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350 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 00:22:50 ID:T0IzLUvl0
>>348
まとめの人乙!
・・・さていきなりだけど仕事増やさせて貰いますよ・・・


今日も今日とて書類と格闘、なんとか一段落したので気分転換にと外へ散歩しに来た
孫呉と同盟し、あと少しで曹魏との決戦が待っている
兵糧や兵の補充の確認、制圧地の住民を混乱させない政策、等忙しそうではあるがほぼ確認だけなので楽といえば楽だ
だからいつもならこっそり抜け出している時間に堂々と散歩出来る。うむ、よいぞよいぞ
「お、ご主人様やん。何してんの?」
「ん?ああ、霞か。いや、書類が一段落したからちょいと散歩。霞はまた日向ぼっこ?」
「そや、昨日愛紗に怒られて当面城で大人しくしていろー言われてな。だから暇なんや」
あー、真名で呼ぶの許した途端暴走してたからなぁ、愛紗が怒るのも無理はない、のかな?
「主殿、恋がどこにいるのか知りませ、む?張遼か」
「ああー!華雄っち!あんた、ほんまに生きてたんやなぁ・・・」
俺に尋ねようとやってきた華雄を見た霞が騒ぎ出す。生きていたも何も戦場で戦ってなかったっけ?
「失礼な、人を勝手に殺すな。第一、昨日の戦場で戦っていただろう」
「あー、すまん。ウチ愛紗の事しか見てなかったわ」
「・・・・・・相変わらずお気楽な。まあいい、主殿、恋がどこにいるか知りませんか?」
「恋?うーん、今外でたばっかだから、いつもの場所にいないなら分からないや」
「そうですか。まったく、あいつは何処にいったんだ・・・」
恋の愚痴を呟きながら離れる華雄
「恋?もしかして呂布ちんのこと?」
「呂布ちんって・・・まあその通りだけど。あの2人、時々手合わせしてるみたいだよ?」
「へ〜、呂布ちんも無事だったんか。そだ、呂布ちんに会わせてくれへん?良いこと教えてあげるから」
「それくらいなら問題ないな。別に交換条件なんて出さなくていいぞ」
「そか?ならこれから呂布ちんを探しに行ってみるわ」
「おう、頑張れよー」
霞を見送り散歩を続ける。そしてふとある事を思い出す
「そういえば・・・・・・ふむ、後で探してみるか」
351 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 00:25:32 ID:T0IzLUvl0
一度部屋に戻り、今日の分の書類を片付けた後茶の準備を頼み、霞達を探しに庭へ出る
丁度3人揃っているといいんだけど・・・
「お、いたいた。華雄ー、恋ー、霞ー」
「お、ご主人様やん。どうしたの?」
「ん、一所に茶でも、と思って呼びに来たんだ。2人は稽古中?」
霞の座っている所から少し離れた場所で華雄と恋が戦っている
「そや。ところで、酒も出るんか?」
「酒は流石にないって。まあ旨い茶と茶菓子なら・・・」
茶菓子、と言った途端聞こえた激しい金属音と苦悶の声、そして何かが地面に突き刺さった音
「・・・お菓子食べる」
いつの間にか目の前にやってきていた恋が袖を引っ張っている
「恋ちん、いつの間に・・・」
「あ、あはは、あはははは・・・・・・orz」
あ、落ち込んでる。うん、最初は反応に困っていたけど、なんだか最近は華雄の落ち込み見てると和むなぁ。もしかして俺って外道?
「・・・早く」
「あ、ちょっとまってくれ恋。おーい、いつものとこにいるからなー、早めにこないと華雄の分なくなるぞ〜」
恋に急かされ霞と共にいつもの場所へ。はてさて、あの2人もちゃんと待っていてくれるかな?
352 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 00:27:36 ID:T0IzLUvl0
「遅い!人をお茶に誘っておいて用意を任せっきりにした挙句待たせるとはどういう了見よ!?」
「でも詠ちゃん、楽しそうに用意していたよ?」
「え?そ、そんなことないわよっ。きっと月の見間違いだわ」
用意して貰った場所に辿り着き出迎えてくれたのはいつものように罵倒と照れ隠しをするツン子、もとい詠と月
そう、詠と月、華雄に恋に霞は元董軍の幹部。月に聞いた話だと全員仲が良かったらしい
そこで!5人全員北郷軍に集まった記念、というわけではないが、こうして再開の場を作ってみたりしたのだ
決して俺の愛紗に手を出した霞を驚かせて意趣返ししたかった訳じゃないんだからねっ!
「月ちゃんに詠っち!?・・・そっか、あんたら無事だったんか」
「霞ちゃん・・・無事でよかった。私達はあの後ご主人様に助けてもらったの」
「ええ。貴方達のお陰であいつらから逃げて、その後こいつに捕まって現在に至るって訳」
「捕まってって、おいおい・・・」
感動の再開、という場面でも罵倒を忘れないその精神、流石だ詠
「まあそういう訳だから、この2人の事は当面真名で呼んでくれ。元々仲良かったらしいし大丈夫だろ?」
「いや、それは大丈夫やけど・・・なんちゅーか、ほんま器の広いやっちゃな」
少し呆れながら呟く霞。褒められてるのか貶されてるのかわからん・・・・・・
「モグモグ」
って早速食べ始めていますよ我が家の恋さんは
「はい、お茶です恋ちゃん。美味しいかな?」
「モグモグ・・・(コクッ)」
「良かったぁ・・・」
「月が作ったお菓子が美味しくないなんてありえないよ」
「へ〜、これは月ちゃんが作ったんか。ほな、頂くわ」
それを合図にみんな席に座って食べ始める
「うん、旨い。相変わらず茶も旨いが茶菓子も旨い」
「せやせや。これなら立派なお嫁さんになれるで〜」
「あうぅぅ、あ、ありがとうご主人様、霞ちゃん」
まだ来ていない華雄の分をとっておいて5人で分けて食べる。まあ恋が一番食べるわけだが・・・
353 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 00:29:43 ID:T0IzLUvl0
「こーしてのんびり茶ぁ飲むのも久しぶりやなぁ」
「ん?魏にいたときはのんびりできなかったのか?」
「いや、のんびりできなかったって訳やないけど、ほら、あの国は孟ちゃんラブー!な子ばかりやったから」
「あー・・・霞も結構気に入られてたから、そういったのが?」
「まあそんなとこ。それに、ウチは元々敗軍の将やったしね、ここほど周りの空気がよくなかったってのはある」
「大変だったんだな・・・まあ、ここではそんなこともないだろうし、気楽にやってくれ」
「そやな・・・なあ、ご主人様」
「ん?」
月と詠と恋が作り出しているのほほん空間の中とは思えないほど真剣にこちらを見つめる霞
「流石に孟ちゃんらと戦うのはいややけど、それ以外ならいつでもウチの力、使ってや」
「・・・ああ、ありがとうな、霞」
「うう、そこまで嬉しゅうされると、なんか恥ずかしーわ・・・ああ、こら恋ちん、それウチの分やー!」
照れ隠しなのか視線を彷徨わせ、こっそり霞の分を奪おうとした恋の手を見てそちらへ向かう
「ははは・・・やっぱり、こんな平和が一番だよなぁ」
うん、頑張ろう。曹魏との戦いが終わったら、今度はみんなでこんなお茶を楽しめるように

