「あれ〜亞莎なにやってんの?」 とある晴れ上がった日、建業王宮の裏庭で荷に囲まれる亞莎を見つけ、小蓮がてけてけやってきた。 「ああ、シャオさま。天気が良いので隠さまの書籍を虫干ししてるのです。整理も兼ねて。」 「へ〜、あれ?こっちはいいの?この本の山……」 「そこは捨てる分です。ご本人だと捨てられないそうで……」 「結構あるね〜いくつか貰っていい?」 「それは構いませんが……珍しいですね。シャオさまが読書なんて。」 「ん〜最近一刀が本読んでるからシャオもね。じゃこの辺の何冊か持ってくね。」 「はい。がんばって読破してください。」 適当に数冊手に取るとにこにこと部屋に戻る。 「(へへ〜亞莎にはああいったけど、この本をネタに一刀のとこ行こうっと〜)あ、いけない。」 パサッと一冊こぼれ落ちた。慌てて拾いぺらぺらとめくる。 「なんか変な本……ん?んん!これは……」 小蓮の指がぴたりと止まり、瞳が丸くなる。 「ふ〜ん、これはいいもの見つけちゃった。うふふ♪」 ……… …… … 「北郷が変?」 「はい。なんだかぼーっとして疲れた感じで……」 明命の話に冥琳が眉間を擦る。 「ああ、それはきっとまた雪蓮が蓮華さまと搾り取ってるのだろう。まったくあれ以来開き直って蓮華さまと競ってるからな。」 「し、搾り取る……ぽっ///」 「失礼ね〜それ私じゃないわよ。」 紅くなる明命の後ろから雪蓮が不機嫌そうに近づいてくる。 「最近忙しいから一刀と寝てないわよ。蓮華じゃないの?」 「ふむ、そういえば最近は一緒だな。しかし北郷もそれなりに仕事を任せてるからな。蓮華さまにも少し加減をしてもらわなければ。」 「そーね、わかったわ♪冥琳。姉の私から注意をするわね。そうときまれば…」 「待て。そうはいかんぞ!この後も長老会との打ち合わせがあるんだ。逃げるな。」 「あ〜ん、冥琳の鬼ぃ〜私も一刀抱きたいぃ〜(涙)」 ずるずる引きづられる呉王に明命が合掌しているところへ噂の妹が忠犬を連れてやってきた。 「あら明命。どうしたの?」 「あ、蓮華さまと思春さま………かぁ///」 蓮華の顔を見てまたまた赤面する黒髪美少女にふたりは?顔で眼を遭わす。 「どうした明命。紅い顔をして風邪か?」 「い、いえなんでもないです!思春さま(汗)」 「そう、大事にしてね、明命。」 「は、はい、ありがとうございます。」 「ところでだけど……か、一刀を見なかったかしら。」 「一刀さまですか…さきほどお部屋に戻られるところを見ました。なんだかぼーっとして…」 「やっぱり!明命にもそう見えたのね。お姉様ったら仕事に影響するほどやるなんて…ホントに……抜け駆けは禁止って言ったのどっちよ……ぶつぶつ……」 親指を噛んでぶつぶつと恨み言を小声で言う蓮華に思春が例によってけしかける。 「蓮華さま、このまま後手に回っては……」 「わかっている。思春、これは少し強引に行くしかないようね。お姉様、ふ、ふふ、ふふふ」 ちょっと怖い笑みを浮かべながら去る蓮華たちを眺めぽつりと明命がつぶやいた。 「あれ?雪蓮さまでも蓮華さまでもないって……ことは?」 ……… …… … 深夜の呉王宮、、 音も無く歩く影が一つ、、、 「ふふふ、待ってなさい。かずと〜今夜は寝かさないわよ♪」 ひたひたと目的の部屋へと急ぐとふと人の気配に気づく。 「ん? あれって……蓮華?」 廊下の向こうにやはり身を縮めて一刀の部屋を伺う妹の姿を見つけこっそり雪蓮は近づいく。 「こ〜ら、なにしてんのよ発情期娘。」 「ひゃ!あ、な……お、お姉様?」 「これから夜ばい?毎日好きね〜今日くらい日頃忙しい姉に譲りなさいよ。」 「なにを言ってるんです。姉様こそ毎晩毎晩一刀を……え?」 「……貴女じゃないの?」 「……お姉様じゃない?」 キョトンと見つめ合うふたりに一刀の部屋から妖しげな声が届く。 『……ん…かずと…気持ちいい…もっと舐めて……』 慌ててふたりは扉に張りつく。