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278 名前:朱里・穏ネタ[sage] 投稿日:2007/02/07(水) 21:07:28 ID:wCTHHUFC0
>>272
そうですね、んじゃ、名前は特にいらないか。
では、投下します。

一「お〜い朱里〜」
んー、どこいるのかなぁ。この書類について
聞きたいんだが、どこ行ったのかなぁ。
一「やれやれ、仕方ない。部屋に戻って来るのを待つかな。」
と思い、自分の部屋に戻ろうとしている時、
一「お、あれは・・・あそこにいたのか。」
少し離れた日陰にいる朱里と穏を見つけた。
一「何をしてるんだろ?」
二人の様子を見るために静かに近づいていった。

一「(あれは、前に朱里と星がやっていたゲームだな。)」
朱「うぅ〜、穏さんやっぱり強いですぅ。」
穏「いえいえ、朱里さんもお強いですよ。」
朱「(でも、これくらいじゃ負けてられません!
何としても、あの方法を聞きださないと・・・)」
一「よっ!朱里に穏、対戦中かい?」
朱「は、はぅあ〜、ご、ご主人様!」
穏「これはご主人様〜、何か御用ですか?」
一「いや、向こうの方を歩いてたら、ちょうど二人が見えてね。
何をしてるのかなぁ、と思って見に来ただけだよ。」
朱里に聞きたい事があるんだけど、
まぁ、この対戦が終わったあとにでも聞こう。
それにしても、どうしたんだろ朱里は、
最初に星とやってる時に見たときは動揺して負けたけど、
その次は、動揺しなかったんだけどなぁ・・・
朱「(ま、まずいです。もしあの事がご主人様にばれたら・・・)」
279 名前:朱里・穏ネタ[sage] 投稿日:2007/02/07(水) 21:08:32 ID:wCTHHUFC0
一「お〜い、朱里平気か〜?、」
朱「はっ、はい、私はいつも通りですよ。ご主人様!」
一「そ、そうか、ならいいんだ。それより、朱里の番みたいだぞ?」
朱「あ、はい。そうでした!」
朱「(とりあえず、穏さんに勝たないと。)」
朱「う〜ん、う〜ん、ここです。」
穏「はいは〜い、次は私の番ですね〜。」
う〜ん、見た感じ、朱里のが少し有利かな。
でも、相手の穏だって呉の軍師だったしな。
まだどっちが勝つかわからないな。
穏「それでは、ここに置きますね。朱里さんの番ですよ。」
朱「はい、えとそこに置かれるとこうなるから・・・」
ふむ、さっき俺が来たときには動揺していたみたいだけど、
いつもの朱里に戻ったみたいだし、もう平気だな。
急に俺が来たから驚いただけかな。
穏「ああ、そうだ。ご主人様。実はですね」
朱「ぷふぅ、の、穏さん!」
一「ど、どうしたんだ、朱里!?」
穏「どうしたのかなぁ、朱里ちゃん。私はただ、
連華様と小蓮様の姉妹ゲンカの話をしようとしただけなのに。」
朱「うぅ〜酷いです、穏さん。」
穏「何の事かしら〜、それより、次の手は決まりましたか?」
朱「う〜、ここです・・・」
穏「あらあら、そこでいいのかしら〜?それじゃ、私はここね。」
朱「はわ!ちょ、ちょっと待って下さい。んと、んと・・・」
ん〜? やっぱり朱里おかしいぞ。さっきとは違って、
慌てて考えてるみたいだしな。
一「朱里、大丈夫か?体調でも悪いんじゃないか?」
朱「いいい、いえ、そんな事はないですよ。
私はいつも通りです!はい。」
穏「くすくす、ご主人様、大丈夫ですよ。
朱里ちゃんと私でちょっとした賭けをしているだけですから。」
280 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2007/02/07(水) 21:09:55 ID:wCTHHUFC0
朱「の、穏さん!」
一「賭け?何を賭けてるんだ?」
朱「た、たたたたた大した事じゃないですよ!?」
一「いや、その態度からするとすごい事にしか思えないんだが・・・」
穏「くすくす、それで、次の手は決まったのかしら〜?」
朱「そ、そうでした。えとえと、こ、ここです。」
穏「それじゃぁ、私はここ。」
朱「うぅ〜、ここです。」
何か、星の時と同じような感じがするな・・・
徐々に朱里の駒がやられていってる。
その後も、朱里の駒が徐々にやられていった。
朱「んと、ここです・・・」
穏「じゃ、ここね。」
朱「うぅ・・・ありません。ありがとうございました。」
穏「ありがとうございました。」
結局、その後展開をひっくり返せず、朱里の負けとなった。
一「それで、二人は一体何を賭けてたんだ?」
穏「それはですね〜、私が勝った場合は、ご主人様と二人で町に出掛ける。
という許可を朱里ちゃんが取ってくれるという賭けですよ。」
一「何だ、それだけだったのか。」
てっきり、もっとすごい事を賭けてるのかと・・・あれ?
一「それじゃ、朱里が勝った場合はどうなったんだ?」
朱「そ、それは、な、なな、何でもないですから!
ほんと!お聞きにならなくても全然問題ないです!」
ん〜、ここまで隠そうとすると逆に知りたくなるんだが・・・
一「穏、一体何を賭けたんだ?」
穏「それはですね〜」
朱「わー!わー!わー!穏さん言わないでください!!」
涙目になりながら穏に言う朱里。
う〜む・・・さすがに可哀想になってきた・・・
281 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2007/02/07(水) 21:11:34 ID:wCTHHUFC0
一「わかったわかった。もう聞かないから」
朱「うぅ〜本当ですか?後で穏さんに聞いたりしませんか?」
一「聞かないから、泣き止んでくれ、な?」
朱「はい・・・」
穏「くすくす、良かったですね。朱里ちゃん。
それではご主人様、今度出掛けるときお願いしますね〜」
一「ん、わかったよ。」
穏「後、朱里ちゃん。今回はちょっと卑怯な手で勝っちゃいましたから、
また今度やりましょうね。」
朱「はい・・・お願いします。」
穏「そんなに落ち込まないの、私がやった訳じゃないけど、
聞いた事ある方法を教えてあげる。」
朱「えっ・・・」
穏「んとね、ゴニョゴニョゴニョ」
朱里に耳打ちをし何やら言っている穏。
ん?朱里の顔が赤くなっ・・
朱「穏さん!な、何を言ってるんですか!」
穏「あら〜?でも、本当にそういう話もあるんですよ。
それに〜、朱里ちゃんならやってくれる人もいるじゃないですか」
朱「うぅ〜・・・」
穏「それでは、私は行くので、ご主人様、では」
一「ああ、じゃあ・・」
鼻歌を口ずさみながら上機嫌で穏は去っていった・・・
一「あの、朱里?」
朱「で、ではご主人様、私も行きますので、それでは」
一「え、ちょ、朱里・・・」
思いっきり走りながら朱里は去っていった。
一「書類、どうしよう・・・」


朱里と穏の軍師対決です。
賭けたものは、読めばわかると思うのであえて書かないでみましたw

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