、私らが張ってる陣営で詳しく聞こうか」
「…………すいません」
「そういや、名乗っていなかったな。私は公孫賛、字は伯珪だ」
「えっ!?」
「ん?どうかしたか?」
「あ、いえ………」
(公孫賛だって!?公孫賛ってあの三国志の公孫賛か!?)
「それで、おまえの名は?」
「俺の名前は本郷一刀、改めてお礼を言わせて貰うよ」
「お礼なんて気にするな。こっぱずかしいじゃないか!!」
(なんか、可愛い娘だけど、ホントに三国志の公孫賛と同一人物なんだろうか…?)
「それじゃ、陣営に戻るから後に乗ってくれ」
そして俺は、公孫賛と共に彼女達が張っている陣営に向かったのだった…

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