僅かに開いた隙間の先には驚きの光景が拡がっていた。 「あん、そこ……舌…気持ちいぃ……かずとぉ〜」 「(な、、、)」 「(シャオ……)」 ふたりの姉が息を呑む先には一刀に股間を奉仕させる妹のあられもない姿がある。 ぴちゃぴちゃと淫靡な水音がふたりの耳朶を打つ。微かなはずの淫音がふたりには驚くほど大きく聞こえた。 「ねぇ……かずとぉ…も…もう…いいから……ちょ…うだい…ね、ねぇ、、」 「・・・」 おねだりする小蓮にむくりと起き上がる一刀。隆々と勃起したマラを小蓮の女陰に当てる様を見て姉たちの瞳が潤む。 「(ああ、すごい……あんなに……)」 「(むぅ、かずとのやつ…私のときより勃起してない?)」 ちゅぷりと亀頭が濡れた襞に埋まっていくのを見てふたりの子宮が疼く。 「(あぁ…あんなに押し拡げて……)」 「(…シャオたら……蕩けた顔して……子供だと思っていたのに……いやらしい)」 己の気づかないうちに舌なめずりをし、もじもじ太ももをすりあわすふたりの前で嬌態はさらに激しくなる。 「はぉ…かずとぉ……いぃ…きもちいいぃ!あ、あたってる!かず…との…さきっ…ぽ…あたると…きもちいいのおぉ!あは、あは、もっとぉ〜もっとツいて!ツいてぇぇ!」 自らも脚を回し腰を振る小蓮の嬌声がふたりの理性を麻痺させていく。 気づくとふたりとも胸をまさぐり女陰に指を這わせていた。 「(はぁ〜す、すごいわシャオ…ぁは…なんていやらしいの…すっかりおんなの…ん…かお…して……)」 「(デカマラに…掻き回されて…あぁ…すっかりメスの顔して…んふ…ぁ…女陰豆おっきくして……女陰汁飛び散らして……あぁ……もう、たまんないわ!)」 痺れを切らせた雪蓮が扉に指をかけ中に入る。蓮華も引かれるようにふらふら入室するが夢中になっているのか死角なためか小蓮たちは気づかない。 「シャ……」 声をかけようとしたとき小蓮が一刀に甘えた声でさらにおねだりをした。 「あん、、ね、かずと…今度は後ろでシて…おねが〜い…」 「・・わかった。」 ぴたりと腰を止めるとずるりと半分ほど埋まったマラを引き抜く。ぽたぽたと愛液を垂らす亀頭の行き先を見て雪蓮、蓮華の息が止まる。 「(まさか……後ろって…)」 「(うそ……そんな…シャオ…おしりで…うそ…)」 ふたりが目を丸くする前でずぶずぶとマラが菊門に埋まっていく。 「はあああ―――っ!かずとがはいってくるぅ――――っ!おふっ!すごっ!はひぃ!ぶっといのぉーすごぃのぉ!あふっ、いいのおぉぉっ、あひ、あひぃ、すごぃぃぃ! シャオ、イッちゃう、ああぁああ、しきゅうがぁ〜こわれちゃう……」 「(あああ、すごいぃ…かずとのが根元まで入ってる……おしりって…そんなに気持ちいいのかしら?……)」 「(このよがりっぷり…初めてじゃないわね……いつの間におしりで…………シャオ、恐ろしい子……)」 妹の狂乱に吸いつけられるようにふらふら姉たちが近づくとさすがに小蓮が気づいた。 「あはぁ…お…ねえ…ちゃんた…きて…たんだぁ……」 「きてたんだじゃないわよ…シャオ、おしり大丈夫なの?」 「うん…へいき……さ…いしょは…いたかっ…たけど…いまは…あひぃ…しきゅう…ありえない…かくどで……ぐりぐりくるのが……たまんないのぉぅぅ……」 「子宮を…ありえない角度で…」 「ぐりぐり……」 目の前の壮絶な嬌態にふたりの喉が鳴る。     ごくりっ…… 「あはぁ…んあぁ!く、くるぅっ!イッちゃうっ!ねえさまに……みられて…イッちゃうのぉぉぉイッぐぅぅぅぅ―――!」 びくんびくん肢体を反らせてイきまくる小蓮にふたりの子宮も不思議と共鳴をするかのように震える。 「あ…あ…ぁあ…やだ…」 「ん…んん!……く…ふ…」 ぶるっと身を揺すると上気した顔に双眸を妖しく輝かせて雪蓮が近づいた。 「派手にイッたわね〜シャオ。さ、お姉ちゃんと交代しよっか♪」 「ず、ずるいわお姉様。