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576 名前:1/4[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 17:38:59 ID:+lX8gXbn0
愛紗「ご、ご主人様!!一大事です!!」
一刀「どうした!?敵襲か!?それともあれか!?詠のあの日か!?」
愛紗「違います!!星が・・星がおかしくなりました!」
一刀「なんだって!!・・・・・・・元からちょっとおかしいし、大丈夫じゃないか?」
愛紗「冗談を言ってる場合では・・いいからついて来てください!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鈴々「よく見るとちょっとだけ楽しそうなのだ」
朱里「でも、表情が真剣そのものなのが不気味です・・・」
翠  「一体ありゃなんなんだ?紫苑とか朱里はなんか知らないのか?」
紫苑「流石に判らないわね・・・最近メンマばっかり食べてたし、それの影響かしら?」
朱里「紫苑さんに同じくです・・いえ、メンマの部分はどうか判りませんけど・・・」
鈴々「あ、愛紗がお兄ちゃん連れて戻ってきたのだ!」

一刀「皆も集まって・・一体星になにがあったのさ」
翠  「なにがあったって・・・・・・・なぁ?」
朱里「私達の方が知りたいぐらいです・・・・」
愛紗「なにはともあれ、星を見てください」
577 名前:2/4[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 17:39:30 ID:+lX8gXbn0
一刀「・・・・ずっと飛び跳ねてるな」
紫苑「・・ええ」
一刀「・・・・真剣な表情だ」
朱里「・・だから怖いんです」
一刀「・・・・いつからああなの?」
鈴々「鈴々が昼に見た時にはもうああだったのだ」
一刀「・・・・なんなんだろうな」
翠  「そりゃこっちが聞きたいよ」
一刀「・・・・メンマかな」
紫苑「あ、やっぱりご主人様もそうお考えになります?」

愛紗「皆平然としてる場合ですか!ご主人様も!」
一刀「いや、平然としてると言うか、あまりにも奇天烈な光景になんか思考が止まってる」
愛紗「なおさら悪いです!」
一刀「いや・・・・どうしたものかな、朱里」
朱里「へっ!?わ、私ですか!?」
一刀「うん、朱里の知識でズバッと解決とか、できない?」
朱里「は、はわわ、なんで星さんがああなったのかが判りませんから、対処法の立てようが無くて・・」
一刀「あれ?星がなんでああやってるのか誰も直接星に聞いてないの?」
朱里「・・・・・・・・・・あ」
翠  「・・・・いや、なんだ」
鈴々「正直怖くて誰も近寄れなかったのだ」
一刀「じゃ俺が直接聞いてみればいいじゃん、おーい!星!」
579 名前:3/4[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 17:40:02 ID:+lX8gXbn0
星  「・・・・・・・・・・・・お?、主殿か・・・っと皆まで揃って、一体どうなされた?」
一刀「いや、星の方こそどうなされたのかなーと」
星  「・・なんですか?それは」
愛紗「なんですか?ではない!星!一体どうしたというのだ、延々と狂人のように飛び跳ね続けて」
星  「誰が狂人か!武に携わるものなら私がなにをしていたかぐらい人目で判るだろう!!」
翠  「・・・・・・・いや」
紫苑「武に携わるもの私達にも」
朱里「そうでない私にも」
鈴々「ちっとも判らなかったのだ」
星  「なんと情けない・・・鍛錬だ、私は鍛錬をしていたのだ」
愛紗「鍛錬?あの狂人のような・・・」
星  「狂人から離れい!主自らがお示しになった鍛錬法を狂人のそれ呼ばわりとは、いくら愛紗でも言葉が過ぎるぞ!」
一同「・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
一刀「ここに来てまさかの俺登場かよ!?」
星  「なにを驚いていなさる?主ではありませんか、私に龍をも従える槍使いの話をしてくださったのは」
一刀(・・・・・・・なんだそれ?)
愛紗「龍をも従える・・・だと?」
580 名前:4/4[sage] 投稿日:2007/02/17(土) 17:40:33 ID:+lX8gXbn0
星  「うむ、主に酒の席で教わったのだ、主のいた世界には「じゃんぷ」という跳躍からの強襲技法を使う槍の達人がいた、と」
紫苑「じゃんぷ?」
星  「うむ、その技法を極めたものの中には竜巻を纏った悪しき女神を討ち果たした者や、襲い来る嵐を一飛びで避けた者もいると言う」
翠  「マジかよ!?」
鈴々「ほぇー・・・・・すごいのだ」
一刀(あああああ思い出した!!そんな事言った!酒の勢いって奴で!)
星  「その伝説の槍使いの技法を得たくてな、朝から鍛錬に励んでいたと言うわけだ」
愛紗「そういう訳だったのか・・・ご主人様も最初からそうと仰ってくれればよろしいものを」
一刀「いや、それはまあ、な、ハハハ (まずい、まずいぞこれは)」
翠  「そうと判りゃあ・・・とりゃっ!!」
鈴々「あ、翠ずっこいのだ!鈴々もする!てやっ! 愛紗もやろっ!」
愛紗「いや・・・これは、本当に効果があるのか?」
一刀(よく言った愛紗!皆を止めて!)
朱里「いえ、上方からの攻撃にはどんな兵も対応が難しいものです、もし技量を積む事ができれば十分戦力になりますよ」
愛紗「そうか・・朱里がそういうならば、ハッ!!」
一刀(バッターアウトッ!!)
星  「結局は愛紗も真似るのではないか、人を散々狂人だなんだと罵っておいて・・」
愛紗「あ、あれは・・・・まさかご主人様のお考えからの事だとは思わなかったからで・・・・」
紫苑「あらあら、皆楽しそうね〜 そうだ!璃々も連れてきましょう♪」
一刀(やめて・・・皆これ以上問題を深刻化させないで・・・・・・)


春蘭「・・・・なにをやっているのだ、あいつらは」
季衣「私に聞かれても判りませんけど〜 なんか楽しそうじゃないですか♪私達もやりましょうよ・・って、春蘭様?」
春蘭「・・・私は、私はあんな連中に延々と敗北を喫してきたというのか・・・・」
秋蘭「泣くか?姉者?」
春蘭「泣かんっ!!」

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