その後華雄がやってきて6人でお茶を楽しんだ
月はずっと笑顔だったし、詠もいつもよりずっと素直だった
恋は相変わらず食べ物に夢中。でも話を振られてるとちゃんと答えてる
華雄と霞はこの戦いが終わったら星を巻き込んでの酒飲み競争を企画している
俺と詠が漫才もどきをし、月と霞が笑う
茶を少しこぼしてしまった恋の世話をする華雄。なんだか愛紗と鈴々を見ているみたいだ
そんな微笑ましい風景を見ながら俺は足りなくなった湯や食べ物を調達しに行く
今ばかりは俺が雑用しよう。久々に出会い、笑い会えたあの子達に水を差すのは無粋だから・・・

霞が仲間に加わった!
張遼 統率94武力92知力77政治64魅力79
354 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 00:32:10 ID:T0IzLUvl0
もしも5人が再開できたら?ということで書いてみた
本編では4人揃ってるのに何もないからなぁ・・・
月と詠の描写が少ないのは正直すまんかった・・・


オチ
「そや、ご主人様、さっき言った良い事教えてあげるで」
「ん?ああ、そんなこと言ってたっけ。何々?」
すっかり忘れていたな
「実はな、恋ちんを登用したのは華雄っちなんよ」
「そうなのか?」
「な、霞!貴様何を言うつもりだ!」
「それでなー。あ、恋ちん、華雄っち抑えといてくれる?」
「・・・分かった」
「あ、こら恋離せ!」
流石に恋に羽交い絞めされてはいくら暴れても抜け出せないか
「・・・ダメ」
「な、何故霞の言うことは聞いて私の言うことは聞かん!ええい、離さんか!」
さりげなく恋の前に移動していた霞の茶菓子に気がつけ・・・
「この者は見所があるって言って、登用した後も色々教えてあげてたんよ」
「ほうほう、それでそれで?」
「ところがある日の稽古でな、2人が模擬戦をした時n「霞ー!それ以上主殿に言うなー!!」もう、煩いやっちゃな。恋ちん、口も塞いどいて」
「・・・(コクッ)」
「ん!?んんんんんーー!!んんんんんんんーー!!!」
あ、少し涙目になってる
355 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 00:33:36 ID:T0IzLUvl0
「で、模擬戦した時に一撃で負けてもうてな。それで恋ちんが将軍に取り立てられて、一時期立場が逆転していたことがあるんよ」
「へ〜。そんなことがあったんだ」
「ぷはっ、霞・・・よくも・・・・・・」
「あ、あれ?どうやって恋ちんから逃れたん?」
「ふ、冷静になれば恋に言うことを聞かせるのは容易い。ふふふふふ、さあ、覚悟するがいい霞!!!」
「ちょ、どっからその剣だしたん!?あ、あかんウチ武器持ってないんやで!?」
「問答無用!死ねぃ、張遼!!!」
「わ、わわわわー!いやや!こんな事で死ぬなんて認めへん!ウチは生きる!生きて愛紗と添い遂げるんやー!!」

「仲がいいですね、霞さんと華雄さん」
「・・・月の目にはあれがそう映るんだ・・・・・・」
「喧嘩するほど仲が良いってことかねぇ・・・」
「モグモグ?」

ざんねん!かすみのぼうけんはここでおわってしまった!


以上。華雄が恋を登用したとかは無論模造なのでそういうのダメな人はスルーで頼む
356 名前:華雄[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 00:36:08 ID:T0IzLUvl0
ああああああああああああああああ致命的ミスが!
かすみじゃなくてシアな、確認してたのにやってしまったorz

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