私も……」 左右から一刀の腕を引くふたりの姉を見上げて小蓮は息の荒いながらもくすくす笑う。 「も〜ふたりとも我慢できないんだぁ〜くすくす、でもかずとはもうシャオに夢中だから今更お姉ちゃんたちはどうかな〜♪」 「シャオ!なんてこというの!」 「ふ、大きく出たわね。ちょっとおしりでやらせたくらいで甘いわよシャオ。大人の女の実力を見せたげるわ!」 ぐいっと一刀を小蓮から引き抜くとまだ愛液と精液の垂れるマラにひざまずく。 「あぁ、凄い匂い、、、ぞくぞくするわ、、あむっ…れろ…」 「ああ、姉様、、、」 思わず姉を追ってひざまずく蓮華だが姉はすでに夢中になってしゃぶっており指をくわえて眺めるしかなかった。 「姉様ばかりずるい……」 顎が外れんばかりに口を開き髪が乱れるのも気にせず頭を振り回す雪蓮。 その眼が蕩けた彩に染まるのを羨ましそうに眺めてる蓮華だったがふと一刀の顔を見て違和感を感じた。 「(いつもなら姉様にこれだけされたら気持ちよさそうにするのに……なにも感じてないみたい?)」 なにも言わず表情も崩れない一刀に疑念を感じていると雪蓮の動きが止まった。 「なによ……全然イかないじゃない…私に飽きたっての……」 結構傷ついた顔で不快そうな姉に蓮華が指摘する。 「違う姉様、一刀の様子なにか変だわ。」 「変?……そういえばなんだかぼーっとして…まさか。」 一刀の変調に気づいたふたりが小蓮に振り向く。 「んふふ〜かずとはもうシャオしか見えないんだよ♪……って、あれ?…ふたりとも……ど、どうしたのかな〜なんか怖〜い、あははは(汗)」 「ごまかしてもダメよ!シャオ!一刀になにしたの!」 「…ん?いまなにか隠したな。見せなさい!」 「あ〜ん!シャオの!返してぇ!」 「なんだ?小瓶がいくつかと…本?なになに…『これさえあれば安心・彼の魂をわしづかみにする四十八手 作:伏竜 編:鳳雛』……なにこれ春本じゃない。」 「姉様この頁に栞が刺してあるわ。」 「ふむ、この媚薬は口移しで飲ませると相手のいいなりになります。効果は一刻。ふ〜んそ〜ゆ〜こと♪」 指に挟んだ小瓶を面白そうに見る雪蓮の隣で蓮華が小蓮を睨みつける。 「シャオ!一刀になんてことするの!媚薬を使うなんて……」 「だって〜シャオも最初は半信半疑だったけど…試してみたらホントに効いたんだもん。いっぱい余っちゃったし…結構お金かかったんだもん!もったいないでしょ……」 「そ〜ね〜ちょっともったいないかな♪」 ぷうっと膨れる妹に呆れる蓮華を余所に雪蓮が小瓶を一本開けるとぐいっと飲み干す。 「ね、姉様?!」 「あ〜!」 ふたりの前で一刀の唇を奪うと媚薬を流し込み、ごくりっと嘔下したのを確かめると唇を離した。 「ふふふ、一刀、貴方の抱きたい女は誰?」 「しぇれん……雪蓮を抱きたい……」 「ふふ…そっか、じゃあしよっか♪」 そう言って一刀の首に腕を絡め引き倒す。 「しぇ、雪蓮姉様っ!そ、そうゆうのはいけないと……」 「そだよ〜シャオのなのに〜」 しかし雪蓮はそんなことおかまいなしにじゃれあっている。 「んもう…姉様、シャオ貸して!」 「あ!ダメ!姉様!」 小瓶をぐい飲みする蓮華を止めようとしたが遅かった。 雪蓮から一刀を引きはがし接吻をする。 ごくごく嘔下する一刀。その様を見て小蓮の顔色が変わる。 「はわわ…ヤバいよ……あの媚薬は連続三回使っちゃいけないって書いてあったのに……」 そう、媚薬も薬。薬の乱用は危険。たちまちデンジャラスなオーラが一刀から立ちのぼる。 「か、かずと?」 「あは、あはは、シャオし〜らない(汗)」 「ちょっと〜まずくない?」 獣のような唸りをあげる一刀に三姉妹が引き攣った顔で見合う。 「シャオ、どうしたら治るのよ。」 「わかんないけど……いつもは一刻ヤるか五発くらいでおとなしくなったよ。」 「五発って…あんなすごいことなってるアレを満足するまで相手したら煙が出ちゃうわよ。」 そう言ってみな一刀の股間に注目する。 そこには隆々などという言葉では甘過ぎるほどガンガンに血管を浮かせたマラがへそを叩いて反り返っていた。 「なんかさ〜ひと回りくらい、でかくなってない?」 「ホントだ〜びくんびくんっておへそ叩いてる。ただでさえデカマラなのに凄すぎ〜♪」 「あぁ、凄い、、、一刀、つらそう、、、」 「そ〜ね〜こうなったのも私たちのせいだし……シャオ、こーなったら三人総掛かりでやっつけちゃおう♪」 「! うん!それい〜!孫家三姉妹の実力みせちゃお♪」 「え?え?ちょ、ちょっと、姉様?シャオ?あん、押さないで。」 ふたりに押され一刀の前にぺたんとひざまずく。ぶるんと目の前に巨根が突き出された。 「あぁ、すごいにおい……かずと……ん、れろ…」 「ふふ、相変わらずおいしそうにしゃぶるわね……あむっ、じゅる……」 「シャオも〜ぺろぺろ……」 三姉妹のフェラから始まった狂乱は艶々と続く………… 「はあぁ…いぃ…ああ……い……いっ、いっちゃう…シャオいっちゃうのぉ…んんっ、いくっ、いくぅ!」 「あはぁ、すごい…かずとぉ…すごいのぉっ、はひぁ……あはぁ……ぶっとい巨根…こわれちゃう!はひぃ!めちゃくちゃにシてぇかずとぉぉぉ――――っ!」 「あひいいっ、いぐぉぉぉぉっ…すご、かずと、すごぃぃぃぃ!!いぐぅいぐいぐいっちゃうのぅぅ!!!」 「ひぎぃ!おしり、おしり裂けちゃう、、、あは、あはぁ、熱い、、、おしり熱いのぉ、、、あああぁぁぁ、、、すごい、かずとがすごい深くにいるぅ!すごいぃ、いいいぃ、いく?私いくの?おしりでいく?……すご、あひぃ、シャオの…いうと…おり…しきゅうがぁ……裏からぐりぐりぃ……あふぅ……だめ…だめぇ…堕ちちゃう…わらひ堕ちちゃぅぅぅぅ…ふはぁ…堕ちるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ―――――――!!」 「ね、ねえさまぁ、れ、れいふぁも……おしり……だめぇ……熱い……あは、かずとっ、すご、いっぱい…かずとがいっぱいいるぅ…んんんっ……わたしぃ、おしりで……かずとぉ感じてるぅ……いっぱい感じてるのぉ――だめぇ!だめになっちゃう……もう…かずとなしじゃ……だめになるぅぅぅぅ―――――――!!」 ……… …… … 「馬鹿も〜〜〜〜〜〜ん!」 祭の怒声の前で孫家三姉妹がつやつや顔で並んでいる。 「まったく策殿も権殿も小蓮さまと一緒になってなにをやっとるのか!わしは情けなくて堅殿に会わせる顔がないわい。」 「……なに言ってんのよ、自分だって若い頃は母様と無茶苦茶してたくせに……」 「ん〜?策殿なにか?」 「いいえ、べつに〜」 「ふん、まあよかろう。とにかく当分は北郷禁止じゃ!三人ともよいな!」 「えー!お〜ぼ〜だぁ!シャオはんた〜い!」 「ぶーぶー」 「うう、一刀禁止なんて……」 「つべこべ言わん!大体呉の國主とその妹たちが朝議を忘れるほどのめり込んで恥ずかしくないのか?あの部屋、いくら香を焚いても匂いが取れんと冥琳が歎いておったわ。」 呆れ顔でため息をつく祭の前で三姉妹は未練たらたらだ。 「え〜かずとの匂い、消しちゃうのもったいないよ〜」 「気持ち良く失神してたのにいきなり風呂に放り込むし……かずとの匂い取れちゃった、くんくん…」 「はぁ……かずと逞しかった……」 まったく反省の色のない三姉妹に孫呉の宿将は何度目かのため息をつく。 「(まったく反省しとらん……堅殿、間違いなくこの子らはお前の血筋じゃ……ふぅ、一刀もいずれ腹上死かのう。血は争えん……)」 心配する祭を余所に三姉妹の会話は進む。 「ねえさま〜今度はこれ!これやってみよ♪」 「シャオ!だめよこんな……過激な……ごくっ…」 「ふむふむ…ほ〜これはなかなか……ふふふ………じゅる……」 北郷一刀の闘いはまだ始まったばかり……………だ? 〈終 劇〉